《解 説》
1 事案の概要
X1・X2夫婦の長男であるAには,生後3か月を過ぎた平成11年6月17日ころから咳や発熱や哺乳力低下等の症状が出ていたところ,同月27日朝には体温が38.9度になったため,Xらは,午後3時30分ころ,Aを都立広尾病院に連れて行き診察を受けさせた。同病院の医師は...
《解 説》
1 Xは,平成9年4月,マヨネーズ等の製造販売等を目的とするY2(会社)に入社し,商品開発部に在籍していた者であるが,平成13年9月,会社主催の「商品開発新チーム」の飲食会が開催されたため,メンバー17名とともに出席したが,同会には,責任者として専務取締役のY1も出席していた。...
《解 説》
一 本件は、福岡県(以下「県」という。)の住民である原告が、平成八年一〇月一四日、福岡県情報公開条例(昭和六一年福岡県条例第一号。平成九年福岡県条例第六二号による改正前のもの。以下「本件条例」という。)に基づき、被告に対し、(1)県警察本部総務課の平成七年度の懇談会費支出に係る...
《解 説》
本件事案の概要は次のとおりである。
第1 事案の要約
1 Y(学校法人慶應義塾)の経営に係る慶應大学三田キャンパス内には,米国人彫刻家イサム・ノグチと建築家谷口吉郎との共同製作に係る「新萬来舎」の名で知られる建物(本件建物)が存するが,同建物にはノグチが手がけた「ノグチ・ルー...
《解 説》
一 本件は、給与所得者等再生手続において、生命保険契約における契約者貸付による債権が再生債権として取り扱われたまま、再生債務者が提出した再生計画案に基づいて、裁判所が再生計画を認可する決定をしたことに対し、債権者である生命保険会社が即時抗告をした事案である。
本決定は、まず、...
《解 説》
一 本件は、韓国人であるAが二年半以上前から別居している日本人の夫Bと協議離婚をする旨の届出をした翌日に、法律上の婚姻関係のない日本人Cを父として出生した甲につき、出生の八か月余り後にBと甲との間の親子関係不存在確認の訴えが提起され、その判決確定の四日後にCにより認知がされたと...
《解 説》
一 本件は、X1(会社)から債務整理事務を委任された弁護士であるX2が、債務整理事務遂行のためにX1から受領した五〇〇万円をもって銀行にX2名義の普通預金口座(本件口座)を開設し、その通帳及び届出印を管理して預金の出し入れを行っていたところ、口座開設から五か月余り後に、入出金に...
《解 説》
一 本件の事案は、信用組合の理事の責任を追及する組合員代表訴訟の係属中に、当該信用組合に対し金融再生委員会が金融整理管財人による業務及び財産の管理を命ずる処分をしたというものであり、当該代表訴訟の原告及び参加人が訴訟追行権を失うかどうかが問題となった。
二 P信用組合は、平成...
《解 説》
一 本件の事案は、東京都板橋区内の私鉄駅前にある土地の借地人X(上告人)が、地代減額請求をして減額された地代月額の確認を求め、他方、地主Y(被上告人)が、地代自動増額改定特約によって増額された地代月額の確認を求めたというものである。
二 Xは、本件各土地等の上に大規模小売店舗...
《解 説》
1 本件は,群馬県沼田市の住民である原告が,沼田市又は群馬県沼田土木事務所が平成7年4月1日から平成9年3月24日まで指名競争入札の方法により発注した本件各工事について,公正取引委員会による排除勧告を受けた本件談合各社(被告会社らを含む合計114社)の談合行為により,本件各工事...
《解 説》
一 Xは、その所有する土地建物につき、所有権移転及び所有権移転登記手続を売買代金の支払を受けるのと引換えとするとの約定で不動産業者Y1との間で売買契約を締結したが、代金決済前に、Y1の代表者から移転登記をする準備として地目変更が必要であるなどと言葉巧みに告げられ、言われるままに...
《解 説》
本件事案は若干複雑であるが,判示事項と関係のある限りで説明すると,原告並びにその親族及び原告の経営する会社は,総額約80億円に上る債務の整理を弁護士である被告に委任した。被告は,その債務整理の一環として,2箇所の土地建物を総額約45億円で売却し,その報酬として原告から総額1億1...
《解 説》
1 清瀬市(A市)は,都知事から,都の所有に係る都営住宅の一部につき,これを「学童クラブ」に使用するとの条件で使用許可を受け,かつ,使用料を免除されたが,現実には清瀬わかば会(B)なる団体に障害者授産施設として使用させていた。都は,都の住民のした住民監査請求の結果を受けて,A市...