《解 説》
1 本件は,宅地建物取引業者Y2(法人)の仲介(担当したのはY2の代表者である宅地建物取引主任者Y3)により売主Y1から土地及び中古建物を共同で購入(本件売買契約)したXらが,同中古建物(本件建物)の柱等には雨漏りによる腐食とシロアリによる侵食といった「隠れた瑕疵」(民法570...
《解 説》
第1 概要
本判決は,日本国籍を有する男性を父とし,フィリピン共和国籍を有する女性を母として本邦で出生したXが,出生後父から認知されたことを理由に法務大臣あてに国籍取得届を提出したところ,国籍取得の条件を備えておらず,日本国籍を取得していないものとされたことから,父母の婚姻によ...
刑訴法 316 条の 32 第 1 項の「やむを得ない事由」について,同法 328 条に よる弾劾証拠の取調請求には,「やむを得ない事由」があるとした上,原 審裁判所が,弁護人のした同条による請求をすべて却下したことが違法であると判断した事例
[解 説]
1 本件は,採石業を営むXが,会社であるY1(以下「被告会社」ということがある。)の採石行為によってXの採石権が侵害されたので,Y1及びその代表者として上記採石行為を指示したY2は連帯して不法行為責任を負うと主張して,被告らに対し,不法行為に基づく損害賠償を求める事案である。
...
《解 説》
1 Xは,Y1から,インターネットオークションで中古の米国車(以下「本件車両」という。)を180万円で購入した。本件車両は,購入直後から故障を繰り返し,Xは,総額約100万円もの修理点検費を投じたが,故障が多すぎることを不審に思い,調査した結果,メーターの巻き戻しにより,購入時...
《解 説》
1 Yは,以下の2つの登録商標の商標権を有する。
(1) 指定商品 印刷物
登録商標 「人と地球 HITO TO CHI
KYU」
(2) 指定商品 雑誌,書籍,絵はがき,
カレンダー
登録商標 「人と地球(SP)HITO(SP)TO(SP)CHIK...
会社分割に伴いゴルフ場の事業を承継した会社が預託金会員制のゴルフク ラブの名称を引き続き使用している場合における上記会社の預託金返還義務の有無
《解 説》
1 本件は,いわゆるヤミ金融の組織に属する業者から著しく高率の利息を取り立てられて被害を受けたと主張する原告ら(控訴人,上告人)が,その組織の統括者であった被告(被控訴人,被上告人)に対し,不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。原審の認定によれば,ヤミ金融店舗と原告らとの...
我が国に普通裁判籍を有さない外国会社の取締役の責任を追及する訴えについて,我が国の裁判所の国際裁判管轄が否定された事例
《解 説》
1 本件は,先物取引経験者であるX(本件と並行して他社とも取引している。)が,商品取引員であるY従業員から勧誘を受け,Yに委託して行った平成14年10月17日から平成16年9月13日までの商品先物取引について,その勧誘,取引の開始及び継続においてY従業員による適合性原則違反,説明義...
《解 説》
本件は,被告人が同女方において自分の二男(当時3歳)に対して一連の暴行を加え,さらに,下半身裸のまま冬場約1時間ほど屋外に出して家に入れた後,来訪した当時付き合っていた男性甲と共謀の上,甲においてさらに被害児童の後頭部を床等に打ち付けるなどの暴行を加え,よって,被害児童を死亡さ...
《解 説》
1 事案の概要
(1) Xは,日本に居住する日本人であり,Yは,もと香港の投資会社(S社)の取締役であった。
(2) Xは,S社との間で外国為替取引契約(本件契約)を締結し,証拠金を預託した。
(3) Xは,本件契約の返還請求があった日から起算して5営業日以内に当該請求に...
《解 説》
1 本件は,権利能力なき社団であるXが中心となって,いわゆる従軍慰安婦問題を裁く民衆法廷「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」(以下「本件女性法廷」という。)を開催し,放送事業者であるY1がこれを取り上げた番組(以下「本件番組」という。)を放送したことについて,本件番組の取材...
外資系金融企業の従業員が懲戒解雇され,解雇無効を主張して地位確認訴訟(前訴)を提起して敗訴した後,追加退職金の支払を求める訴訟(後訴)を提起し,追加退職金規定上の不支給事由に該当する事由があるか否かが争点となった事案において,追加退職金は労基法上の「賃金」にあたらず,追加退職金を不支給とするためには勤続の功労を抹消するほどの背信性がある場合に限られないが,後訴を提起することが信義則上許されないとはいえないとされた事例
《解 説》
1 事案の概要
本件は,資産の運用等を行う生命保険会社又は信託契約若しくは再信託契約に基づき受益者らの資金の運用等を行う信託銀行が,いわゆる機関投資家として,被告の株式に投資していたところ,被告が提出した平成16年9月期有価証券報告書等に,売上計上が許されない被告株式の売却益...
《解 説》
本件は,被告の従業員であった原告が,被告に通知することなく公認会計士協会に対して訴訟を提起し,これを取り下げるよう指示されたにもかかわらずこれを取り下げなかったこと,同訴訟について被告の顧客に喧伝したことを理由として被告から懲戒解雇された後,被告に対し,被告の設けている追加退職...
《解 説》
1 本件は,F税務署長が破産法人である株式会社(本件破産会社)に対して行った,同社の破産宣告後の課税期間(本件課税期間)中に破産管財人がした課税資産の譲渡等に係る,消費税額及び地方消費税額の決定処分並びに無申告加算税の賦課決定処分につき,本件破産会社の破産管財人である被控訴人Xが,...