《解 説》
1 第1事件は,株式会社三越(以下「三越」という。)の株主である原告が,三越の取締役である第1事件被告らに対し,被告らが株式会社内野屋工務店(以下「内野屋」という。)の代表取締役社長であったA(以下「A」という。)に対する不法行為(民法709条)又は旧商法266条ノ3第1項(会...
《解 説》
1 事案の概要
本件は,平成11年5月22日に事実上破綻して金融整理管財人の管理下に置かれた第二地銀である株式会社幸福銀行(脱退原告)から損害賠償請求権等を譲り受けた原告が,幸福銀行の元代表取締役社長及び副社長である被告らに対して,善管注意義務違反及び忠実義務違反があったとし...
《解 説》
1 X1は,パネライの商標を付した特徴的なデザインの腕時計(X時計)を製造,販売し,X2は,X1が製造するX時計についての日本における総代理店として,X時計を販売している。Yらは,時計の輸入販売をする会社であり,共同して,X時計に似た腕時計(Y時計)を販売していた。
Xらは,...
《解 説》
1 A(事故当時11歳)は先天的脳性麻痺による四肢体幹機能障害(生後基本的に寝たきりの状態であった。また,最重度の知能障害,精神運動発達遅滞も有していた。)を有し,Yの設置する養護学校教諭Bの訪問教育を受けていた者であるが,本件は,同訪問教育中,BがAに対してした座位姿勢保持の...
《解 説》
1 本件は,Aに対して連帯保証債務履行請求権を有する申立人が,法人格否認の法理によりAと相手方ら(会社)とを同視して相手方らに対する訴え提起を予定しているなどとして,相手方らの代表者の住所地等を検証場所,相手方らの商業帳簿等を検証目的物,相手方ら等を検証目的物所持人とする証拠保...
《解 説》
1 Xの娘Aは,スポーツクラブの経営等をおこなうY1のダイビング講習を受け,その企画するダイビングツアー(ファンダイビング)に参加した。Y1は,現地のダイビングサービス業者であるY2にそのツアーガイド業務を委託した。Y3はY2でアルバイトとしてダイビングガイドを務めていた者であ...
《解 説》
1 事案の概要
原告は不動産の売買等を目的とする株式会社であり,被告は司法書士である。原告は,平成13年12月14日,本件土地建物の自称所有者から,本件土地建物を買い受けた。被告は,同月17日までに原告から自称所有者,即ち,自称登記義務者の紹介を受け,その持参した,後に偽造と...
《解 説》
1 訴外Aは,平成5年9月20日に死亡したが,その後Yが平成4年11月12日付の自筆にかかる本件遺言書を発見し,平成6年2月5日,家庭裁判所において検認手続が行われた。
しかし,Aの相続人であるXが,他の相続人であるYに対し,本件遺言には,(1)署名・押印の不存在,(2)日付...
《解 説》
1 事案の概要
原告は,「切削オーバーレイ工法」に関する発明(本件発明)の特許権者である。本件発明は,マンホール枠を含む舗装の切削オーバーレイ工法において,判決文の特許請求の範囲(a)ないし(f)記載の各工程からなる切削オーバーレイ工法である。
被告は,MR2AB工法という...
《解 説》
1 Xは,ゴルフ場やゴルフ会員権に関する法律問題を扱い,ゴルフ場業界においてもこれらの法律問題に詳しいとして広く知られている弁護士であるが,実子が代表者である訴外A会社の訴訟代理人として,訴外B会社を相手方として,ゴルフ会員権の預託金の返還を求める別件訴訟を提起した。
別件訴...
《解 説》
1 本件は,82歳の女性のXが,約4年前に養子縁組をした僧侶であるY1とその妻であるY2に対し,離縁を求めた事案であり,その争点は,(1)養子縁組を継続し難い重大な事由があるか否か,(2)有責当事者の請求として本件離縁の請求が権利の濫用となるか否かである。
2 本判決が認定し...
《解 説》
1 本判決は,アニメの製作・供給等を業とするY1の委託に基づきアニメ作品の音声製作等を業とするY2が音声を製作したテレビ放送用アニメ作品に声優として出演したXら(出演者が死亡している場合の相続人を含む)が,その放送後,同作品がビデオ化されて販売されたことに伴い,Yらに対し,ビデ...