《解 説》
1 訴外A(昭和13年生)は,平成15年3月30日,自宅で息苦しくなったため,車でYの開設するB病院に赴き,診察を受けたところ,急性心筋梗塞の疑いがあり,点滴を受けた上,救急車で他の病院に転送されようとしたが,心室細動を発症して死亡した。
そこで,Aの遺族であるXらは,B病院...
《解 説》
1 本件は,日本経済新聞社の元代表取締役である原告1及び同社の元常務取締役である原告2 において,被告1 が執筆し,被告2の発行する週刊誌に継続して連載され,また,被告2 により単行本化された「乱気流 小説 巨大経済新聞」の記載により名誉を毀損されたとして,被告らに対し,本件小...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,平成9年9月30日以降に日本長期信用銀行(以下「長銀」という。)の株式を購入した甲事件及び乙事件原告ら(以下,まとめて「原告ら」という。)が,その後,貸倒引当金の計上不足が明らかになったため長銀の株価が低下し,さらには国有化されて長銀の経営が破綻し,株...
《解 説》
1 本件は,いわゆる体感器と称する電子機器を使用してパチスロ機からメダルを不正に取得する目的でパチンコ店に侵入し,体感器を用いて大当たりを出しメダルを不正に取得したという建造物侵入,窃盗の事案である。事実関係は,被告人が,あらかじめ自己の身体に体感器をひそかに装着してパチンコ店...
《解 説》
1 Y(生保会社)の保険外務員であったXは,自らの顧客であったAが契約した4口の生命保険契約について解約の手続きをし,その解約返戻金等をAから受領したが,その後,Aの親族からYに対し,Xが不正に解約返戻金等を受領しているとクレームがあったことから,Yは,一旦Xからその解約返戻金...
《解 説》
1 本件は,損害保険会社である被告との間で車両保険契約を締結した原告が,保険期間内に発生した被保険車両の盗難により損害を被ったと主張して,被告に対し,保険契約に基づき保険金の支払を求める事案である。
2 事実関係の概要は次のとおりである。
(1) 原告が被告との間で締結した...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,愛知県(以下「県」という。)商工部万博誘致対策局が,県に国際博覧会(以下「万博」という。)を誘致するため,平成8年1月から3月にかけて各種の懇談会(以下「本件懇談会」という。)を開催し,そのために食事代等の食糧費を支出したところ,Xから,愛知県公文書公...
《解 説》
1 事案の概要
Yは,増幅器付スピーカーに係る意匠権(以下「本件意匠権」という。)を有するところ,Xの販売する増幅器(アンプ,以下「X製品」という。)の意匠(以下「X製品意匠」という。)が本件意匠権の登録意匠(以下「本件登録意匠」という。)に類似するとして,X製品の販売の差止...
《解 説》
1 本件は,法務大臣がした出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」という。)第7条第1項第2号の基準を定める省令の留学及び就学の在留資格に係る基準の規定に基づき日本語教育機関等を定める件(平成2年法務省告示第145号。以下「日本語教育機関告示」という。)の一部を改正する告示(平...
《解 説》
1 本件は,公正取引委員会(Y)が,我が国の郵便番号自動読取区分機類(以下「区分機類」という。)のほとんどすべてを製造販売していたXらに対してした私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(平成17年法律第35号による改正前のもの。以下「独禁法」という。)54条2項の排除確保...
《解 説》
1 本件は,老人保健施設に入所していたAが,左下肢骨折,右大たい骨骨折,左大転子部褥瘡及び仙骨部褥瘡の傷害を負い,両下肢機能障害の後遺症を生じ,死亡したことについて,Aの子であるX1~X3が,同施設を運営するYに対し,Aの上記各傷害,後遺症及び死亡は,Yが同施設内においてAの管...
《解 説》
1 本件は,損害保険会社である被告との間で車両保険契約を締結した原告が,保険期間内に発生した被保険車両の盗難により損害を被ったと主張して,被告に対し,保険契約に基づき保険金の支払を求める事案である。
2 事実関係の概要は次のとおり
(1) 原告が盗難被害に遭ったとする車両は...
《解 説》
1 本件(①,②事件)は,自動継続特約付きの定期預金(以下「自動継続定期預金」という。)の預金契約における預金払戻請求権の消滅時効の起算点がいつかが問題となった事案である。
①事件の事案は,原告X1が,昭和62年2月23日にA信用組合に対し200万円を,期間1年,利息の利率...
《解 説》
1 本件は,弁護士である原告が,訴訟代理をした民事訴訟事件の相手方当事者であった会社から弁護士懲戒請求を受けたことについて,その懲戒請求の申立て等が不法行為に当たると主張して,その会社代表者と代理人弁護士に対し,不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。以下では,上告が受理さ...
《解 説》
1 本件は,内縁の夫Aの運転する車両に同乗中の交通事故により傷害を負ったXが,その相手方車両の運転者兼運行供用者であるYに対し,自動車損害賠償保障法3条に基づく損害賠償請求をしたという事案である。Yは,Xの内縁の夫であるAの過失を被害者側の過失として考慮して過失相殺を行うべきで...
《解 説》
1 平成6年当時,香川県香川町の町長であったAは,B設計会社に設計を行わせた町道の改良工事をC建設会社に請け負わせた。C社は,工事を完成し,町に引き渡したが,翌年には,工事に瑕疵があることが明らかになり,町は,修補費用の支出を余儀なくされた。そこで,Aは,町長として,B社に対し...