《解 説》
一 X、Yはいずれも訴外Aの債権者である。X、Yともに、訴外Aから、訴外AのB外七社に対する現在及び将来の債権の譲渡担保を受け、その旨を債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律(以下「債権譲渡特例法」という)に基づき登記し、対抗要件を具備した。ところで、登記の時期は、...
《解 説》
一 事案の概要は次のとおりである。X1は、平成四年七月三一日に、Yが経営するA歯科医院で診察を受け、同六年八月二〇日まで歯周病等の治療のため通院し、その間、Y及びその被用者であるB医師による治療を受けた。X1は、歯周病が悪化し、歯の痛み、出血が止まらなくなったのは、Yら医師が、...
《解 説》
一 本件は、被告会社の代表取締役である被告人が、被告会社の業務に関し、免許を受けないで、本邦内にある送金依頼人らから、大韓民国内にある受取人らへの送金の依頼を受け、送金資金として本邦通貨を受領した上、直接現金を大韓民国内に輸送せずに、同国在住の共犯者に対し、ファクシミリで送金依...
抵当不動産の賃借人が抵当権設定登記の後に賃貸人に対して取得した債権を自働債権とする賃料債権との相殺をもって賃料債権に物上代位権の行使としての差押えをした抵当権者に対抗することの可否(消極)
《解 説》
一 Xは、貸金業者であるところ、昭和五七年一二月八日、Yに対し、四〇万円を、弁済期日を昭和六〇年一二月七日、利息を日歩一九銭、遅延損害金を日歩二二銭と定めて貸し付けた。
そして、Yは、その後元金と利息を支払ったが、昭和五八年六月八日、同日支払うべき利息の支払を怠った。
そこ...
《解 説》
一 Xは、平成八年一〇月当時、Y2の設置する「横浜高等学校」の一学年に在籍し、柔道部に所属していたが、同月一五日、柔道部部室において雑巾がけをしていた際、上級生のY1によって前部からプロレス技をかけられたため、頭部から床に落下し、頸椎損傷の傷害を負った。
そこで、Xは、Y1に...
《解 説》
本件は、A漁業組合の組合員であるXら(原告、反訴被告)が、A漁業組合の組合長であるY(被告、反訴原告)に対し、Yには忠実義務違反があるとして、水産業協同組合法四四条が準用する商法二六七条に基づいてA漁業組合に対して損害賠償を支払うよう求め(本訴事件)、Yは、Xらの本訴提起が不法...
《解 説》
一 本件は、被告が森林法(平成一一年法律第八七号による改正前のもの。以下同じ。)一〇条の二に基づいてした開発行為の許可処分について、開発区域の周辺に居住し又は立木等を所有するなどする原告らが、その取消しを求めた行政訴訟である。本件開発許可は、山林をゴルフ場として造成するための開...
《解 説》
一 事案の概要
Y(被告、控訴人兼附帯被控訴人、上告人兼上告受理申立人)には、従業員で組織される労働組合として、従前からA組合があったが、その後B組合も結成された。A組合とYとは、ある年度のベースアップについて団体交渉を行い、金額については合意したものの、Yが協定書の記載に関...
《解 説》
一 事案の概要
本件は、Xらが、その子Aが交通事故後搬送されたY病院の医師Bの医療過誤により死亡したと主張して、Yに対し不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。
Aは、自転車を運転中タクシーと接触して転倒し、頭部等を打撲し、頭蓋骨骨折を伴う急性硬膜外血腫の傷害を負った。...
《解 説》
一 本件本訴は、Aの相続人である二男Xが、「遺言者A所有の不動産である東京都荒川区○○○△丁目□番□号をXに遺贈する」旨の記載のあるAの自筆証書遺言によって、同住所に所在する本件土地建物のAの共有持分を取得したと主張して、本件土地建物の他の共有持分者であるYらに対して、本件土地...
《解 説》
一 本件は、抵当権に基づく抵当目的不動産に係る賃料物上代位と、賃借人が賃貸人に対して有する一般債権と賃料債権の相殺の合意との優劣が問題となった事案である。
二 銀行であるXは、Aに対し、貸金債権を有し、A所有の本件建物について根抵当権を有している。Yは、Aから本件建物の一階部...
《解 説》
一 本件の概要は、被告人ほか一名が、被害者を自動車で拉致して強姦しようとしたが、被害者が被告人らの隙をついて走行中の自動車の窓から飛び降りて逃げ出したため、姦淫は未遂に終わったが、その間、被告人らは、被害者が助けを求めるのを妨害し、かつ姦淫を承諾させるための手段として車内で被害...