《解 説》
1 本件は,被告人が,いわゆるセキュリティ・ホールを利用して,不正アクセス行為を行ったという不正アクセス行為の禁止に関する法律(以下「不正アクセス禁止法」という。)違反の事案である。本件の手法等事案の詳細については判決文にあたられたいが,本件サーバでは,ID及びパスワードの入力...
《解 説》
1 本件事案の概要は以下のとおりである。
ミャンマー国籍を有するXは,平成10年,就学の在留資格で本邦に入国した後,在留期間の更新や在留資格の変更により,適法に本邦に在留していたが,平成14年12月25日を経過して本邦に不法に残留することとなった。
Xは,適法に在留していた...
《解 説》
1 本件の事案の概要及び公判の経過等
(1)事案の概要は,判決の認定によると,被告人が,勤務先病院に平成10年11月2日から気管支喘息重積発作に伴う低酸素性脳損傷で意識が回復しないまま入院中の当時58歳の男性患者に対し,自分が考える「自然なかたち」で看取りたいとの気持ちをいだ...
《解 説》
1 被告人は,覚せい剤取締法違反の事実で勾留の上,起訴された。被告人の父親は,第1回公判前に被告人の保釈を請求したが却下された。
この裁判に対し,父親が準抗告を申し立てたところ,原裁判所は,「申立人は刑訴法352条所定の『決定を受けたもの』には当たらないから,同法429条1項...
《解 説》
1 Xら4名は,昭和34年から昭和50年にかけてYに採用された高卒女性事務職であるが(うち1名は,当初約3年間Yの関連会社で採用),昇格及び昇級について女性差別を受けたとして,Yに対し,①主位的に,昭和61年以降の同期同学歴の高卒男性事務職との差額賃金相当の損害及び精神的損害を...
《解 説》
1 本件事案の概要は次のとおりである。Xは生命保険業等を目的とする会社であるが,平成15年8月から9月にかけて,4名の嘱託事務員を契約期間満了により雇い止めした。これに対し,4名の嘱託事務員が加盟する労働組合であるYは,Xに対し,4名に対する雇用継続を要求し,地労委に対し,不当...
《解 説》
1 訴外A(昭和19年生)は,平成5年10月18日,尿管結石,腎結石のため,Yの経営するB病院に入院したが,同月21日,急性腎不全及び急性心不全により死亡した。
そこで,Aの遺族であるXらは,Yに対し,担当医師らが,結石に対する治療方法の選択を誤り,早期に血液透析療法を導入す...
《解 説》
1 本件は,温泉採取権(温泉を掘削し,湧出する温泉を利用することができる権利のことをいう。以下「本件温泉採取権」という。)を使用して温泉給湯事業(以下「本件給湯事業」という。)を営んでいたYが,本件温泉採取権をXらに対して譲渡したにもかかわらず,平成5年8月1日から平成17年1...
《解 説》
1 本件は,住宅街での隣人による騒音について,傷害罪の成否が争われた事件である。事案の概要は決定に要約されているとおりであり,被告人は,自宅から隣家の被害者らに向けて,ラジオの音声や目覚まし時計のアラーム音を,約1年半の間にわたり,連日早朝から深夜・未明まで鳴らし続けるなどして...
《解 説》
1 本件は,いわゆる過激派の活動家である被告人らが,共謀の上,真実は対立抗争する勢力からの攻撃に備えて室内及びベランダに金属製単管及び金属板等を固定するなどして要塞化し,同派の活動拠点として使用する意図であるのに,その情を秘して,住居用マンションの一室の賃貸借契約を締結し,同室...
《解 説》
1 本件は,産業廃棄物処分業を営んでいたXが,平成12年3月21日にした廃棄物の処理及び清掃に関する法律14条の2第1項に基づく産業廃棄物の処分の事業範囲の変更(建設廃材の最終処分に建設汚泥及び汚水の脱水処理を追加するもの)の許可申請について,Yが何ら処分しないことの違法確認を...
《解 説》
1 本件は,Xが,私道に車両を駐車させているYに対し,通行地役権に基づく妨害排除ないし予防請求として,車両を駐車させることの禁止等を求めた事案である。
2 XとYは,いずれも住宅地に土地を所有しており,X所有地から公道まで自動車による通行が可能な通路は,Y所有地の東側を通る通...
《解 説》
1 本件は,貼用印紙の不足を理由に訴状一部却下命令を受けたXからの抗告を棄却した原決定について,Xから最高裁に許可抗告がされた事案である。本件の争点は,Xの貼用した印紙に不足があるかどうかであるが,その判断の前提として,本件の本案訴訟に係る各請求が行政事件訴訟法13条6号所定の...