判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

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判例タイムズ No.1247


  • <研究会「事実認定と立証活動」7>効果的立証・検証・鑑定と事実認定

    加藤新太郎    村田渉    須藤典明    馬橋隆紀    山浦善樹   

    引用形式で表示 総ページ数:30 開始ページ位置:5
  • <特集・まちづくりと住民自治>
    ①まちの成り立ち
     歴史的概観からまちづくりの法的構成要素を探る

    田中修一   

    特集・まちづくりと住民自治

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:35
  • <特集・まちづくりと住民自治>
    ②建築協定とまちづくり

    小賀野晶一   

    特集・まちづくりと住民自治

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:42
  • <特集・まちづくりと住民自治>
    ③まちづくりと地域コミュニティ
     社会のありようの変遷と市民協働による「まちづくり」

    坂上稔   

    特集・まちづくりと住民自治

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:49
  • <特集・まちづくりと住民自治>
    ④住民自治とコンプライアンス

    西口元   

    特集・まちづくりと住民自治

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:56
  • <判例展望民事法35>裁判実務における錯誤論
     その現状と課題-同時存在の原則を中心として

    松本光一郎   

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:61
  • 千葉県医事関係裁判運営委員会第11回定例会

  • 宇都宮地方裁判所における倒産事件の運用

    手塚富穂   

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:84
  • 後継ぎ遺贈型受益者連続信託の法と経済分析

    福井秀夫   

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:92
  • <実践 刑事弁護:裁判員にわかりやすい弁護のために1>
    刑事弁護
     わかりやすさの路標

    早野貴文   

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:101
  • <世界の司法107-その実像を見つめて>
    イングランド刑法におけるネセシティの理論について
     謀殺罪との関係を中心に

    上原恵美子   

    謀殺罪との関係を中心に

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:107
  • <世界の司法108>
    アメリカ民事訴訟における電子化の状況について

    吉岡大地   

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:109
  • 《解  説》
     1 本件は,平成17年9月11日に施行された衆議院議員総選挙(以下「本件選挙」という。)について,東京都内の選挙区の選挙人であるXら(原告,上告人)が,衆議院小選挙区選出議員の選挙(以下「小選挙区選挙」という。)の選挙区割り及び選挙運動に関する公職選挙法等の規定は憲法に違反し無...

    引用形式で表示 総ページ数:24 開始ページ位置:111
  • 最高三小平19.6.19判決

    《解  説》
     1 申立人は,詐欺罪により1審で実刑判決の言渡しを受け,同判決が確定して刑の執行を受けている者であるが,同事件の1審の審理を担当した裁判所に対し,当該判決の基礎となった被告事件係属中の勾留について,「勾留取消請求申立書」と題してその取消しを求める趣旨の書面を提出した(以下「本件...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:135
  • 《解  説》
     1 Xは,昭和39年5月8日生まれのミャンマー人の男性であるが,平成15年11月19日,新東京国際空港に到着し,A名義の旅券を用いて在留資格を「短期滞在」,在留期間を「90日」とする上陸許可を受けて本邦に上陸し,その後,上記上陸許可に係る在留期限を超えて本邦に不法に残留していた...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:138
  • 大阪地平18.12.20判決

    《解  説》
     1 本件土地は,その北側部分は賃貸マンションの敷地となっていたが,南側部分は隣接地(その所有者はXらの親族のようである。)とともに商業用駐車場の敷地の一部として利用されていた。Y(大阪市)の市長は,本件土地に賦課すべき固定資産税の課税標準を算定するに当たり,その全体を1画地とみ...

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:152
  • 3 市長が20年以上勤続して退職した職員について職員の給与に関する条例(昭和31年大阪市条例第29号。平成17年大阪市条例第20号による改正前のもの)5条6項の「市長が特に必要と認めた場合」に該当するものとして特別昇給をさせたことが地方公務員法40条の規定の趣旨に反せず同条例5条6項の規定により市長に付与された裁量権の範囲を逸脱するものではないとされた事例(大阪地裁平18.8.23判決)

    引用形式で表示 総ページ数:18 開始ページ位置:168
  • 《解  説》
     1 本件は,旧M町(現S市)の住民であるXが,O市とM町とで組織する一部事務組合であるS医療保健センターの監査委員が長年にわたり毎月行うべき例月出納検査を年間のうち約半分を省略するなどして怠ってきたにもかかわらず,S医療保健センターは,条例所定の月額報酬の全額を支払ってきたから...

