最も長い歴史をもつ判例実務誌
自作農創設特別措置法第3条第1項第1号該当地として定められた農地買収計画に対する異議を、市町村農地委員会が、同号に該当しないとしながら、同条第5項第2号に該当する故をもって棄却することができるか
1 建物の賃借人が、借家権及び造作代等の名義で賃貸人に交付した金員は、賃貸借終了後その返還を求めうるか 2 借家法第5条にいわゆる造作の意義
「この法律前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。」との規定と刑法第6条適用の有無(新法の軽い場合)
公職選挙法第212条第1項第1号違反を第5号違反と誤認すること又はその法令の適用を誤る違法は判決に影響を及ぼすこと明らかならず
控訴審が原審の業務上横領の訴因を窃盗に変更を許した措置を違法として破棄差戻し原審に係属中検察官が右と同一訴因の窃盗を更に起訴した場合、原審は先の控訴審の見解に反し先の起訴の業務上横領とこれを同一のものと解し後の窃盗の公訴を二重起訴として控訴棄却の決定ができるか
「選挙についての注意」と題する書面の頒布を公職選挙法第142条の禁止を免れる行為とした事例 特定者のみを対象とする配布は同法第146条第1項の頒布といえるか
裁判所外における証人尋問に被告人が立ち会わなかった場合と刑訴規則第126条第1項の通知の要否 右規則違背が責問権の抛棄により治癒されるとした事例
1 暴行の場所「地下宿直室」と「刑事室」の相違は事実の同一性を害するか 2 被告人と共謀した者の氏名の間違は刑訴法第378条の理由不備となるか
無断転貸による契約解除を原因とする調停において家屋明渡の調停が成立したのち賃借人が契約解除の無効を主張し調停の効力を争うことが許されるか