《解 説》
一 本件は、Y1が振り出し、Y2が裏書した約束手形(本件手形)につき、これをAから裏書交付を受けた所持人のXが、Yらに手形金の支払を求めたのに対し、Yらにおいて、Y2から白地式裏書によって本件手形の交付を受けた取引先が盗難被害に遭ったことを前提に、Y1が業界の一流企業であること...
《解 説》
一 本件事案の事実関係は、本判決の前提となる事実として摘示されているとおりであるが、要するに、全国各地を巡業していた演歌歌手のAは、その巡業の一環として、平成一〇年一一月六日、埼玉県八潮市内の居酒屋にキャンペーンのために立ち寄ったが、同店に居合わせたY1から同市内等を縄張りとす...
《解 説》
1 訴外A女(昭和9年生)は,(1)平成7年12月28日,Yの経営する「藤沢市民病院」(以下「B病院」という。)で診察を受けたところ,子宮筋腫と診断されたが,子宮全摘出手術を見送り,経過観察することにした。
Aは,(2)平成8年4月9日と,(3)同年9月11日,B病院で診察を...
《解 説》
一 Xらは、建売業者から土地付建売住宅を不動産業者の仲介により購入したが、いずれも土地が軟弱地盤であったために地盤沈下が発生し、建物に床の高低差の発生、外壁の亀裂の発生、ドアの開閉不能等の著しい不具合が生じた。そこで、Xらは、建売業者Y1と仲介した不動産業者Y2・Y3に対し、損...
《解 説》
一 事案の概要
Xは、日本国内で生まれ育ち、昭和二〇年八月九日、徴用のため居住していた長崎市内で原子爆弾に被爆したが、戦後、韓国に帰国し、以後、同国内に居住していた。その後、Xは、平成六年七月に治療目的で来日した際、長崎市長から被爆者健康手帳の交付を受け、同年八月から健康管理...
《解 説》
土地又は家屋の固定資産税の課税標準は原則として基準年度に係る賦課期日における価格で土地・家屋課税台帳等に登録されたものであり(地方税法三四九条)、価格とは「適正な時価」とされている(同法三四一条五号)。他方、納税者がこの台帳登録価格に不服がある場合には固定資産審査委員会に審査の...
《解 説》
本件は、著名なプロ野球選手に関する週刊誌の報道が名誉を毀損するものであるとして当該選手(原告・被控訴人)がその損害の賠償と謝罪広告の掲載を出版社である被告(控訴人)に求めた事案である。記事の詳しい内容は判文を参照していただきたいが、簡単にいうと、厳しい自主トレーニングを積んでい...
《解 説》
一 X(昭和三九年生、独身)は、平成一一年四月二三日、彦根市内の道路を犬を連れて散歩中、Yの運転する普通貨物自動車に衝突され、肋骨骨折、骨盤骨折等の傷害を負った。
そして、Xは、平成一一年四月二三日から同年六月九日まで彦根中央病院に入院したほか、平成一二年三月一七日まで同病院...
《解 説》
一 訴外Aは、総胆管拡張症に罹患し、昭和六〇年八月、Y1の開設するB病院で入院治療を受けた後、Y2の開設するC病院に転院し、総胆管を切除し、胆管を十二指腸に吻合させる手術を受け、同年一〇月に退院した。
その後、Aは、B病院に入院し、慢性膵炎の治療を受けていたが、退院後、吐き気...
《解 説》
一 訴外A(大正四年生)は、平成八年八月、腹部痛等のため診察を受けたところ、結腸癌の疑いがあるとの診断を受けたため、同年九月、Yの開設する病院に入院して、結腸の切除手術を受け、同年一二月、退院したが、入院中に高カロリーの輸液の投与を受けたため、ウェルニッケ脳症を発症し、これによ...
《解 説》
一 A(当時三六歳・女性)は、風邪の症状を訴えて、それまでに通院したことのある被告を受診した。被告は、Aを風邪(インフルエンザを含む。)であると診断し、Aに対し、クリストファン、ノイロトロピン及びデキサンの混合液を静脈注射した(本件注射)。ところが、Aは本件注射直後から手がしび...
《解 説》
一 Y大学は、江沢民・中国国家主席が国賓として来日する際に学内でその講演会を開催することを計画して学生の参加を募り、参加を申し込む学生に対し、参加者名簿に氏名、学籍番号、住所及び電話番号を記載させた。Y大学は、本件講演会の警備に当たる警視庁の要請により、講演会の開催前に本件名簿...
《解 説》
本件起訴状の公訴事実欄には、要旨「被告人は、Aから、警察の捜索に備えて、けん銃の代わりにモデルガンを用意するよう指示され、Bの刑事事件に関する証拠を偽造しようと企て、エアガンを購入した上、これをBが左官業を営む事務所内に保管し、同事務所に対して捜索差押えが実施された際、このエア...