    引用形式で表示 総ページ数:19 開始ページ位置:186
  • 名古屋簡

    平18.12.13判決

    《解  説》
     1 Y会社は,退職年金規定により適格退職年金制度を実施してきたが,適格年金制度に関する法律の変更により,平成24年4月1日以降は税制適格がなくなり,拠出金の損金算入も税制上認められなくなることから,退職金制度及び退職年金制度の見直しを行い,適格退職年金制度を廃止して確定拠出型年...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:205
  • 《解  説》
     1 本件は,いわゆる一般労働組合である原告組合が,航空会社である被告会社に対し,航空整備士の組合員が雇止めを通告されたこと等に関して団体交渉を申し入れたにもかかわらず,被告会社がこれに応じなかったことが原告組合の団結権,団体交渉権等を侵害する不法行為に当たるとして損害賠償請求が...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:212
  • 《解  説》
     1 事案の概要
     控訴人(原審原告)は,亡Aの相続人である。亡Aは,平成9年5月,被控訴人(原審被告)経営の老人ホームに入所したが,平成14年12月13日ホーム内で転倒して負傷し,その後手術のため入院中に肺炎に罹患し,死亡した。そこで,控訴人は,主位的に不法行為(使用者責任)に...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:226
  • 《解  説》
     1 本件事案の概要は次のとおりである。
     (1) 宗教法人であるXは,都内の市街地に墓地施設(本件墓地)の建設を計画していたところ,本件墓地の周辺住民であるYらは,本件墓地の建設に反対し,平成12年,東京地方裁判所に,A区保健所長らを被告として,墓地等経営許可申請受理の取消しを...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:231
  • 《解  説》
     1 本件は,Y1が経営する会社Y2の営む薬局に事務員として勤務していたXが,Y1からセクシュアルハラスメントを受け,これを職場の同僚に相談したことにつき,Y1とその妻から一方的に責められた上に不当に解雇されてPTSDを発症したなどと主張し,Yらに対し不法行為に基づく損害賠償を求...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:242
  • 新潟地新発田支
    平19.2.27判決

    《解  説》
     1 本件の事案の概要は次のとおりである。Xら及びYらは約36戸で構成される集落の構成員である。同集落においては毎年岩魚つかみ取り大会が開催されていたが,Xが同大会からの脱会を申し出たのをきっかけに,Xら11名を含む15名が同大会から脱会する旨記載した文書を集落の区長であるY1に...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:248
  • 《解  説》
     1 本件は,スキー場等のリゾート施設を所有していたB社の清算型民事再生手続に際し,営業譲渡を受けることを予定して設立されたX社が,B社の申立代理人となった弁護士Yに対し,①Yが,B社の代理人又は弁護士としての説明義務に違反し,X社をして,X社が本件に関して支出する金員は,「共益...

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:259
  • 《解  説》
     1 本件の原告は,民主党に所属する衆議院議員で本件当時は議院運営委員会の筆頭理事を務めていた。被告会社は,出版社で週刊誌「週刊ポスト」を発行しており,個人被告3名は同社の従業員でそれぞれ編集長,デスク,取材記者として同誌の編集刊行に携わっていた。当時は,政治的にはいわゆる郵政民...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:276
  • 名古屋地
    平18.9.29判決

    《解  説》
     1 本件は,上司の暴力やその後の労災申請手続などにおける不当な対応をきっかけとして心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったなどとして,カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの従業員(X)が,同社(Y1)と元上司(Y2)を相手取り,不法行為に基づく損...

    引用形式で表示 総ページ数:19 開始ページ位置:285
  • 《解  説》
     1 Xは,平成16年10月21日,歯痛のためBの経営するA歯科医院において,亡B歯科医師の治療を受け,右下智歯(親不知)の抜歯手術を受けたが,その際Bは下顎骨骨折を発症させたなどと主張し,Bの相続財産Yに対して,不法行為並びに債務不履行により,治療費,逸失利益等合計2171万円...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:304
  • 山口地岩国支平19.1.12判決

    《解  説》
     1 訴外A(昭和27年生)は,京都市内の病院で診察を受けたところ,進行した膵臓癌と診断されたため,平成14年8月31日,Yの経営するB医院に併設されたYの自宅に入院し,同年11月4日までの間,診断・治療を受けていたが,京都市内の病院に転院した後の同月12日,膵臓癌,肝転移,肺転...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:310
  • 《解  説》
     1 建設機械の修理販売業を営む株式会社であるXは,Y(大分支店)との間で手形取引約定を結び,いわゆる「見返り手形」による決済方法を採っていた。ところが,その後,Yは,資金繰りに窮したXの依頼に応え,平成15年3月ころ,貸金の弁済期の延長に応ずる代わりに,預かり保管中の「見返り手...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:323
  • 東京地平18.10.26判決

    《解  説》
     1 本件は,被告が三味線用バチに付していた標章(「金色の六角形の中に『一枚甲』という文字を縦書きした」シール)が,「バチ」を指定商品とする「一枚甲」なる原告の商標権を侵害しているとして,原告が被告に対し損害賠償を求めた事案である。被告は,(1)原告の商標と被告の標章が類似しない...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:328
  • 福岡高平18.12.28判決

    《解  説》
     1 本件は,XのYらに対する交通事故による損害賠償請求事件(基本事件)において,Xから申し立てられた文書提出命令をめぐる事件である。Yら訴訟代理人は,基本事件の弁論準備手続の中で,Xの後遺障害の内容,程度について医師の意見書とそれに基づく主張を提出することを約束したが,それを提...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:337
  • 水戸地平18.10.24判決

    《解  説》
     本件は,Yが,Xに対して,20万円を貸し付けたと主張していて,同額及び遅延損害金の支払を請求した事案である。
     原審は,かかる事実が認められるとして,請求を認容したが,控訴審である本判決は,XY間においていわゆる不起訴の合意があったとして,原判決を取り消し,本件訴えを却下したも...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:340
  • 名古屋高平19.2.16判決

    《解  説》
     1 本件は,被告人が,被害者に自動車を衝突させ,転倒させてその動きを止めた上,刃物で刺し殺すとの計画を立て,実際に包丁やレンタカーを準備して被害者を待ち伏せ,歩いている被害者に時速約20キロメートルで自動車を衝突させて傷害を負わせたが,その段階で翻意して被害者を包丁で刺さなかっ...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:342