《解 説》
1 本件は,納税者Xから平成6年分の所得税の申告を委任されたA税理士が税務署職員と共謀して架空経費を計上した内容虚偽の納税申告書を作成,提出して過少申告を行っていたことが発覚し,Xが修正申告をしたところ,Y税務署長から,平成10年3月30日付けで過少申告加算税及び重加算税の各賦...
《解 説》
1 本件は,東京都羽村市の住民X1らが,市が施行する予定の羽村駅西口土地区画整理事業は違法であると主張し,平成13年度一般会計歳入歳出決算書の抜粋(写し)等を添付して,同年度に不当,違法に支出された公金を羽村市に返還し,今後もこのような不当,違法な事業に対し公金を支出しないよう...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,Yらが輸入・販売した鞄の形態が,Xが販売していた鞄(原告商品)の形態を模倣したものであり,Yらの行為が不正競争防止法2条1項3号の不正競争に該当するとして,Xが,Yに対し,同号及び同法4条に基づき,不正競争の損害の賠償を求めた事案である。
Yは,原告...
《解 説》
1 本件は,文部科学省登山研修所(当時は文部省登山研修所)が大学の山岳部及びワンダーフォーゲル部等のリーダーなどを対象として主催した平成11年度山岳部リーダー冬山研修会(以下「本件研修会」という。)において,北アルプス大日岳頂上付近で雪庇の崩落により発生した雪崩事故によって死亡...
《解 説》
1 本件は,X大学が,Yらが所属しているサークルが使用していたサークルボックス(以下「本件建物」という。)について,その使用禁止処分を発したにもかかわらず,Yらが,本件建物の使用を不法に継続しているとして,所有権に基づく明渡しを請求した事案である。
2 本件の中心的争点は,①...
《解 説》
1 本件は,被告人らが,個室マッサージ店の実質的な経営者であった被害者を殺害し,被告人Aにおいて同店舗の経営を承継したとして,経営上の権益を強取したという2項強盗殺人罪で起訴された事案である。
2 ここでいう「経営上の権益」とは,もとより法律上の概念ではないが,起訴状の記載や...
《解 説》
1 本件は,乾燥装置に関する特許権(本件特許権1),回転巻上羽根を有する乾燥装置に関する特許権(本件特許権2)及び被乾燥物の乾燥方法に関する特許権(本件特許権3)の特許権者であるX1並びに各特許権の独占的通常実施権者であるX2が,Yに対し,Yの製造・販売する乾燥装置(被告装置)...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,Y証券会社との間で,国内上場株式に加えて店頭登録株式や外国証券をも主要な投資対象とするハイリスク型の株式投資信託,他社株転換可能債(いわゆるEB債),外国株等(以下「株式投資信託等」という。)の取引を行ったXが,Y証券会社の従業員(以下「従業員」という...
《解 説》
1 本件は,芸能人であるXら16名が本件雑誌(ブブカスペシャル7)の出版社及びその発行人等であるYら4名に対し,Xらの写真等の掲載された同雑誌を出版・販売したYらの行為は,肖像及び情報プライバシー権及びパブリシティ権を侵害すると主張して,不法行為に基づく損害賠償金の支払を求めた...
《解 説》
1 本件は,妻であるXが別居中の夫であるYに対し婚姻費用の分担を求める事案である。XとYには3人の未成熟子(15歳以上19歳以下の子1人,14歳以下の子2人)がいるが,Yが単身自宅を出て別居し,Xが3人の子を監護養育している。Yは,独立開業している税理士であり,Xは,かつてYの...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,「酸性水中油型乳化調味料」に関する本件発明1,2(本件発明2は,本件発明1の構成について,更に数値限定をした発明である。)についての特許の特許権者であるXが,特許異議申立てを受け,上記特許を取り消した特許庁の決定の取消しを求めた事案である。
Xは,①...
《解 説》
1 事案の概要
秋子は,平成15年2月6日,脳梗塞のため訴外病院に入院して治療を受け,その後,4月3日,リハビリテーション目的で被告病院に入院した。同日行われた心電図検査では,心房細動が認められた。秋子は,同月30日午前7時45分から強度の腹痛を訴え,午前10時から正午までの...
《解 説》
1 Xは,「二輪車の取り外し可能ハンドルにおいて,位置調節が可能な快速取り外し装置が設けられ,ハンドルに嵌合されている定位体は,左右に夫々半円弧形のハンドルホルダーを有することを特徴とする」二輪車の取り外し可能ハンドルに係る登録実用新案の実用新案権(本件実用新案権。平成5年法律...
《解 説》
1 事案の概要
(1) 本件は,原告が,
ア 直属の上司であった被告Aから勤務時間中に職場の誰もいない部屋で後ろから抱きつかれたり,また,勤務時間後に職場の懇親などを意図して日常的に行われていた職場の食事会で太股などを触られたりするなどのセクシャルハラスメントを受け,それを...
《解 説》
1 タクシー会社に勤務するタクシー運転手であるXは,平成16年2月,道路交通法違反(駐停車違反)を理由として,Yから反則点数2点を付加された(以下「本件点数付加行為」という。)。
2 道路交通法に基づく反則点数制度は,運転免許を受けた者が同法に違反したとき等に当該行為を点数で...
《解 説》
1 本件は,散弾銃の誤射による死亡事故の被害者Aの相続人であるXらが,①散弾銃を誤射したY1に対し,民法709条に基づく損害賠償を,②Y2(奈良県)に対し,Y1の散弾銃の所持許可が失効していたにもかかわらず,公安委員会委員若しくはその補助者には銃砲刀剣類所持等取締法に基づく提出...
《解 説》
1 原告は,自宅内で,父親と口論の末,もみ合い喧嘩をし,その後,倒れた父親は,約1時間後,搬送先の病院で死亡した(以下「本件事故」という。)。原告は,父親の腹部を足蹴りにして傷害を負わせたとの被疑事実につき,傷害被疑事件の被疑者として逮捕された(その後,罪名は傷害致死に切り替え...
《解 説》
1 事案の概要
原告はタクシー乗務員であり,被告は原告の使用者である。本件は,被告が,喫煙車両内における乗務員の受動喫煙による被害防止義務を怠り,原告に対して,喫煙車両での乗務を事実上強要し続けたため,原告は,慢性気管支炎との診断を受けた上,受動喫煙の恐怖におののきつつ,また...