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<民事実務研究>建物賃貸借の法定更新をめぐる二つの問題
小川浩
法定更新と連帯保証・更新料
1 遺産分割 11 遺産分割後の問題 105 相続人でない者を加えた遺産分割審判等の効力
評価人の不動産立入等調査義務及び同義務の懈怠と売却不許可事由(最低売却価額決定手続における重大な誤り)
福岡高裁平1.2.14
1 担保権の実行による不動産競売において、担保権の不存在を主張して競売手続を阻止するための方法 2 担保権の実行による不動産競売において、担保権の不存在を理由とする執行異議の申立て及びそれに付随する執行停止の申立てに対する執行裁判所の判断がなされていない状態にあることと、民事執行法188条により準用される同法71条1号にいう競売手続を続行すべきでない事由
東京高裁平1.10.5
不動産競売において、引渡命令の相手方の主張する賃貸借を、売却許可決定を受けた買受人による執行を妨害する目的で仮装されたものと認定した上、右賃借権者主張の留置権の成立を否定し、同人は、民事執行法83条1項本文の引渡命令の相手方となる不動産の占有者に該当するとされた事例
東京高裁平2.10.26
抵当証券に基づく不動産競売申立てにおいて、抵当証券に記載されている弁済期が未到来であるとき、抵当証券に記載されていない期限の利益喪失約款によって、実体法上は弁済期が到来していることを主張し、それを法定文書以外の文書で立証することの可否
東京高裁平4.3.6
不動産競売において、物件明細書に濫用的短期賃貸借の表示がなされなかったことについて、その作成に重大な誤りがあったとして、最高価買受申出人に対し売却不許可決定がなされた事例
東京地裁平4.10.13
一般債権者による賃料債権の差押前に賃貸建物について設定登記をしていた抵当権者は、右差押に後れて物上代位権を行使し、一般債権者に優先して配当を受けることができるか(積極)
東京高裁平6.3.30
債権差押命令の申立てが差し押さえるべき債権の特定を欠くため不適法とされた事例
東京高裁平7.10.18
競落した土地内に第三者所有の件外建物の一部分が侵入してることが外部から観察すれば分かるときには、買受人に民事執行法75条1項にいう「責めに帰することができない事由」がなかったとはいえず、売却許可決定の取消しは認められないとされた事例
東京高裁平9.10.14
いわゆる全面的価格賠償の方法により共有物を分割することの許される特段の事情の存否について審理判断することなく競売による分割をすべきものとした原審の判断に違法があるとされた事例
最高裁第二小法廷平10.2.27
不動産引渡命令において、実行抵当権以外の抵当権の被担保債務者で債務不履行の状態にある者が長期賃借権を主張することは、信義則に反し許されないとされた事例
東京高裁平11.1.29
不動産、船舶、動産及び債権以外の財産権に対する強制執行において、譲渡命令の申立てがあった場合に、執行裁判所が、その価額を0円と定めた上、これを差押債権者に譲渡する命令を発することは許されないとされた事例
最高裁第二小法廷平13.2.23
将来発生する5年分の診療報酬債権に対する差押えが認容された事例
札幌高裁平15.2.24
裁判上の和解を債務名義とする間接強制の決定がされた後に,その和解の債務名義性を否定して同決定に基づく執行文付与の請求を棄却した第1審判決が控訴審において取り消された事例
福岡高裁平成17年6月1日判決
子の監護に関する処分調停事件の執行力ある調停調書正本に基づく間接強制申立事件において、民事執行法167条の15第1項ただし書を適用して、申立てを却下した事例
大阪家裁平17.10.17
(1)強制執行停止決定の担保について債権者が他の債権者に先立って弁済を受け得る被担保債権の範囲 (2)被供託者が供託者に対し強制執行停止決定の担保である供託金につき還付請求権を有することの確認を求める訴えが確認の利益を欠くものとして却下された事例
大阪高裁平17.10.21
いわゆる不執行の合意があったことを主張して強制執行の排除を求める債務者がとるべき方法
最高裁第二小法廷平成18年9月11日決定