《解 説》
リース業者であるXは飲食店業を営むYとの間で多数回にわたり,フルペイアウト方式によるファイナンスリース契約を締結し,各対象物件を引き渡した。各契約においては,特約として,ユーザーであるYに整理,破産,和議,会社更生等の申立てがあったとき,リース業者であるXは,催告をしないで契約...
《解 説》
1 本件は,更生裁判所がした更生管財人の否認請求の認容決定に対する異議申立て等の事案である。更生会社Aは,ゴルフ場の建設・経営等を目的とする株式会社であり,その所有する土地にゴルフ場施設を所有し,これを同じくゴルフ場の経営等を目的とする株式会社Dに賃貸してその運営を委託し,賃料...
《解 説》
1 本件は,Y銀行に普通預金口座を有し,キャッシュカードの発行を受けていたXが,紛失(本人は盗難と主張)したキャッシュカード(Xは,その生年月日をキャッシュカードの暗証番号にしていたところ,キャッシュカードとともに運転免許証も紛失した。)により暗証番号を用いてATMから預金の払...
《解 説》
1 本件は,根抵当権に基づく不動産競売事件において作成された配当表に関し,1個の根抵当権が数個の債権を担保し,そのうちの1個の債権のみについての保証人が当該債権に係る残債務全額につき代位弁済した場合において,当該担保不動産の換価による売却代金が被担保債権のすべてを消滅させるに足...
《解 説》
1 株式譲渡制限のある非公開会社であったダスキンは,加盟店等による株式保有を経営方針としつつ,株主において換価の必要性が生じた時はグループ内の関連会社に買い取らせて適時同社から,また単元未満株主からの買取請求に応じた各自己株式取得をしていたところ,毎会計期の直前に次期における1...
《解 説》
1 本件は,ライブドアの代表取締役社長兼最高経営責任者であった被告人が,同社の取締役兼最高財務責任者らと共謀の上,①ライブドアの子会社において,同じくライブドアの子会社であるファイナンス会社が既に投資事業組合名義で買収していた会社を株式交換によって買収するに当たり,子会社株式の...
《解 説》
1 本件は,いわゆる一般労働組合である原告組合が,航空会社である被告会社に対し,航空整備士の組合員が雇止めを通告されたこと等に関して団体交渉を申し入れたにもかかわらず,被告会社がこれに応じなかったことが原告組合の団結権,団体交渉権等を侵害する不法行為に当たるとして損害賠償請求が...
《解 説》
1 本件は,被告人が,道路標識により最高速度が50km毎時と指定されている一般道路において,その最高速度を30km超える80km毎時の速度で普通乗用自動車を運転したという,道路交通法違反の事案であり,被告人が,罰金6万円の略式命令を不服として,正式裁判を請求したものである。
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《解 説》
1 本件は,木造2階建ての棟割り賃貸アパート(本件建物)に居住していた住民(A,身長約157センチメートル)が,その2階の窓(本件窓)から転落して死亡した事故について,死亡したAの夫と子(Xら)が家主であった者の相続人(Y)に対して,債務不履行ないし土地工作物責任に基づき損害賠...
《解 説》
1 本件は,再審原告Xが,再審被告YのXに対する請求を認容した前訴確定判決につき,民訴法338条1項3号の再審事由(以下「3号事由」という。)があると主張して申し立てた再審事件である。
2 本件の経過は次のとおりである。
(1) Yは,Bから,BがXの義父であるAに対してX...
《解 説》
1 本件は,北海道のパチンコ業者であるXが,北海道A市内でのパチンコ店の出店を計画したものの,地元のパチンコ業者ら(以下「本件事業者ら」という。)において,地元の社会福祉法人(以下「本件社会福祉法人」という。)と共謀し,風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営...
《解 説》
1 本件は,被告人が,①市営住宅の1階にある元妻方の玄関ドア(金属製開き戸で厚さ約3.5cm,高さ約200cm,幅約87cmのもの)を金属バットで叩いて凹損させるなどし(損害額2万5000円相当),もって建造物を損壊した,②裁判所の勾留質問室で,前記建造物損壊被疑事件につき勾留...
《解 説》
1 事案の概要
地方自治法100条13項は,普通地方公共団体は,条例の定めるところにより,議会の議員の調査研究に資するため必要な経費の一部として,その議会の会派又は議員に対し,政務調査費を交付することができる旨を定め,これを受けて名古屋市では,名古屋市会政務調査費の交付に関す...
《解 説》
本件は,被告人が酒気を帯びた状態で自動車を運転したという道路交通法違反及び自車を高速度で走行させて制御を失わせ,橋の上を歩行していた被害者に衝突させ,死亡させたという危険運転致死の事案である。
被告人は,犯行前に友人らと多量の飲酒を行った後,自分は酒を飲んでも事故を起こさない...
《解 説》
1 原被告はいずれも和菓子業者であって,逆バージョンのみたらし団子(普通のみたらし団子とは逆に,醤油だれを餅生地で包み,餅が外側たれが内側になっている和菓子)を製造販売している。原告の使用する表示(原告商標)は,右から順に縦書きで「大阪」「みたらし」「小餅」と書かれたもの,被告...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,和泉市の住民である原告らが,和泉市の前市長(以下「前市長」という。)が逮捕・勾留され,職務を執行することができない状態であったにもかかわらず,和泉市から給与の支払いを受けていたのは違法であると主張して,地方自治法242条の2第1項4号に基づき,被告に対...