判例タイムズ

はしがき・目次

塩崎勤    小山稔    高橋宏志    井上治典   

座談会　差止めと執行停止の理論と実務

塩崎勤    小山稔    大塚直    高橋宏志    瀬木比呂志    井上治典    秋山幹男   

差止め・総論　差止的救済の有用性に関する一展望　新たな民事救済の世紀に寄せて

川嶋四郎   

差止め・総論　差止めと損害賠償との関係について

角森正雄   

差止め・民事（１）知的財産権　知的財産権における仮処分・保全の必要性

吉田和彦   

差止め・民事（２）特許権　特許権侵害における差止め

田村善之   

差止め・民事（２）特許権　特許権侵害予防請求の「侵害するおそれ」と廃棄請求の「予防に必要な行為」

山田知司   

東京地裁平10.3.23

差止め・民事（２）特許権　日本国内における被告の行為に対する米国特許権に基づく差止め及び損害賠償請求が、いずれも棄却された事例

山元裕子   

東京地裁平11.4.22

差止め・民事（３）実用新案権　いわゆる使い捨て製品について、実用新案権および意匠権が国内消尽しないとされた事例

松葉栄治   

東京地裁平12.6.6

差止め・民事（４）意匠権　機能・方法の保護と意匠法及び不正競争防止法（消極）

早稲田祐美子   

東京地裁平11.2.25

差止め・民事（５）商標権　商標権に基づく差止請求

塩月秀平   

差止め・民事（５）商標権　１　商章の使用と商標権に基づく使用差止請求権の成否　 ２　商標権の準占有権に基づく差止請求権の成否

松田政行   

東京地裁平5.11.19

差止め・民事（５）商標権　外国法人が有する商標権の侵害を理由とする商品譲渡等の差止め

熊谷健一   

東京地裁八王子平9.2.5

差止め・民事（６）不正競争法　不正競争行為差止請求訴訟の土地管轄と国際裁判管轄

野村秀敏   

差止め・民事（６）不正競争法　商品形態の模倣と不正競争防止法２条１項３号に基づく差止請求権者

竹岡八重子   

東京地裁平11.1.28

差止め・民事（６）不正競争法　著名な寺号の地下鉄駅名称への使用は不正競争行為に当たるか　泉岳寺事件

齋藤浩貴   

東京地裁平6.10.28

差止め・民事（７）著作権　著作権侵害による差止請求権

富岡英次   

差止め・民事（７）著作権　将来発行される新聞記事の要約文書を将来作成、頒布する行為の差止め

富岡英次   

東京地裁平3.9.24

差止め・民事（８）日照権　商業地域に指定されている地域で、日照被害を理由とする１４階建マンション全体について建築禁止の仮処分の申立が認容された事例

青木英憲   

大分地裁平9.12.8

差止め・民事（９）騒音・振動　騒音・振動に対する差止めについて

塩崎勤   

差止め・民事（９）騒音・振動　人格権に基づく抽象的不作為請求が適法とされ、差止請求は受忍限度をこえていないが、損害賠償請求は受忍限度をこえているとされた事例

佐野裕志   

大阪高裁平4.2.20

差止め・民事（９）騒音・振動　自衛隊機及び米軍機の離着陸等の民事差止請求の可否　厚木基地騒音公害第一次訴訟

原強   

最高裁第一小法廷平5.2.25

差止め・民事（１０）環境　人格権・環境権に基づく差止請求権

淡路剛久   

差止め・民事（１０）環境　西淀川大気汚染公害訴訟（第２～４次）と抽象的差止請求の適否

高見進   

大阪地裁平7.7.5

差止め・民事（１０）環境　原子力施設の建設・運転に対する環境権に基づいた差止請求を棄却した判決

山本浩美   

仙台地裁平6.1.31

差止め・民事（１１）人格権（肖像権）　元総理大臣の胸像の無断公開・展示差止請求が認容された例

二宮照興   

東京地裁平3.9.27

差止め・民事（１２）人格権（ストーカー）　歌舞伎役者が女性ファンに対し、歌舞伎を演じる権利等を侵害されたとして求めたストーカー行為等の禁止等が認容された事例

小磯武男   

大阪地裁平10.6.29

差止め・民事（１３）人格権（プライバシー）　住居情報の公開によるプライバシー侵害と書籍の出版・販売の差止め

前田陽一   

東京地裁平10.11.30

