最も長い歴史をもつ判例実務誌
判例タイムズ 臨時増刊1245号 (2007年09月25日発売)
平成18年度 主要民事判例解説 倉田卓次 後藤 勇/編
判例収録範囲
民法・商法・知的財産法・民事訴訟法・渉外・行政法・労働法
掲載判例件数
最高裁判例 63件/高裁判例 45件/地裁判例 38件/家裁判例 3件/計149件
掲載判例期限
平成18年12月末までに公刊分
判例収録範囲・詳細
[民法]民法総則/物権・担保物権/債権総論/契約・事務管理・不当利得/不法行為/親族・相続
[商事法]商事法一般/会社法
[知的財産法]特許/商標/種苗/著作権[民事訴訟法]判決手続/民事執行/民事保全/倒産手続
[渉外]
[行政・労働法]租税/地方自治/行政作用/行政争訟/行政組織/団体労働関係
※平成18年度主要民事判例解説審級別言渡年月日順索引付
項目は■判旨■、■参照条文■、■事案の概要■、と分け、更に解説として●問題の所在●、●判例・学説の動向●、●本判決の位置づけ●、●参考文献●、と小項目に分けている。
〔1〕いわゆる仕手筋として知られるAが、大量に取得してB会社の株式を暴力団の関連会社に売却するなどとB会社の取り締まりであるYらを脅迫した場合において、Aの要求に応じて巨額の金員を交付することを提案し又はこれに同意したYらの忠実義務、善管注意義務違反が問われた行為について過失を否定することができないとされた事例 〔2〕会社からみて好ましくないと判断される株主が議決権等の株主の権利を行使することを回避する目的で、当該株主から株式を譲り受けるために対価を何人かに供与する行為と商法(平12法90号改正前)294条ノ2第1項にいう「株主ノ権利ノ行使ニ関シ」利益を供与する行為(積極)
(1)市町村が行う国民健康保険の保険料と憲法84条 (2)国民健康保険の保険料率の算定基準を定めた上でその決定及び告示を市長に委任している旭川市国民健康保険条例(昭和34年旭川市条例第5号)8条(平成6年旭川市条例第29号による改正前のもの及び平成10年旭川市条例第41号による改正前のもの)・12条3項と国民健康保険法81条及び憲法84条 (3)旭川市長が平成6年度から同8年度までの各年度の国民健康保険の保険料率を各年度の賦課期日後に告示したことと憲法84条 (4)恒常的に生活が困窮している状態にある者を国民健康保険の保険料の減免の対象としていない旭川市国民健康保険条例(昭和34年旭川市条例第5号)19条1項と国民健康保険法77条及び憲法25条・14条