検索欄の「詳細ボタン」をクリックすることで、
より詳細な検索を行うことができます。
詳細検索では、「フリーワード検索」「種別」「裁判所名」
「裁判年月日」「事件番号」から検索を行えます。ぜひお試しください。
最も長い歴史をもつ判例実務誌
抵当権者の短期賃借権者に対する明渡請求
賃金仮払仮処分の失効と仮払金の返還義務
情報非公開決定処分取消訴訟における和解
公害等調整委員会による道路騒音等公害事件の解決
<ブック・レビュー>木川統一郎著『訴訟促進政策の新展開』(日本評論社刊、A5判・304頁・3800円)
物から生じる収益と不当利得(1)
<銀行実務と民事裁判223>信用金庫取引約定書による保証責任の限度を保証人が振り出した手形の金額に限定した事例
<刑事法判例時評58>予備的訴因と攻防対象論(最高裁平成元年5月1日第一小法廷決定、本誌699号186頁)
最高裁第三小法廷平元.6.20判決
1 国が行う私法上の行為と憲法98条1項にいう「国務に関するその他の行為」 2 私法上の行為と憲法9条の適用 3 憲法9条と民法90条にいう「公ノ秩序」との関係
東京地裁平元.8.8判決
1 NTTが発行するテレホンカードは、刑法上の有価証券にあたるとされた事例 2 NTTが作成した利用可能度数50度の真正なテレホンカードの一部である磁気部分の磁気データのうちの利用可能度数を、権限なく1998度に改ざんすることは、有価証券の変造にあたるとされた事例 3 テレホンカードをカード式公衆電話機のカード差込み口に挿入して使用することは、有価証券の行使にあたるとされた事例
名古屋高裁金沢平元.5.17判決
1 原子力発電所から廃液が誤って外部に漏れたが、魚介類には危険な汚染は生じなかったとされた事例 2 放射性物質の漏出量が微量で魚介類には汚染はなかったとしても、漏出海域産ということで売り上げが減少した場合は、事故と魚介類仲買い業者の損害との間に一定限度で因果関係が肯定されるが、汚染海域産以外の海産物の売り上げ減少との間には因果関係は否定されるとした事例
最高裁第二小法廷平元.6.23判決
最高裁第一小法廷平元.6.1判決
大阪地裁平元.4.11判決
大阪府水道部の懇談会費の支出状況に関する文書が、大阪府公文書公開等条例の非公開事由のいずれにも該当しないとされた事例
東京高裁昭63.10.24判決
1 登記官の登記簿閲覧の監視に過失があるとして国に対する国家賠償請求を認容した原判決を維持した事例 2 固定資産課税台帳の閲覧監視を怠り、同台帳が偽造されたことと金員詐取との間に因果関係がないとして東京都に対する国家賠償請求を棄却した原判決を維持した事例
東京地裁昭63.10.27判決
再製された公図の地番表示に過誤があり、また、同時に作成された町地図にも同一の過誤があったのに、登記官においてこれを看過し、町への通知を怠るという過失があったため、町地図の記載を信じて買い受けた隣接地を自己所有地として占有してきた者に10年の取得時効が認められ、かつ、右時効取得により所有権を失ったもと所有者から国に対する損害賠償請求が一部認容された事例
名古屋地裁昭63.10.31判決
いわゆる詐欺的投資商法の被害者が、売却代金を投資に供するため自己所有土地の売却をセールスマンに委託し、セールスマンがこれを実行した場合に所得税法72条(雑損控除)の適用を否定した事例
神戸地裁平元.3.14判決
大阪高裁平元.3.14判決
1 貸金業法18条2項の貸主の預金口座に対する払込み方法による利息制限法の制限額を超過する利息の支払いがなされたときも、貸金業法43条1項2号により同法のみなし弁済の効力を受けるためには同法18条1項所定の受取証書の交付を必須の要件とする 2 貸金業法18条2項の方法による利息、損害金の支払いにつき、貸金業者と借主間で銀行作成発行の振込金受取証をもって同法18条所定の受取証書に代える旨の合意がなされたとしても、現実に右受取証書の交付がないので、同法43条のみなし弁済の効力を享有しえないとされた事例
