《解 説》
一 本件は、夫及び長女と別居し、被害者と同棲していた被告人が、夫からの連絡により病気の長女が運ばれた病院に行こうとしたところ、夫及び長女のもとに再三にわたり出掛けようとする被告人の行動に不満を募らせていた被害者から外出を制止され、病院に行かせまいとして別れ話や長女の死まで口にし...
《解 説》
一 Xは、平成八年一月当時、横浜市港北区日吉本町のアパートに居住し、日本油脂に勤務していたものであるが、定年退職後は、郷里から母を呼び寄せて一緒に暮らすためマンションの購入を希望していたところ、不動産会社であるYの営業社員に横浜駅から歩いて数分という距離にある「クリオ横浜壱番館...
《解 説》
一 本件は、第一勧銀の会長・頭取であった被告人が、副頭取、審査担当役員、総務部担当者らと共謀の上、総会屋に対し、系列ノンバンクを使った迂回融資の方法により、五二回にわたり、合計一一七億八二〇〇万円の金額を融資し、利益供与したという事案である。
本件の融資は、外形的には、第一勧...
《解 説》
一 本件は、茨城県民であるXが、茨城県公文書の開示に関する条例(昭和六一年三月二六日茨城県条例第二号)に基づき、知事及び副知事の交際費に関する支出帳票及び現金出納簿の開示を請求したところ、茨城県知事のYが右に対応する公文書である交際費経理簿のうち、「月日」「項目」「収入」「支出...
《解 説》
土地の名義人になってくれと依頼され、名義を貸していた被告が、その土地を買い受け所有権を取得したと主張する原告から、自己へ所有権移転登記を求められたが、依頼者からの指示で所有権移転登記に必要な書類を依頼者側に渡し、そのため第三者が土地の登記名義を取得した。土地所有権を主張する原告...
《解 説》
一 本件は、倒産したA有限会社のために連帯保証人となっていたX(上告人らの被承継人)が、債権者であるYに対し、連帯保証契約の成立等を争って、連帯保証債務の不存在確認等を求めた事案である。
Xは、Yとの間で、YとAとの間の相互銀行取引より生ずるAのYに対する債務について、極度額...
《解 説》
第一 事案の概要
一 事実経過等
1 Aは、Y(生命保険会社)との間で、自らを被保険者として受取人をBとする、保険金額三五〇〇万円の定期付終身生命保険契約(以下「本件保険契約」という。)を締結した。
本件保険契約には、保険契約者はいつでも保険契約を解約でき、その場合はYは保...
《解 説》
一 X1は、平成三年八月三一日、出産のためYの設置する「○○○病院」に入院したが、担当医師が診察したところ、高位破水が確認できなかったため、子宮収縮抑制剤を投与して分娩の進行を抑制することとなった。
そして、X1は、同年九月一〇日、第一子を経膣分娩で出産し、同月一五日、第二子...
《解 説》
一 訴外Aは、平成八年七月当時、堺市立「三原台小学校」の六年生であったが、通学先の同小学校で給食を食べたところ、他の多数の児童とともに、食中毒を発症し、「O一五七」感染症により溶血性尿毒症症候群に罹患したとして、大阪大学附属病院に入院して治療を受けていたが、同年八月、敗血症によ...
《解 説》
一 訴外A(昭和二二年生)は、名城大学卒業後の昭和四五年四月に電気設備会社に入社し、主として中部支社でビル工事現場の電気設備工事に従事していたが、昭和五二年九月に気管支喘息を発症した。
その後、Aは、昭和六三年四月から平成元年六月まで、名古屋市で開催された「世界デザイン博覧会...
《解 説》
一 本件は、後妻である被告に対し、その不動産等大部分の財産を与える旨を内容とするいわゆる危急時遺言について、先妻の子らが、右遺言当時、遺言能力がなかった旨、また、遺言者は証人が原稿を読み上げたのに対し、終始受動的であり能動的表意がないから、口授があったとはいえず、所定の要件を欠...
《解 説》
一 本件は、Xが、その所有する自動二輪車(本件二輪車)を運転して、進路前方に停止するY1の運転するY2所有のタクシー(本件タクシー)の左側を通過しようとした際、Y1が乗客を降ろすために本件タクシーの後部ドアを開いたところに衝突して負傷した交通事故を原因として、Yらに損害賠償を求...
《解 説》
本件は、被告人が共犯者と共謀の上、路上に停車中の普通乗用自動車内において、大麻の乾燥植物細片約九五グラムを所持したという事案である。本判決によると、大麻が発見された経緯は次のとおりである。被告人は、自らが運転し、共犯者を助手席に乗せた自動車を警視庁上野警察署公園前交番付近路上に...