判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

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判例タイムズ No.1405


  • 民事裁判プラクティス争点整理で7割決まる!?より良き民事裁判の実現を目指して

    福田千恵子    笠井正俊    相羽洋一    畑瑞穂    小町谷育子    後藤裕    増田勝久    永島賢也   

    引用形式で表示 総ページ数:57 開始ページ位置:5
  • 課税要件と企業問契約の解釈

    金丸和弘   

    引用形式で表示 総ページ数:21 開始ページ位置:62
  • 最高裁判所第三小法廷平26.5.27判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     本件は,Y(広島県府中市・上告人)の市議会議員であったX(被上告人)が,府中市議会議員政治倫理条例(以下「本件条例」という。)4条3項に違反したとして,議員らによる審査請求,市議会による警告等をすべき旨の決議,議長による警告等を受けたため,同条1項及び3項の規定...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:83
  • 東京地方裁判所平24.4.13判決

    〔解 説〕
     1 本件は,ミャンマー国籍を有し,同国内の少数民族であるチン民族に属しキリスト教の牧師である原告が,難民認定手続において,法務大臣から難民に該当しないとして難民の認定をしない処分(以下「本件不認定処分」という。)を受け,その後,東京入国管理局長から出入国管理及び難民認定法(平21...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:90
  • 東京地方裁判所平25.5.22判決

    〔解 説〕
     1 本件は,公立学校共済組合の組合員であった者で退職共済年金の受給権者であった甲が死亡したことから,同人の養子であるXが,Yに対し,地方公務員等共済組合法(以下「地公共法」という。)に基づく遺族共済年金の決定の請求(以下「本件請求」という。)をしたところ,Yから,Xについては,甲...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:100
  • 神戸地方裁判所姫路支部平25.4.24判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     平成21年8月9日,兵庫県西播磨地区に位置する佐用町において,台風9号の影響により発生した集中豪雨によって,20名が死亡又は行方不明となったいわゆる佐用町水害(以下「本件水害」という。)が発生した。
     本件は,本件水害時,佐用町内に居住する住民らが,8月9日(以...

    引用形式で表示 総ページ数:42 開始ページ位置:110
  • 東京高等裁判所平25.8.8判決

    〔解 説〕
     1 檜原村は,行財政改革の一環として課長職にある者に対して勧奨退職を行い,これに応じた課長を嘱託員として再雇用し,賃金及び諸手当を支給していたところ,村会議員の一人が,上記賃金等が高すぎて違法であるとして,村が村長個人に対して損害賠償を請求するよう求める先行の住民訴訟を提起した。...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:152
  • 東京地方裁判所平24.5.16判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     本件は,政府金融機関であるYに勤めていたXが,過去4年に渡る人事考課が不当に低かったことから,①本来であれば昇格できたにも関わらず昇格できなかった,②早期に役職(主任調査役)解任された,③他の事業本部への移籍を排除されたと主張して,昇格していれば,受け取れたはず...

    引用形式で表示 総ページ数:41 開始ページ位置:163
  • 東京地方裁判所平24.4.16判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     本件は,自動車製造業等を営む株式会社Yの期間労働者(Y内において臨時従業員と称されている。X1~X4)又は就業先をYとする派遣労働者(X5~X12)であったXらが,いわゆるリーマン・ショックに伴う経営悪化等を理由とする雇止め(平成21年4月。以下「本件雇止め」と...

    引用形式で表示 総ページ数:50 開始ページ位置:204
  • 東京地方裁判所平24.3.29判決

    〔解 説〕
     1 本件の本訴は,銀行である本訴原告(反訴被告。以下「原告」という。)とコンピュータ・システムの開発,運用,保守サービス等を業とする本訴被告(反訴原告。以下「被告」という。)との間において,原告の銀行業務全般をつかさどる情報システム(本件システム)の構築に関する基本合意を締結する...

    引用形式で表示 総ページ数:66 開始ページ位置:254
  • 東京地方裁判所平24.3.21判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     Xは,菓子類等の製造等を目的とする株式会社であり,Yは,食品の輸出入業等を目的とする株式会社である。
     Yは,冷凍ラズベリーをアメリカから輸入してZ1に売却し,Z1がこれをジャムに加工してZ2に売却し,XがZ2からこれを買い受けてクッキー等の商品を製造していたと...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:320
  • 知的財産高等裁判所平24.5.16判決

    〔解 説〕
     1 本件は,指定商品を第3類「せっけん類,化粧品,香料類」とする被告Y社の登録商標「三相乳化」(登録第4776699号,本件商標)につき,原告Xが,商標法50条に基づく登録取消請求をしたところ(取消2010─300858号,予告登録の日は平成22年8月23日),特許庁が商品パンフ...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:334
  • 知的財産高等裁判所平24.4.11判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     被告は,製薬会社であるが,自社が製造する「ピオグリタゾン」(薬品A)という糖尿病予防・治療薬に,それとは作用機序の異なる別の糖尿病予防・治療薬を併用投与することを技術的思想とする発明(本件各発明。本件発明1ないし6では薬品Aと「ビグアナイド剤」(薬品B)を,本件...

    引用形式で表示 総ページ数:21 開始ページ位置:339
  • 知的財産高等裁判所平24.2.29判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     本件は,Xが,発明の名称を「4─アミノジフェニルアミンの製造法」とするYの特許に係る無効審判請求が成り立たないとした審決の取消しを求めた事案である。
     審決は,①本件特許に係る特許請求の範囲の請求項1ないし3の記載は,いわゆる明確性の要件(平成6年法律第116号...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:360
  • 東京地方裁判所平26.6.19判決

    〔解 説〕
     1 本件は,戸建て向けFTTHサービス(光ファイバによる家庭向けのデータ通信サービス)を提供するために被告らの設置する第一種指定電気通信設備(加入者光回線設備)に接続しようとする原告らが,被告らに対し,原告らが希望する方法での接続(1分岐端末回線単位での接続)をさせないのは電気通...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:371