大阪地裁平元.4.20判決
娘の夫に対し情誼に基づき生活費等の援助をした父が夫に忘恩行為があったとして贈与の撤回による金銭の支払を求めた場合につき、信義則に基づきこれを認容した事例
東京地裁昭63.12.23判決
1 穀物相場分析プログラムの磁気記録円盤の譲渡契約の法的性質 2 解析に高度の知識を要することを知らないでプログラムの磁気記録円盤を購入した買主に動機の錯誤があったとして、同契約が無効とされた事例
大阪高裁平元.2.17判決
基礎構造の欠陥に基づく不等沈下により傾斜した鉄骨造4階建建物の建築確認申請手続及び設計図書の作成を委託された建築士事務所及びその管理建築士に、設計上の過失に基づく不法行為責任が認められた事例
山形地裁平元.4.25判決
会社従業員は、会社が自分達への異常な高額給与を含め、多額の経費を費やしていて、極めて高率の収益を維持しなければ客に対する純金ファミリー契約上の義務を履行し得ないことを認識していた一方、マスコミの厳しい批判報道にもかかわらず、自社がどのようにして高収益を得ているか具体的に納得のいく説明を受けていない場合、会社が客から金地金売買代金名下に受領した金員を経費に費消しているとの批判報道が真実であって、金地金を約定どおり客に償還することが不可能または著しく困難であることを容易に認識しえたものというべきである
大阪高裁平元.5.12判決
交通事故の被害者の治療費の支払いに関し、任意保険会社と医療機関の間で行われる「一括払い」(あるいは「一括取扱い」)なるものの法律上の性質
東京地裁八王子平元.3.15判決
1 米軍基地における米軍の夜間飛行活動等につき、国を被告とする差止請求の適法性 2 被告が行うべき行為、不作為の内容が具体的に特定されていない差止請求の適法性 3 米軍の飛行活動による騒音等を理由とする損害賠償請求の適法性 4 米軍の飛行活動による騒音等の受忍限度と損害 5 継続的不法行為に基づく損害賠償請求権と消滅時効 6 米軍の飛行活動による騒音等を理由とする将来の損害賠償請求の適法性
広島地裁平元.5.29判決
1 子宮筋腫患者の子宮を摘出した行為が、患者の承諾を欠くものであったとして、医師の説明義務違反、承諾取付義務違反による損害賠償請求が認容された事例 2 医師の説明義務、承諾取付義務の証明責任について判示した事例
東京高裁平元.5.29判決
遺産に属する不動産の共有持分の一部につき遺産分割が未了である場合に、右部分についての共有物分割の訴えが不適法であるとして却下された事例
東京高裁昭63.12.21判決
東京高裁昭63.10.12決定
仮換地の指定がなされている土地の競売において、仮換地の地積を誤認させるような表示をしたまま売却した違法があり、物件明細書の作成及び売却の手続に重大な誤りがあったとされ、売却許可決定が取り消された事例
大阪高裁平元.3.31決定
東京地裁平元.5.19判決
東京地裁八王子平元.3.13判決
1 他人を介した自首に該当しないとされた事例 2 任意出頭した被告人両名を、警察で指示したホテルに宿泊させ、その付近に警察官を配置し、連日警察署に同行して取調を行った措置は、妥当性を欠くが、関係証拠の証拠能力に影響を及ぼすほどの違法とはいえないとされた事例
東京地裁八王子昭62.10.3決定
被疑者の居室を捜索場所とする捜索差押許可状の執行にあたり、立ち会っていた女性被疑者の下着の中から覚せい剤等を発見した手続が違法とされた事例
東京地裁平元.8.16判決
1 幼稚園唱歌チューリップ、コヒノボリ等の歌詞の著作者が認定された事例 2 著作者人格権の氏名表示権の侵害が認められた事例
Copyright (C) Hanrei Times Co.,Ltd. All Rights Reserved.