基本たる口頭弁論に関与しない裁判官が判決をした場合においても、控訴審において、当事者が弁論更新手続の欠缺の違法を争わないことを合意したこと及び右欠缺以前の証拠調の結果を更めて陳述し且つ責問権を放棄した等の事情があるときは、なお弁論をなす必要がある、とはいえない
1 国籍法8条にいう「自己の志望によって外国の国籍を取得したとき」とは、真に志望取得の意思をもってなされたことが必要である 2 日本国籍を喪失した原因は国がその立証責任を負担すべきか(積極)
検察官の公訴提起及び公訴追行につき、有罪の裁判を得られるとの当該検察官の心証が合理的根拠を欠くとはいえないとして、その違法性を否定した事例
建築基準法42条1項5号の規定による道路位置の指定につき、関係権利者の承諾を、実体法上の権利に基づきあるいは承諾をしないことを権利の濫用であるとして求める訴は適法である
相続開始前の相続の事前放棄は許されず、また、相続しない旨言明し、遺留分放棄の許可まで得ている相続人が相続開始後相続権を主張しても、権利の濫用に当らないとされた事例