[目次]
第1 本稿の目的
第2 弁論主義の位置づけ
第3 審理途中における諸問題
第4 争点整理について
第5 まとめ
[目次]
Ⅶ 設計・監理の債務不履行・不法行為に関する事件の審理モデル
第1 要件事実等
第2 債務不履行に関する典型的な争点
第3 不法行為に係る典型的な争点
第4 早期に確定すべき基本的な事実関係
第5 早期に提出されるべき基本的な書証
第6 主張立証,審理運営上のポイント
第7 参考書式等
[目次]
Ⅰ はじめに
Ⅱ オーストリアにおける裁判官の権限
Ⅲ ドイツにおける裁判官の権限
1 はじめに
2 裁判官の権限を強化する制度
3 裁判官の権限の強化についての評価
4 民事訴訟の実体化
Ⅳ 日本の争点整理手続における裁判官の権限
1 条文規定
2 裁判所の争点整理への後見的関与
3 裁判所主導の争点整理との均衡を保つための当事者権への配慮
4 当事者権の確立のための法的概念
Ⅴ 結び
[目次]
Ⅵ 設計・監理の報酬請求に関する事件の審理モデル
第1 設計・監理業務に関する基本的知識
第2 要件事実等
第3 典型的な争点
第4 早期に確定すべき基本的な事実関係
第5 早期に提出されるべき基本的な書証
第6 主張立証,審理運営上のポイント
第7 参考書式等
1 はじめに(第9回迅速化検証結果の公表に当たって)
2 新型コロナウイルス感染症の影響と裁判所の対応
2.1 新型コロナウイルス感染症を巡る社会的事象と裁判所対応の全体像
2.2 東京地家裁本庁における令和2年の月ごとの事件の概況及び裁判所の対応
2.3 検証検討会での議論
2.4 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて
3 地方裁判所における民事第一審訴訟事件の概況及び実情
3.1 民事第一審訴訟事件等の概況
3.1.1 民事第一審訴訟事件全体の概況
3.1.2 個別の事件類型の概況
3.1.2.1 医事関係訴訟
3.1.2.2 建築関係訴訟
3.1.2.3 知的財産権訴訟
3.1.2.4 労働関係訴訟
3.1.2.5 行政事件訴訟
3.2 民事第一審訴訟事件に係る実情調査の結果
3.3 検証検討会での議論
3.4 今後に向けての検討
4 地方裁判所における刑事通常第一審事件の概況及び実情
4.1 刑事通常第一審事件の概況
4.1.1 刑事通常第一審事件全体の概況
4.1.2 裁判員裁判対象事件の概況
4.2 刑事通常第一審事件に係る実情調査の結果
4.3 検証検討会での議論
4.4 今後に向けての検討
5 家庭裁判所における家事事件及び人事訴訟事件の概況及び実情等
5.1 家事事件の概況
5.1.1 家事事件全体
5.1.2 遺産分割事件
5.1.3 婚姻関係事件
5.1.4 子の監護事件
5.2 人事訴訟事件の概況等
5.3 家事事件及び人事訴訟事件に係る実情調査の結果
5.4 検証検討会での議論
5.5 今後に向けての検討
[目次]
第1 はじめに
第2 携帯電話端末の位置情報等を取得するための捜査をめぐる諸問題
1 基地局情報を用いた携帯電話端末の位置探索
2 近時の捜査手法
3 問題点及び検討
第3 証拠物の位置情報取得等を目的とした捜査をめぐる諸問題
1 コントロールド・デリバリー捜査の実情
2 捜索差押許可状請求の現状及び問題点
3 対象貨物に位置追跡装置を取り付ける方法の現状と問題点
第4 携帯電話端末内の情報の取得や分析を目的とした捜査をめぐる諸問題
1 押収した携帯電話端末内の情報確認
2 携帯電話端末のロック解除
第5 リモートアクセスをめぐる諸問題
1 平成23年刑訴法改正
2 電子計算機の差押えにおける電気通信回線で接続している記録媒体からの電磁的記録の複写の処分(リモートアクセスによる複写の処分)
3 現行刑訴法で規定されているリモートアクセスによる複写の処分の限界
4 リモートアクセスを目的とする再度の差押え,検証によるリモートアクセスの可否
5 アクセスするサーバが国外にある(可能性のある)場合の問題点
第1 はじめに
第2 事例の紹介等
第3 意見交換
第4 まとめ
(事例スライド)
(患者側弁護士コメント)
(医療機関側弁護士コメント)
出席幹事名簿
第1 はじめに
第2 仲介契約
1 仲介とは
2 仲介契約の法的性質
第3 仲介業者の報酬請求権について
1 根拠
2 要件
3 宅建業法上の報酬額に関する規制
