詳細検索画面
フリーワード検索


種別
裁判所名
裁判年月日


 
事件番号
( )
雑誌
   
69119件中 52321-52340件目を表示中
  • 《解  説》
     本件は、千葉大学医学部助教授で、同学部付属病院の中央放射線部部長であった被告人Aが、大型高額医療用機器である全身用X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT)一式の導入に関し、その販売業者の営業担当者らから、米国旅行費用などとして合計四三〇万円余の賄賂を収受したとして、贈賄側ととも...

    引用形式で表示 総ページ数:18 開始ページ位置:276
  • 《解  説》
     一 本件は、刃物の製作、販売業者が、日本料理の包丁儀式(いわゆる「包丁式」)に使用するための儀式包丁を製作、所持した行為が、銃砲刀剣類所持等取締法(以下「銃刀法」という。)の禁止する「刀」の所持にあたるとされためずらしい事案である。
     二 日本料理の世界においては、古来の伝統的...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:248
  • 《解  説》
     本件は、東京都の住民である原告(判文からすれば、当該定時制高等学校の職員であった者のようである。)が、東京都に代位して、同都立のある定時制高等学校に勤務していた教職員に対し不当利得の返還等を求める地自法二四二条の二第一項四号の住民訴訟である。
     その主張によれば、当該定時制高等...

    引用形式で表示 総ページ数:25 開始ページ位置:180
  • 1 遺産分割審判に対し重複する即時抗告の適否 2 原審判の一部につき再度の考案による更正審判がなされたときの抗告審の審判の範囲  3 具体的相続分算定のための遺産・特別受益・寄与分評価の基準時

    田中恒朗   

    広島高裁平5.6.8

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:164
  • 《解  説》
     一 事案の概要
     原審の遺産分割の審判に対し、一当事者が即時抗告をした後、他の当事者が即時抗告をしたところ、原審は、最初の即時抗告の抗告理由の一部を容れて、右審判の主文の一部につき再度の考案による更正審判をした。その後、別の他の当事者が附帯抗告をした。右各抗告及び附帯抗告とも、...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:258
  • 《解  説》
     本件一審判決は、被告人が平成四年七月二〇日ころ覚せい剤約二・五グラムを代金七万円で譲り渡したとの事実を認定し、別に認定した詐欺の事実と併せて被告人に有罪判決を言い渡したが、右覚せい剤代金について、特段没収・追徴の言渡しをしなかった。
     本判決は、検察官の控訴をいれ、一審判決には...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:280
  • 建物とその敷地が共同抵当の目的物の場合に建物が取壊された後再築されたときの法定地上権の成否と民法389条の一括競売の適否

    廣田民生   

    大阪高裁平5.6.11

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:256
  • 業務命令権の行使と不法行為の成否

    吉田肇   

    最高裁第二小法廷平5.6.11

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:320
  • 《解  説》
     一 本件は、リース会社であるXが、リース契約の借主兼割賦販売契約の買主であるY1と連帯保証人であるY2及びY3に対し、リース料金及び割賦代金の残金の支払いを求め、Y3の妻Y4に対し、詐害行為取消権に基づき自宅の売買契約の取消しを求めた事案である。
     Y1は、A社のスーパーチェー...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:204
  • 名古屋地平5.6.11判決

    《解  説》
     一 判示事項一に関する事案の概要は次のとおりである。
     建築工事の請負、不動産売買業を営むX2は、Yに対し、宅地及び同地上に建築予定の建物を代金一億一五〇〇万円で販売する旨の契約を締結し、手付金として五七五万円を受領した。X2は、その後建物を完成して、Yを所有者とする表示の登記...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:218
  • 《解  説》
     本件は、同一人の所有する土地とその地上建物の双方に共同根抵当権が設定された後に、建物が取り壊され、当該所有者により建物が再築された上、新建物に共同根抵当権を設定しないまま、それが第三者に譲渡された場合に、当該土地の根抵当権の実行としての競売において、新建物のために法定地上権が成...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:268
  • 最高二小平5.6.11判決

    《解  説》
     一 本件は、旧国鉄(昭62・4・1の国鉄法の廃止とともに国鉄清算事業団に移行した。国鉄清算事業団法附則二条参照。)の職員が業務命令を違法であるとして上司個人を相手に提起した損害賠償請求訴訟についての最高裁判決である。
     Xは国鉄九州総局鹿児島自動車営業所(以下「鹿児島営業所」と...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:125
  • 《解  説》
     一 甲事件は、Xらが、精神障害が存在せず、かつ、病院管理者による診断も保護義務者による適法な同意もないのに、精神衛生法三三条に定める同意入院の形式で宇都宮病院に違法に入院させられていたとして、Yら(Y1=宇都宮病院の医師兼管理者かつY2の理事、Y2=同病院の経営主体である医療法...

    引用形式で表示 総ページ数:31 開始ページ位置:76
  • 《解  説》
     Aは昭和六三年七月、Bに対し、Yの保証のもとに、八階建てのビル一階ショールームと二階事務所合計一八七平方メートルを期間三年の約で賃貸した。Aは、平成二年一一月死亡し、Xら二名が賃貸人の地位を相続した。XらとBは、平成三年七月、あらためて期間を三年とする新賃貸借契約を交わし、特約...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:276
  • 《解  説》
     原告は、固定資産課税台帳に登録されていない借地権付きの土地を購入したが、被告都税事務所長から、その土地の課税標準となるべき価格を更地価格として評価し、これによって計算した額の不動産取得税の賦課決定を受けた。
     そこで、原告は、右賦課決定には、借地権を考慮しないで税額を決定した違...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:237
  • 《解  説》
     一 本案は、大阪府豊中市(同地を管轄する簡易裁判所は豊中簡易裁判所、以下同様にカッコ内にその土地を管轄する簡易裁判所を記載する。)の交差点において信号待ちで停止していたX1会社所有車両にY1の運転するY2会社所有の車両が追突し、被害車両に乗っていたX2・X3・X4が負傷し、X1...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:273
  • P4実験室を利用してP4レベルのDNA組換え実験をしてはならないとの差止めが認められるか(消極)、同実験がなされた場合に損害賠償請求が認められるか(消極) -P4施設利用差止め等請求事件

    中村哲   

    水戸地裁土浦支部平5.6.15

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:122
  • 水戸地土浦支平5.6.15判決

    《解  説》
     一 事案の概要
     本件は、茨城県つくば市及び牛久市に居住する原告らが、被告理化学研究所(以下・被告)のライフサイエンス筑波研究センター(つくば市高野台所在)実験施設のうち、P4実験室におけるP4レベルの組換えDNA実験により、その生命、身体に回復しがたい重大な損害を受けるおそれ...

    引用形式で表示 総ページ数:28 開始ページ位置:80
  • 《解  説》
     本件は、雑草が生い茂って見通しの悪い一車線道路のカーブ付近において、単車を運転していた原告と、自動車を運転していた被告とが正面衝突した交通事故による損害賠償請求事件である。本件の争点は、損害額及び過失相殺であるが、事故当時大学生であった原告に後遺障害が残存したため、特にその逸失...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:205
  • 《解  説》
     Xは昭和五五年二月、歩行中に交通事故に遭ったが、長期間胸部痛等が消失せず、国立大学医学部附属病院において、同五六年一〇月から五八年一月までの間、持続硬膜外ブロック等のブロック施術を約三〇〇回にわたって受け、同五八年五月にはくも膜下フェノールグリセリンブロック施術を受けた。Xは、...

    引用形式で表示 総ページ数:18 開始ページ位置:216