民訴第546条の執行文付与に対する異議の訴においては執行文付与の形式的前提要件の欠缺すなわち執行文付与についての形式上の瑕疵を主張することは許されない。
金融業を営む株式会社が相手方から金員を受取りその金額相当の株券を作り金員は株金充当資金として受取る旨の形式を整えても、諸般の情況からみてその実質は消費貸借であると認めた事例
小切手の失効による利益償還請求権は失権当時小切手の所持人として小切手上の権利を行使し得た者に対してのみ与えられるべきものである。
登記簿上A・B・C3名の共有名義の土地につきDのため不法に所有権移転登記がなされたときA・BがDに対し右登記の抹消を請求する訴訟に、CがA・Bと同一の訴訟代理人によってした参加の申出は適法である。
控訴趣意書に相被告人の控訴趣意を引用した場合その相被告人が右趣意書に基く弁論をする以前に控訴を取下げたときその引用部分について判断を要するか
起訴状に訴因として共謀による窃盗の事実が記載されその罰条に刑法第60条がないとき、罰条追加手続を経由しないで判決において刑法第60条を明示することは違法か