《解 説》
本件は,多頁面付け方法についての特許権(本件特許権)の共有持分を有する原告が,多頁面付け方法に関するソフトウェアを製造,販売している被告に対して,同ソフトウェアを用いて多頁面付けを行う際の方法(被告方法)は,本件特許権に係る特許発明の技術的範囲に属するものであって,同ソフトウェ...
《解 説》
1 本件は,Y会社に勤務していたXらの長男であるAが自殺したことについて,Y会社には,契約上,Aの労働時間を適切に管理し,Aの心身の健康が害されないように配慮すべき義務があるのに,これを怠り,出勤簿すら設けず,労働時間の管理を放棄して,Aの長時間労働を放置し,労働時間を軽減した...
1 逃亡犯罪人引渡手続における逃亡犯罪人を引き渡すことができない場 合に該当するとの決定と審査請求命令及び拘禁の違法性
2 逃亡犯罪人引渡手続における法務大臣による法令の解釈の違法性
《解 説》
1 本件は,当時の庄内町(現在合併により由布市)が交付した植栽補助金について,住民(X)らがその交付は公益性を欠き違法であるなどとして住民監査請求をし,さらに由布市長(Y)に損害賠償等を求める住民訴訟を提起した事件である。
庄内町(町)は,大分県がした砂防ダムの工事のために作...
《解 説》
本件は,Xが土地を取得して不動産取得税を納付し,その後当該土地上に特例適用住宅を新築したことを理由に同税の減額還付を求めたところ,Y県の支庁長(後に県税事務所長が承継)が減額還付をしない旨決定したため,XがYに対し,同処分の取消しと還付金の支払いを求めた事案である。
事実経過...
《解 説》
1 事案の概要
Xは,海運業を営む会社であり,同じく海運業を営む会社であるY1の所有するコンテナー専用船(以下「本船」という。)の一部を再傭船していた。本船は,当時,名古屋,横浜,キールン,香港,シンガポール,そして南アフリカ共和国のダーバンの各港に寄港し,貨物の積付けを繰り...
《解 説》
1 本件は,平成16年改正前商品取引所法97条の2に定める指定弁済機関である商品取引受託債務補償基金協会(訴外協会)が,商品取引員(先物取引会社)である破産者の委託者からの受託債務につき,事前求償権30億円の債権届出をして,委託者債権者らに同額を弁済し,訴外協会を承継したXが同...
《解 説》
1 Aは,産業廃棄物処分業を営んでいたところ,訓練中の自衛隊機がAの廃棄物処理施設機械設備(以下「本件廃棄物処理施設」という。)の近くに落下し,本件廃棄物処理施設に対する電力の供給が一次途絶し,約2時間停電した(以下「本件事故」という。)。Xは,Aとの間で,本件廃棄物処理施設に...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,熊本に本社を有し特定建設業の許可を得て建設業を営む会社の取締役兼東京支店長であった被告人が,代表取締役社長らと共謀の上,(1)九州地方整備局長にあて,真実は債務超過であるのに,債務超過ではない旨虚偽の記載をした貸借対照表等(33期営業年度のもの。平成1...
《解 説》
1 本件は,入国審査官から出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」という。)24 条4 号ロ(不法残留)に該当するとの認定を受けた後,口頭審理請求権を放棄した原告が,入国審査官による口頭審理請求権の告知に違法な点があったとして,退去強制令書発布処分(以下「本件処分」という。)の...
《解 説》
1 本判決は,小田急小田原線の一部区間を高架化すること等を内容とする各都市計画事業の認可につき沿線住民がその取消しを求めた訴訟について,いわゆる論点回付により原告適格の有無につき判断をした最高裁大法廷判決(最大判平17.12.7民集59巻10号2645頁,判タ1202号110頁...
《解 説》
1 本件は,公務執行妨害被告事件の被告人として大阪拘置所に勾留されていたXが,大阪拘置所長らに対して,弁護人接見時における弁護人に対する宅下げ書類については,弁護人やXの面前で,封筒を開披し,書類を閲読することなく禁制品の有無の検査だけをするよう要求したにもかかわらず,拘置所の...
団体の不正経理問題等及びその代表者の発言等に関する雑誌記事につき、その内容とともに掲載された写真、小見出しの内容等を考慮すれば、両名に対する名誉毀損に当たるものであり、これが真実であり又は真実と信じるに足りる相当の理由があったとも認められないとして、不怯行為の成立を認めた事例(東京地裁平18.11.7判決)
《解 説》
1 本件は,原告が,(1)被告乙山一郎に対しては,被告乙山一郎が配信したメールマガジンにおいて,原告が準強姦事件に関与したなどの原告の名誉を毀損し,プライバシーを侵害する記載があったとして,(2)被告株式会社噂の真相及び同丙川二郎に対しては,被告噂の真相が発行し,被告丙川が編集...