[解 説]
1 事案の概要(なお,略称は,本判決の略称に従う。)
(1)本件は,被控訴人が,控訴人との間で,利息を月2割とする約定で,控訴人に100万円を貸し付けたと主張して,控訴人に対し,本件貸付金等の返還を求めたところ,控訴人は,本件利息約定は,出資の受入れ,預り金及び金利等の取締りに...
《解 説》
1 事案の概要
(1) 本件は,特別養護老人ホーム(以下「本件施設」という。)の入所者に対して虐待行為が行われている旨の新聞記事が同施設の介護職員である被上告人らからの情報提供等を端緒として掲載されたことにつき,本件施設を設置経営する社会福祉法人である上告人が,虐待行為につき複数...
[解 説]
Xは,不動産賃貸等を営む者であり,税理士であるYに対し,平成11年度から平成17年度までの所得税の確定申告にかかる青色申告決算書及び確定申告書の作成を委任し,作成された確定申告書等を提出して確定申告を行ったところ,平成18年に至り,税務署による税務調査を受け,上記各年度の不動産収...
[解 説]
Xは,平成17年7月から平成19年10月にかけて,株式会社Y1の従業員Y2の勧誘により,海外の投資会社との間で,同会社が出資金を運用する金融商品への出資を行う旨の複数の匿名組合契約(本件各匿名組合契約)を締結し,出資金及び契約手続・管理サービス報酬として合計8450万4659円を...
[解 説]
1 X1とA(X2の父)は,本件建物を建築するに際して,住宅金融公庫から融資を受け,連帯債務者となった。その際,X1とAは,住宅金融公庫特約火災保険として,Y(損害保険会社)との間で,被保険者をX1・X2,保険の目的を本件建物とする保険契約を締結した。X1・X2は夫婦であるがAと...
[解 説]
Xは,発明の名称を「ピリドベンゾオキサジン誘導体」とする本件特許権(医薬品販売名「クラビット錠」)を有していたが,同特許について,存続期間(4年11月7日)の延長登録を受けた。これに対して,Yらは延長登録無効審判請求をしたところ,特許庁は,「2年6月5日を超える期間の延長登録を無...
[解 説]
1 本件は,「肌優」の漢字2文字からなる商標(本件商標)が,中段に漢字「優肌」,上段にひらがな「ゆうき」,下段に欧文字「YU―KI」を配した引用商標と称呼,外観及び観念のいずれにおいても類似しないから,商標法4条1項11号に該当しないとした無効不成立審決の取消訴訟である(審決では...
[解 説]
1 中国法人であるXは,電気通信役務利用放送事業者のY1及び同社から委託を受けた電気通信事業者Y2が中国のテレビドラマ「苦菜花」(以下「本件ドラマ」という。)についてCSデジタル放送(通信衛星〔CS〕を利用したデジタル多チャンネル放送)をした行為が本件ドラマについてXの有する著作...
[解 説]
1 事案の概要
(1) 原告らは,発明の名称を「パンチプレス機における成形金型の制御装置」とする本件特許権を共有する者である。
被告は,本件特許について,特許無効審判を請求し,当初,審判請求不成立の審決(前審決)がされたが,これを取り消す旨の判決(前判決)が確定した。再度の審...
[解 説]
1 本件は,AがYの開設する病院に腹痛を訴えて明け方に受診し入院したが,その日の午後に同病院で死亡したことにつき,Aの相続人であるX1,X2が,Yには,Aが絞扼性イレウスであることを疑い診察や検査をすべき義務があるのに,これを怠った過失があるなどと主張して,Yに対し,不法行為(民...
[解 説]
1 本件は,地方公共団体である被告(西伊豆町)のみが指定ごみ袋を販売するものとして,被告が販売しているごみ袋と同一の規格・成分のごみ袋であっても民間業者がそれを指定ごみ袋として販売することを認めないことは,憲法22条1項が保障する営業の自由を侵害するもので違法であること,及び,被...
《解 説》
1 本件は,英国に本拠を置く多国籍製薬企業集団に属する内国法人X社が,シンガポールにおけるその子会社の未処分所得につき,Y税務署長から,いわゆるタックス・ヘイブン対策税制である租税特別措置法(平成12年法律第97号による改正前のもの。以下「措置法」という。)66条の6第1項を適用さ...
[解 説]
1 Xらは税理士であるが,通信機器の販売会社Aの従業員らを通じてリース業者であるYとの間で,X1について平成17年9月13日に電話機(X1契約)の,X2について平成15年9月25日に電話機(X2第1契約)及び同年11月6日にファックス(X2第2契約)の,リース契約をそれぞれ締結し...