差止め・民事（１４）パブリシティ権　パブリシティの権利に基づく差し止め請求

馬橋隆紀   

東京高裁平3.9.26

差止め・民事（１５）建物区分所有　区分所有建物で、共同利益に反する行為が行われた場合に、これを差し止めするために、区分所有法はどのような制度をおいているか？

伊豆隆義   

差止め・民事（１５）建物区分所有　マンション内のカラオケスタジオと差止め請求　手続側面と実体的側面

伊豆隆義   

東京地裁平4.1.30

差止め・商法（１）株式関係　新株発行の差止め

中島弘雅   

差止め・商法（１）株式関係　公告又は株主に対する通知を欠く新株発行の差止め

小林久起   

最高裁第二小法廷平10.7.17

差止め・商法（１）株式関係　新株発行が有利な発行価額及び不公正発行に該当するとして差止められた事例

富永敏文   

東京地裁平1.7.25

差止め・独占禁止法　独占禁止法上の差止請求

岸井大太郎   

差止・行政（１）行政事件訴訟法　行政事件訴訟法上の差止訴訟

西口元   

差止め・行政（２）河口堰　事前差止めにおける当事者の立証責任と裁判所の審査方法

安西明子   

岐阜地裁平6.7.20

差止め・行政（３）原子炉　原子炉設置許可処分の無効確認訴訟の補充性

内山衛次   

最高裁第三小法廷平4.9.22

差止め・行政（４）騒音　騒音被害等を理由とする空港滑走路の供用禁止等を求める行政訴訟の適法性（消極）

影浦直人   

東京地裁平4.3.18

差止め・行政（５）伐採・開発工事　人格権に基づく、土地の造成工事、校舎建築工事の差止め

塩谷國昭   

奈良地裁葛城支平2.7.11

差止め・行政（６）住民訴訟（公金支出）　公金支出に関する住民訴訟

藤山雅行   

差止め・行政（６）住民訴訟（公金支出）　地方自治法２４２条の２第１項１号に基づく差止請求の特定の程度

宮川聡   

最高裁第三小法廷平5.9.7

差止め・行政〔６〕住民訴訟（公金支出）　１　本来支出命令の権限を有する区長が部下職員に右権限を委任している場合、右区長は、地方自治法２４２条の２第１項１号に定める「当該執行機関又は職員」に当たる者として、差止請求住民訴訟における被告適格を有するか　 ２　区の助役が特定の支出負担行為を専決により処理している場合、右助役は、地方自治法２４２条の２第１項１号に定める「当該執行機関又は職員」に当たる者として、差止請求住民訴訟における被告適格を有するか　 ３　地方自治法２４２条の２第１項柱書中のただし書に定める「回復の困難な損害を生ずるおそれがある場合」は、同項１号に定める差止請求住民訴訟における訴訟要件か　 ４　東京都新宿区内の旧陸軍軍医学校跡地から発見された人骨の火葬又は埋葬に要する約４５０万円の費用について、地方自治法２４２条の２第１項１号に基づき、その支出負担行為、支出命令及び公金の支出の差止めを求める住民訴訟が、同項柱書中のただし書きの定める「回復の困難な損害を生ずるおそれがある場合」に当たらないとして、却下された事例

小久保孝雄   

東京地裁平6.12.5

差止め・行政（６）住民訴訟（公金支出）　地方自治法２４２条の２第１項１号の差止請求権を被保全権利とする仮処分の可否

菊池光紘   

函館地裁平4.12.16

差止め・行政（７）住民訴訟（その他）　陸上自衛隊の施設建設に関する協定と地方自治法２４２条１項の「契約」

齊木敏文   

水戸地裁平1.3.14

差止め・労働（２）　労働事件における差止め

福岡右武   

差止め・労働　出向命令の法的根拠と人事権濫用の要件

本橋一樹   

大阪地裁平6.8.10

差止め・労働　役員の退職後の競業避止義務を定める特約及び就業規則の有効性と競業行為の差止請求

池田辰夫   

東京地裁平7.10.16

執行停止　上訴等に伴う執行停止

三代川俊一郎   

執行停止　請求異議等に伴う執行停止（民執）

西口元   

執行停止　執行抗告・執行異議と執行停止

新堀亮一   

執行停止　保全異議・保全取消し及び保全抗告に伴う執行停止

古閑裕二   

執行停止　調停・特定調停に伴う執行停止（民調特調）

石田賢一   

執行停止　競売手続停止の仮処分、抵当権実行禁止の仮処分

甲良充一郎   

書式集