《解 説》
Xは、ブラジルからひき割り小麦を輸入して国内で販売し、利益を挙げようと計画し、関税法七条三項の事前教示制度を利用して東京税関に照会したところ、関税率等及び他法令として食品衛生法のみを教示され、小麦三トンを輸入することができた。Xはさらに八トンの輸入を計画し、着荷後、輸入申告した...
《解 説》
一 Y銀行のXの普通預金口座に本人から一億円が振込入金された一五分後に、Xの使者Aが一億円の払戻を求めた。これに対し、Y銀行は、Xの意思確認が必要と判断して、Xとの連絡を依頼するとともに、払戻を拒絶した。その後、AがY銀行を退出したが、払戻請求から約一時間後に、XからY銀行に、...
《解 説》
一 公立高等学校の体育教師であった被災者は、死亡前日に労作型の不安定狭心症の発作を起こし救急車で病院に運ばれ、入院のうえ安静を保つことが必要な状況にあったのに、その日は学校に戻り午後からの勤務に就き、更に翌日も出勤して授業の打合せを行った後、同僚の勧めで再度専門医の診察を受け、...
《解 説》
那覇防衛施設局長は、国が使用権限を取得して米軍に使用を許している沖縄県に所在する米軍施設用地について、使用期間の満了後も引き続き同用地として提供する必要があるとして、二五四筆の土地につき、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本...
《解 説》
一 X1は、平成三年一一月、栃木県藤岡町内で、X2の所有する建物を賃借してパチンコ店「モナミ」を改装し、「パチンコ七福」を新装開店したところ、暴力団甲野組(組長Y1)の組員Y2から「みかじめ料」を要求されたので数回その要求に応じて支払いをしてきたが、平成四年春頃、Y2の「みかじ...
《解 説》
Xら夫婦は、Y市内に二か所の土地(本件土地(2)、(3))を共有しており、その周囲をY所有土地(本件土地(1))が囲んでいる。本件土地(2)の上には建築確認を経ていないX1所有の倉庫二棟が建ち、本件土地(3)にはX1が所有し、Xらが居住する建物が建っている。Xらは、本件土地(2...
《解 説》
一 本件は、ホクトM―五〇との名称のえのきたけ(以下「本件登録品種」という。)について種苗法に基づく品種登録を受けているXが、Yの行う夜間瀬一号及びTKと称するえのきたけ(両者をあわせて、以下「本件えのきたけ」という。)の種菌の生産及び有償譲渡行為は同法一二条の五第一項一号また...
《解 説》
一 本件事案の概要は、次のとおりである。
三階建て二世帯住宅に居住するXらは、大手の総合的警備保障会社であるYとの間で、防犯、防火等に関するホームセキュリティ契約(機器の一括購入とその後のセキュリティサービスの継続)を締結したところ、Yは、煙感知器については一階厨房部分の一箇...
《解 説》
一 Xは、Y1の経営するスイミングスクールのアルバイト水泳指導員であり、上司のY2の監督を受けながら受講生の水泳指導をしていた。
事故当日、Xは、指導員二名で一五名の受講生を水泳指導する予定であったが、他の指導員が休みをとったために、Y2の指示により一五名の受講生を一人で指導...
《解 説》
一 本件は、京都市教育委員会が、カセットテープを購入して、これに君が代を録音して学校に配付し、卒業式などでこれが再生演奏されたため、君が代反対の立場より提起された住民訴訟である。原告らは、テープ購入は君が代を強制する目的にでたものであり、また憲法の保障する思想良心の自由などを侵...
《解 説》
X1の子で大学一年生のX2(一八才)は、Y区が設置した公園のいわゆるターザンロープで遊んでいたところ、同ロープの台座から転落し、頭蓋骨線状骨折等の傷害を負った。Xらは、Yの公園緑地課長Aにおいて公園の管理上過失があったと主張して損害賠償を求める訴えを提起した。Xらの責任原因に関...
《解 説》
一 Xは、昭和六三年三月、訴外A証券会社に入社して営業活動をしていたが、平成二年ころから証券市況が悪化し、自分が担当していた顧客が投資信託の値下りによって損失が生じたことから、証券取引上禁止されている損失補填を自己資金で行うようになった。そして、その後、Xは、営業ノルマをこなす...
《解 説》
XはAに対し、認諾調書に基づき、八九〇万円の損害賠償請求権を有していたが、AにはBがYに対して有していた六七〇万円の準消費貸借契約に基づく債権のうち一〇〇万円の譲渡をBから受けた以外に見るべき資産がないとして債権者代位権に基づき、Yに対し一〇〇万円の支払いを求めた。これに対しY...