《解 説》
1 事案の概要
本件は,日本に語学留学のために滞在していたA(大韓民国国籍。1976年〔昭和51年〕12月*日生。)が,平成13年10月10日,一色会の下部組織四谷組の組長四谷正夫並びにその構成員である被告森田昭夫,被告葉山和男及び被告枝川大也に,同組の組員であるEを殺害した...
《解 説》
1 本件は,被控訴人(原審被告)による貯金債権への差押えにより同債権を喪失した控訴人(原審原告)が,同債権は年金を原資とするから差押禁止債権に当たるとして,不当利得又は不法行為に基づき,被控訴人が弁済を受けた金員等の支払を求めた事案である(なお,本件は,控訴人が代理人弁護士に訴...
《解 説》
1 本件は,X1(夫)の妻でX3(母)の子であるAが平成15年10月にY1町が設置運営する病院において帝王切開によりX2(男児)を出産した後,頻呼吸となるなど容態が急変して翌日未明に死亡したことについて,Xらが,担当医師であるY2の帝王切開時の術創の縫合不全により出血を招来した...
《解 説》
1 本件は,原告が,外務大臣に対し,特定の国会議員が訪米した際に在米日本大使館が行ったすべての会食及び供応に関する支出証拠等の行政文書の開示を請求したが,外務大臣が,行政機関の保有する情報の公開に関する法律(以下「情報公開法」)8条に基づき,本件文書の存否を明らかにしないで,同...
《解 説》
1 本件は,未成年被後見人Bの後見人であるA(実祖母)が,Bとの養子縁組の家裁許可(民法794条・後見人と未成年被後見人の養子縁組に家裁の許可を必要とする)を求めた事案である。すなわち,Bの実母(Aの長女)が,その親権者を自己と定めて実父と協議離婚してBを養育していたところ,児...
《解 説》
1 本件事案の概要は次のとおりである。Xは平成17年10月に有価証券の保有及び運用等を目的として設立され,インターネット・サービス事業を主たる事業としているA社がその発行済株式のすべてを保有している株式会社である。Yは放送法による一般放送事業等を目的とする株式会社である。A社は...
《解 説》
本件は,海上自衛隊員であったAが,列車に飛び込み自殺をしたことについて(以下「本件自殺事件」という。),Aの両親であるXらが,Aの自殺は海上自衛隊の先輩であったB(本案事件の被告)の私的制裁に起因するとして,B及び相手方に対し,それぞれ不法行為,国賠法上の責任を求めている本案事...
《解 説》
1 事案の概要
原告は,東京拘置所に収容されている死刑確定者であるところ,名古屋拘置所に収容されているAに対し,民事訴訟を提起したが,東京拘置所長は,期日に原告を裁判所に出頭させなかったため,上記訴訟は,当事者双方不出頭のまま,取下げ擬制により終了した。
本件は,原告が,拘...
《解 説》
1 本件は,X(請負人)が,Yら(注文者)との間で締結した建築請負契約に関し,Yらの中間金の不払いがあるとして同契約を解除した上で,損害賠償を求める本訴と,Yらが,建設中の建物に設計・施工上の欠陥があり,同契約が履行不能であるとして同契約を解除した上で,建物収去土地明渡しと損害...
《解 説》
1 本件は,推計による所得税の更正処分(所得税法156条)の取消訴訟において,文書提出命令の申立て(以下「本件申立て」という。)がされた事案である。
被告は,原告の事業所得の金額を算定するに当たり,同業者の売上原価率及び特前所得率(以下,「売上原価率等」という。)を適用して推...
《解 説》
本件は,株式会社Yの民事再生手続開始決定について債権者である銀行Xが抗告し,本件手続開始申立てには民事再生法25条4号の棄却事由(不当な目的で再生手続開始の申立てがされたとき,その他申立てが誠実にされたものでないとき)があったと主張し,開始決定の取消しを求めた事案である。
X...
《解 説》
1 本件は,被告人が,デジタルカメラ機能付き携帯電話機で衣服の上から女性の臀部等を盗撮したという公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(北海道条例)違反の事案である。
本条例2条の2第1項は,「何人も,公共の場所又は公共の乗物にいる者に対し,正当な理由がな...
《解 説》
本件は,被告人が所有する犬3頭について厚生労働省令の定める狂犬病の予防注射を受けさせなかったという,狂犬病予防法違反の事案である。
本件では,被告人が狂犬病予防法5条1項に違反して狂犬病の予防注射を受けさせなかった被告人所有に係る犬3頭が,同条項違反罪(同法27条2号)の犯罪...
《解 説》
1 本件事案の概要は次のとおりである。
(1) Aは,偽造有印私文書行使,詐欺の罪で,逮捕・勾留・起訴された被告人である。Bは,Aの元妻であり,C(長男),D(二男),E(長女)及びF(二女)は,いずれもAとBとの間の子であり,GはFの夫である。
(2) 原告は,A及びCに...