[解 説]
1 本件は,交通事故(本件事故)の被害者であるというXが,事故車両の保有者であるY1及びY1と任意保険を締結していた損害保険会社であるY2に対し,治療費,後遺障害逸失利益,慰謝料及び弁護士費用相当の合計4613万5445円(遅延損害金を除く。以下同じ。)の損害賠償を求めた事案であ...
[解 説]
1 事案の概要
プロ野球12球団及び社団法人日本野球機構は,平成17年6月,試合観戦契約約款(以下「本件約款」という。)及び特別応援許可規程(以下「本件許可規程」という。)を定めた。本件約款は,楽器,応援旗等を使用して観客を組織化し又は統率して行われる集団による応援(以下「応援...
[解 説]
1 Xは,平成20年1月27日,Yから,賃貸中の本件建物と敷地を,代金8680万円で購入し,同年2月18日,代金を支払って,本件土地建物の引渡しを受け,所有権移転登記を受けた。
ところが,平成20年2月18日,本件建物の一室の賃借人が自殺しているのが発見された。
そこで,Xは...
[解 説]
1 Xは,発明の名称を「性的障害の治療におけるフリバンセリンの使用」とする医薬の用途発明に係る特許出願をした。審決は,概要,以下の理由により,特許法36条6項1号の要件を充足しないと判断した。すなわち,①医薬の用途発明においては,一般に,有効成分の物質名,化学構造だけからその有用...
[解 説]
1 本件は,日蓮正宗の被包括宗教法人であるXが,その寺院建物等を占有するYに対し,所有権に基づく明渡等を求めた事案である。Xの代表者(代表役員である住職)は,包括宗教法人である日蓮正宗の代表者(管長)により任命される関係にあるところ,本件訴えは,日蓮正宗の管長Bに任命されたとする...
[解 説]
本件は,被告人が覚せい剤を使用し所持したという事案である。被告人は,覚せい剤所持の故意と覚せい剤使用の事実を否認していたところ,本判決は,いずれの事実でも有罪とし,覚せい剤使用の時期を平成21年9月上旬から同月27日まで幅をもって認定した。被告人は,その犯行の期間内の同月10日覚...
[解 説]
1 本件は,Xが,「白色系卵採卵用鶏にビタミンK3を10~100ppm含有する飼料を与えて飼育することを特徴とするビタミンK2高含有白色系鶏卵の生産方法」とする発明について,特許出願をしたが,拒絶査定がされ,不服審判請求についても不成立の審決がされたことから,特許庁長官を被告とし...
[解 説]
1 訴外A(平成8年生)は,平成9年1月ころから喘息様気管支炎で病院で受診したところ,肺動脈スリングであると診断されたため,その後,Yが設置,管理するB病院に通院して検査を受けていたところ,気管狭窄による気道症状の増悪と診断されたため,平成11年9月6日,B病院に入院し,同月13...
[解 説]
1 事案の概要等
本件は,「高断熱・高気密住宅における深夜電力利用蓄熱式床下暖房システム」の発明(本件特許発明)についての無効審決(無効2008─800233号)に対する取消訴訟である。
被告は,本件特許発明に係る特許(本件特許)においてなされた,「熱損失係数が1.0~2.5...
[解 説]
本件は,平成14年10月31日にK病院に救急搬送され,その翌日にY1の開設するB病院に入院して治療を受けたが,同年11月6日に肺炎により死亡するに至った昭和13年生まれの男性Aの兄であるXが,B病院の医療従事者らにはAに対する治療上の過失やAの診療に係る診療録等を隠匿した故意又は...
[解 説]
1 事案の概要
ミャンマー国籍を有する外国人の男性であるX1は平成4年に他人名義の旅券を利用し,ミャンマー国籍を有する外国人の女性であるX2は平成5年に短期滞在の上陸許可を受け,それぞれ本邦に入国した。X1及びX2は,その後本邦で知り合い,婚姻し,平成12年に子X3が出生したが...
[解 説]
1(1)本件は,本件土地建物を競売により買い受けたXが,本件建物の一部について最先順位の抵当権者に対抗することができる賃借権が存するとして,民法568条1項,566条1項,2項に基づいて本件売買契約を解除し,売買代金の配当を受けたYらに対し,本件配当金に対する,代金納付日の翌日か...
[解 説]
1 本件は,日本法人であるXが,外国法人であるAとの間で,化粧品(本件商品)の独占的販売代理店契約を締結し,その後,同契約を更新して取引を継続していたところ,Aが,同契約の更新を拒絶し,Xからの商品の発注に対して契約が終了したと主張して,商品の出荷を拒否する一方で,Y1と共同で本...
[解 説]
1 本件は,光学的文字読取装置(OCR)に関するパターン認識方法,同装置及び同辞書作成方法に係る発明の発明者である原告が,元使用者である被告に対し,平成16年法律第79号による改正前の特許法35条に基づき,原告が被告に承継させた上記発明に係る特許を受ける権利の相当対価の支払を求め...
[解 説]
1 本件は,原告が,更生会社の管財人である被告との間において,原告が更生会社のいわゆるスポンサーとなる契約(本件契約)を締結し,被告に対して保証金を支払ったところ,更生会社の損益見込み,修繕費等に関して被告から提供された情報が実際と著しく乖離していたから,本件契約は錯誤無効である...
[解 説]
1 本件は,外国人研修・技能実習制度を利用して中国から来日した原告らが,外国人研修制度の第2次受入れ機関である縫製会社(2社)において研修・技能実習を受けたところ,旅券・預金通帳等を取り上げられ,強制的に管理されたり,研修・技能実習双方の期間を通じて,最低賃金を下回る賃金で極めて...