《解 説》
1 建設大臣は,新東京国際空港公団の行う新東京国際空港建設事業について,同公団の申請に基づき,土地収用法(以下「法」という。)に基づく事業認定(昭和44年建設省告示第3865号に係るもの。以下「本件事業認定」という。)をした。しかし,本件事業認定を受けて,同公団が,昭和45年3...
《解 説》
1 Yの就業規則である給与規程には,支給対象期間の出勤率が90%以上の者を賞与の支給対象者とし(以下「本件90%条項」という。),支給日,支給の詳細についてはその都度回覧文書で知らせる旨が定められており,回覧文書において賞与の具体的な支給基準が定められてきた。平成6年度年末賞与...
《解 説》
1 本件は,いずれも,自動車のリース等を業としている会社である原告が,被告会社との間で自動車リース契約を締結し,その余の被告が連帯保証し,被告会社にリース自動車を引き渡したが,被告会社がリース料の支払を遅滞したので,自動車リース契約を解除して,被告会社に対してリース自動車の引渡...
《解 説》
1 Xは,同人の通う専門学校の友人Aから借りた本件自動車を運転中,交通事故を起こし,関係各被害者に対し損害賠償責任を負うこととなったが,Xの母がYとの間で締結していた自動車総合保険契約に他車運転危険担保特約があったため,同特約に基づく保険金請求権を有することの確認を求めて本件訴...
《解 説》
1(1) 本件は,阪神・淡路大震災に係る地震後に発生した火災により焼失した建物等の所有者が火災保険契約を締結していた損害保険会社を相手方として提起した保険金等請求事件である。
(2) Xらは,その所有に係る神戸市東灘区魚崎北町所在の建物及び家財について,Y保険会社との間で,...
《解 説》
1 本件は,宗教団体の教祖である被告人が,その経営する薬局を訪れた被害者らに対し,釜焚きなる儀式をすれば必ず病気等が治るなどと嘘を言って,釜焚き料名下に多額の金銭をだまし取ったという事案である。
多くの被害者は直接現金を交付したが,一部被害者は,現金を直ちには用意できないため...
《解 説》
1 本件の事実関係の概要は次のとおりである。
Aは,Y保険会社との間で,Aを被保険者,その妻であるXを保険金受取人とする生命保険契約(以下「本件保険契約」という。)を締結していた。
Aは,平成4年5月17日,自動車を運転して自宅を出たまま帰宅せず,行方不明となった。Xは,地...
《解 説》
1 本件は,当時22歳の被告人が,かつて交際していた当時21歳の女性に対し,恋愛感情を充足する目的で,その女性の自宅に2回にわたりバラの花束を宅配業者に配達させてその受取方を要求し,更にその後約半年の間に,5回にわたり,同女あての郵便物を送って被告人との接触,連絡を要求し,もっ...
《解 説》
1 本件の事案は次のとおりである。
被告(県)の機関である漁港事務所は,臨港道路等の開設を計画し,それに必要な原告ら所有の土地を買収(売買契約の締結)することとして,原告らの同意も得,補償金額(売買代金額)の提示等も行ったが,その後社会情勢の変動によって公共事業を見直すことに...
《解 説》
1 事案の概要
① 有限会社であるZは平成14年4月26日臨時社員総会において,Xを出資者とする第三者割当増資を行う旨の決議をしたとされ,その旨の議事録が作成されている。この増資により,Xは資本総額の約78%を保有し,Zの支配権を得ることになる。
② Zの社員であるYは,平...
《解 説》
1 本件は,農業協同組合(以下「組合」という。)が,退任した理事に対して訴えを提起する場合に,組合を代表するのは代表理事と監事のいずれであるかが争われた事案である。
2 Yは,平成5年4月まで,A組合の専務理事をしていた。A組合では,平成2年4月に定款が改正されるまでは,投資...
《解 説》
本件は,被告人が,営利の目的で麻薬を輸入しようと企て,外国の空港で,麻薬類が入ったスーツケースを機内預託手荷物として航空機に搭載させ,新東京国際空港に到着後,これを航空機から機外に搬出させて,麻薬及び向精神薬取締法上の麻薬の輸入を遂げたが,同空港内税関支署の旅具検査場で携帯品検...
《解 説》
1 本件は,弁護士で患者側の立場から医療過誤事件に取り組んでいるXが,「モンダイの弁護士」と題する本件書籍(1万8000部発行)に掲載された「医療事故の闇弁護士村,その『沈黙の共謀』! 弁護士とは,心の通わない『歩く六法全書?』」と題する本件ルポ中の記述により名誉を毀損されたと...