《解 説》
1 事案の概要
本件の事案の概要は,次のとおりである。A女は,Y1が所有・賃貸し,Y2が管理するマンションの一室(以下,「本件居室」という。)を賃借していたが,平成10年12月7日,本件居室内において一酸化炭素中毒により,死亡した。
本件居室には,ガス瞬間湯沸器(以下,「本...
《解 説》
1 エヌ・ティ・ティ中央パーソナル通信網株式会社(以下「NTTパーソナル」という。)は,自社のPHS回線とNTTの電話網をNTT所有のエントランス回線により相互接続することによって,PHSサービスを提供していた。NTTパーソナルは,上記相互接続のため,エントランス回線1回線につ...
《解 説》
1 本件事案の概要は次のとおりである。X労働組合は,Y鉄道会社の労働者約1000名で組織されている組合である。Yは,地方機関としてO市内に関西支社を置き,同支社の現業機関として第1ないし第3車両所を置いている。第1車両所には約56名で組織されたXの下部組織である分会(以下「本件...
《解 説》
(1)有明海において漁業を営む漁業者106名は,国営諫早湾土地改良事業の工事により,漁業権,漁業行使権,人格権,環境権及び自然享受権が侵害されているとして,各権利に基づく妨害排除請求権を被保全権利とする工事差止めを求める仮処分を申し立てた。佐賀地方裁判所は,平成16年8月26日...
《解 説》
1 事案の概要
(1) Xは,弁護士であり,債権回収にまつわる法律問題に関し簡潔かつ平易な記述をもって解説する文献(原告文献1),署名・捺印にまつわる法律問題に関し簡潔かつ平易な記述をもって解説する文献(原告文献2)及び手形・小切手にまつわる法律問題に関し簡潔かつ平易な記述を...
《解 説》
1 訴外A(昭和42年生)は,気管支炎等の治療のため,平成9年10月15日から,Yの経営するB医院に通院していたところ,4月27日,ビブラマイシン等の点滴静注を受けたが,その直後容態が急変し,急性循環不全及び呼吸不全に陥ったため,救急車で総合病院に搬送されたが,アナフィラキシー...
《解 説》
1 控訴人(原審被告)Yはゴルフクラブを経営する会社であり,被控訴人(原審原告)Xは預託金を支払って,同クラブに入会した者である。Xは,Yに対する預託金返還請求訴訟(別件訴訟)において,平成14年6月25日,1300万円及びそれに対する遅延損害金の請求を認める仮執行宣言付判決(...
《解 説》
1 本件は,抗告人(基本事件原告)が,基本事件における鑑定人について,鑑定書が2頁しかなく,医学的資料の添付や用語の説明がないこと,原告からの書面による質問に応じないこと,鑑定内容が被告病院のカルテの一部の記載に偏った偏頗なものであることなどを理由として,鑑定人について誠実に鑑...
《解 説》
1 本件は,原告(当時の商号は株式会社日本長期信用銀行)の平成10年3月期の決算配当(配当総額71億円余)とそれに先立つ平成9年9月期の中間配当(配当総額71億円余)が,商法290条1項(決算配当),もしくは商法293条ノ5第3項(中間配当)に違反しており,配当可能利益がないに...
《解 説》
1 事案の概要
X1は,組立マンホールであるユニホールの規格の制定,設計施工に関する規準の整備及び技術の調査研究等の事業を行う全国ユニホール工業会を設立した唯一の特別会員であり,X2はその賛助会員である。Xらは,ユニホール工業会向けの商品として,判決添付の原告商品目録記載のマ...
《解 説》
1 本件は,いわゆる同和団体の支部役員の地位にあった被告人4名において,被告人のうち1名がその勤務先の会社から解雇通告を受けるなどしたことを契機として,部落差別による不当解雇の糾弾を装って同社から解雇予告手当名下に金員を喝取しようと企て,同社を訪問の上,応対した同社担当者に対し...
《解 説》
1 国民年金法(昭和56年法律第86号による改正前のもの。以下「旧法」という。)7条1項は,国民年金の被保険者資格等について,いわゆる国籍要件を設けて,日本国籍を有しない者を除外していた。その後,難民の地位に関する条約を批准したことに伴い制定された難民の地位に関する条約等への加...
ホテル等建築の適正化に関する町の条例が風俗営業等の規制及び業務の適 正化等に関する法律や旅館業法に抵触しないとされた事例
《解 説》
1 本件は,Yの職員であるXらにおいて,YのX1に対する降任処分及び減給処分並びにX2に対する減給処分について,Yの行った本件各処分は処分事由が不存在ないし懲戒権の濫用であり無効であるとして,本件各処分の無効確認,減給された賃金控除分の支払のほか,X1は処分前の課長の地位にある...
《解 説》
1 原告Xは,平成13年には東証・大証第1部に上場し,眼鏡専門店では売上額第2位の会社であって,指定商品を眼鏡等とする,「メガネの愛眼」(X登録商標1),「AIGAN」(X登録商標2),「愛眼」(X登録商標3)の商標権者である。被告Y1~Y4は,眼鏡販売業等をしているグループに...