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69077件中 54801-54820件目を表示中
  • 自賠法72条1項前段に基づく請求権の消滅時効の起算点

    加藤新太郎   

    最高裁第三小法廷平8.3.5

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:122
  • 《解  説》
     一 Xは、昭和四五年四月当時、国立山梨大学工学部の四年生であったが、同月に実施された定期健康診断に参加し、同大学備え付けの脚力測定器械(以下「本件器械」という。)によって脚力測定の受検をした際、左大腿骨頚部内側骨折の傷害を負った。
     そこで、Xは、本件器械によって脚力を測定した...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:209
  • 《解  説》
     一 抗告人は、競売物件である土地・建物の唯一の買受申出人として、平成七年八月九日に売却許可決定を得た。ところで、本件競売物件については、共有者の一人が、約二年半前の平成五年二月二三日に、本件競売物件の取得のための借入金の返済を苦にして本件競売物件から約二、三百メートル離れた山林...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:294
  • 最高三小平8.3.5判決

    《解  説》
     一 本件は、自賠法七五条の定める二年の消滅時効の起算点に関する。
     原告は、昭和五九年三月二四日ひき逃げされ、同六〇年二月二日に症状固定し、後遺症が残った。被疑者Aが同六一年二月二七日棚疑不十分で不起訴となり、賠償責任を否定し始めた。原告は、Aを被告とする賠償請求訴訟を提起した...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:76
  • 最高三小平8.3.5判決

    《解  説》
     一 市立小学校教諭Aは、午後に他校の体育館で行われる児童のポートボールの練習試合の審判をすることが予定されていたところ、午前中から体調が悪かったため、その交代を同僚教諭らに申し入れたが、聞き入れられず、やむなく審判を担当したところ、審判として球技指導中に倒れ、特発性脳内出血によ...

    引用形式で表示 総ページ数:29 開始ページ位置:203
  • 《解  説》
     一 本件は、警察官が来意を告げずに合鍵で被疑者方居室内に立ち入って行った捜索差押令状の執行が違法ではないとされた事例である。すなわち、本件において、警察官らは被疑者に対する覚せい剤取締法違反被疑事件について被疑者方居室を捜索場所とする捜索差押令状の発付を受けたが、その執行に当た...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:275
  • 《解  説》
    一 本件で問題とされたのは、スタンガンの凶器性である。スタンガン(スタン《stun》は「気絶させる」、「びっくりさせる」の意。)とは、米国で痴漢防止用に開発された高電圧銃で、乾電池を電源とし、先端の電極棒から高電圧を発し、相手にショックを与えるものとして、我が国でも販売されている...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:266
  • 逮捕による身体拘束の継続と国家賠償請求の可否

    藤谷俊之   

    最高裁平成8 年3 月8 日第二小法廷判決

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:530
  • 司法警察員による被疑者の留置についての国家賠償法1条1項所定の違法性の判断基準

    河本晶子   

    最高裁第二小法廷平8.3.8

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:156
  • 婚姻当事者以外の利害関係人の身分上の地位に及ぼす影響を考慮して婚姻無効確認請求が信義則に反するとはいえないとされた事例

    北野俊光   

    最高裁第二小法廷平8.3.8

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:166
  • 信仰上の理由により剣道実技の履修を拒否した市立高等専門学校の学生に対する校長の原級留置処分及び退学処分が裁量権の範囲を超える違法なものであるとされた事例 -エホバの証人退学処分等取消訴訟上告審判決

    太田幸夫   

    最高裁第二小法廷平8.3.8

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:348
  • 《解  説》
     Xら一一名は、新聞折込み広告で練習用ボール製造とのY1の求人広告を見て、それぞれY1のもとを訪れ、Yらから、ゴルフボールの製作が経験のない女性でも一人ででき、一時間に一〇〇個位製造し、一個当たり約二〇円の利益が上がるなどの説明を受け、Y1からゴルフボールの製作機(Y1がY2から...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:196
  • 最高二小平8.3.8判決

    《解  説》
     一 本判決は、本件婚姻無効確認請求が信義則に反するとはいえないとして、これを信義則違反として請求を棄却した原判決・第一審判決を取り消し、請求認容の自判をした。事例判例ではあるが、人事訴訟など判決の効力が第三者にも及ぶ事件に信義則を適用するには、利害関係を有する第三者に与える影響...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:147
  • 最高二小平8.3.8判決

    《解  説》
     一 本件は、掲示板にポスターを貼付して京都市屋外広告物条例違反の現行犯で逮捕されたAの妻子であるXら(本件が一審に係属中の平成二年二月二五日にAは死亡し、Xらが訴訟を承継した。)が、警察署に引致された後の約四四時間一〇分にわたる京都府警察の司法警察員のもとにおけるAの留置は違法...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:273
  • 最高二小平8.3.8判決

    《解  説》
     一 本件は、「エホバの証人」である神戸市立工業高等専門学校の学生Xが、信仰上の理由から格技である剣道実技の履修を拒否したため、必修である体育科目の修得認定を受けられず、そのため二年連続して原級留置(進級拒否)処分を受け、さらに、これを理由に、内規に従い、退学事由である「学力劣等...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:77
  • 《解  説》
     X(明治四一年一月一〇日生)は、都内に多数の不動産を所有する資産家であるところ、平成二年三月ころ脳血塞で倒れ、長男AがXの財産を管理していた。Xは、平成三年二月、銀行から三億六八〇〇万円を借受けて、Y保険会社との間で、Aらを被保険者とする二口の変額保険契約を締結し、保険料として...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:177
  • 神戸地姫路支平8.3.11判決

    《解  説》
     一 訴外A(昭和三八年三月生)は、平成二年一一月、ウイルス性脳炎の疑いでYの開設する「赤穂市民病院」に入院したが、Aが錯乱状態にあったことから、担当医師は、鎮痛剤と筋弛緩剤を投与してAの自発呼吸を抑制したうえ、気管切開術を行い、切開部に挿入したカフ付き「カニョーレ」を人工呼吸器...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:232
  • 《解  説》
     一 XとAとはもと夫婦で、Yとの間でその製品の販売活動につき財産的価値のある一定の契約上の地位を共同名義で有していた(ディストリビューター契約)。AはXに対し、離婚に伴う夫婦の共有財産の所有権移転等を求める訴訟を提起してアメリカ合衆国バージニア州の判決を得、右判決は確定した。そ...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:230
  • 《解  説》
     一 本件は、いわゆる統一教会の合同結婚式に出席し、Y(韓国籍)との婚姻届出を済ませたX(日本国籍)が、Yに対し、右婚姻の意思がなかったことを理由に、婚姻無効確認訴訟を提起した事案である。なお、Yは、裁判所に出頭せず、答弁書その他の準備書面も提出しなかった。
     本判決は、まず、本...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:250
  • 《解  説》
     Xは、母Aが合名会社であるYの社員であり、合計二分の一の持分を有していたところ、Aが死亡退社したので、Xの相続分二分の一に応じた持分の価格七九九四万円余の払戻請求権を有すると主張して、その支払いを求める訴えを提起した。これに対しYは、本案前の抗弁として、Aの遺産につき、分割の協...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:285