第4 売買契約が解除された場合における仲介業者の報酬請求権について
1 問題の所在
2 学説等
3 裁判例の傾向と分析
4 最高裁昭和49年判決について
5 検討
第5 現行民法との関係について
第6 おわりに
別紙 裁判例一覧
[目次]
第1 本稿の内容等
第2 保釈の運用等について
1 はじめに
2 集積事例を基にした分析
3 罪証隠滅のおそれに関する判断の在り方について(考察)
4 裁量保釈の判断について
5 保釈の判断の更なる適正化に向けて
第3 勾留の運用等について
1 はじめに
2 罪証隠滅のおそれの判断について
3 逃亡のおそれの判断について
4 勾留の必要性について
5 勾留にまつわるその他の問題
第4 おわりに
[目次]
第1 はじめに
第2 大阪高裁における交通事故事件
第3 責任論
第4 損害論
第5 自動運転の将来
第6 おわりに
第7 質疑応答
[目次]
第1 はじめに
第2 事例
第3 信託目的
第4 信託契約
第5 信託財産(信託不動産)
第6 信託財産責任負担債務
[目次]
1 はじめに(本稿の意図)
2 間接事実による故意の認定について
3 最高裁の三判決等の判示で取り上げられたその他の事実や新たな特殊詐欺等に関係する問題について
4 最後に
1 新型コロナウイルス感染症については,日本国内での発生・感染拡大を踏まえ,政府が,令和2年4月7日,新型インフルエンザ等対策特別措置法32条1項に基づく緊急事態宣言を行った(同年5月25日,同条5項に基づく緊急事態解除宣言をした。)ほか,令和3年1月7日には2回目の緊急事態宣言を行った(その後延長)ところである。政府は,地方公共団体と共に種々の対策を講じているが,世界中で感染が拡大しており,国内においても変異株が各地で確認されるなど,なお予断を許さない状況が続いている。このような状況下において,令和2年6月期の定時株主総会については,新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止が社会的に強く要請され,必ずしも十分な準備期間がない中で,前例のない事態への対処が求められたことから,各社とも難しい対応を強いられたものと考えられる。感染拡大防止の観点から,株主総会の開催そのものを延期した会社があった一方で,法務省・経産省等が公表した見解等も踏まえ,株主の会場への入場の制限,ハイブリッド型バーチャル株主総会1)の実施等,従来と異なる態様による開催をした会社も相当数あった2)。また,基準日を事業年度の末日とすることを維持するために継続会方式を採用した会社も複数あったようである。...
【問題1】
1 問題の所在
2 平時の議論
3 新型コロナウイルス感染症の流行下における考え方
【問題2】
1 問題の所在
2 平時の議論
3 新型コロナウイルス感染症の流行下における考え方
【問題3】
1 問題の所在
2 平時の議論
3 新型コロナウイルス感染症の流行下における考え方
【問題】
1 問題の所在
2 ハイブリッド出席型バーチャル株主総会とその取扱いについて
(1)実施ガイドの見解の骨子
(2)実施ガイドの見解の法的論拠
3 小問(1)(通信障害等が発生した場合の審議等への参加の制限)について
(1)一部株主の議決権行使の制限とリアル株主総会の決議の瑕疵
(2)通信障害によるバーチャル出席株主の議決権行使の制限と決議の瑕疵
4 小問(2)(バーチャル出席株主の動議提案を制限することの可否)について
(1)議案提案権の行使とリアル株主総会の決議の瑕疵
(2)バーチャル出席株主の動議提案の制限について
(3)小括
5 小問(3)(バーチャル出席株主の動議の採決における取扱い)について
(1)書面等による議決権行使と動議の採決における取扱い
(2)バーチャル出席株主の動議の採決における議決権行使の可否
(3)小括
【問題】
1 問題の所在
2 少数株主の株主総会招集請求権(会社法297条)と定時株主総会に関する平時の議論
(1)少数株主の株主総会招集請求権の意義と要件について
(2)少数株主の定時株主総会の招集請求の可否
(3)少数株主の株主総会招集許可申立てと権利濫用
3 新型コロナウイルス感染症の流行と定時株主総会の開催等
4 計算書類の承認を議題とする株主総会の招集許可申立てについて
(1)要件②との関係
(2)要件③との関係
(3)権利濫用との関係
5 剰余金の配当を議題とする株主総会の招集許可申立てについて