最も長い歴史をもつ判例実務誌
《解 説》
1 事案の概要
原告ら(口頭弁論終結時の原告数は170人)は,昭和31年7月から昭和34年9月にかけてドミニカ共和国(以下「ドミニカ」という。)へ移住し,その国営入植地に入植した者(ただし,うち5人は,ドミニカにおいて出生した者)である。第1事件及び第2事件の原告らは,昭和3...
《解 説》
1 本件は,被告を保険者とし,日税連を保険契約者とする税理士職業賠償責任保険に加入していた税理士である原告が依頼者らから譲渡所得税申告手続を受任したところ,租税特別措置法の規定する代替資産取得に関する特例制度の解釈を誤り,同じく租税特別措置法の規定する5000万円控除の特例制度...
《解 説》
1 本件は,Xが,Yらに対し,不法行為又は債務不履行に基づき,損害賠償を求めた事案であり,融資と建物建築が一体となった計画の勧誘において建築会社及び金融機関の顧客に対する説明義務違反の有無が問題となったものである。
建築会社Y1の担当者は,顧客であるXに対し,融資(本件貸付け...