《解 説》
本件は、フランチャイズチェーンの焼き鳥店の近隣に住宅を有する住民三名が、焼き鳥店の経営者及びフランチャイズチェーンの親会社に対し、人格権及び土地建物の所有権に基づき、焼き鳥店の発する臭気排出の差止めを求めると共に慰謝料の支払いを求めた事案である。
本件焼き鳥店は、平成一〇年三...
《解 説》
一 本件は、土地の所有者である原告が、その所有土地の地目が雑種地ないし山林であるにもかかわらず、田又は畑として登記されているとして、被告登記官に対し地目変更登記申請をしたところ、被告が不動産登記法四九条一〇号を理由として登記申請を却下したところから、その取消しを求めた抗告訴訟で...
《解 説》
一 Yは和歌山市加太先沖の特定区域に共同漁業権を有する漁業協同組合であり、二四九名の組合員がいる(准組合員を含む)。X1X2X3はYの組合員であったが総会の決議によって組合から除名された者である。
Yの組合員であるX1らは、昭和五六年から乗合船による遊漁船業を開始し、Yが共同...
《解 説》
一 事案の概要
本件は、病のために寝たきりになり徐々に病状が進行している両親を長期間にわたり介護してきた被告人が、両親(当時、父親は七六歳、母親は五九歳)から死にたいと哀願され、また、被告人自身も進行性の病のために歩行困難である上、更に病状が悪化すれば両親を介護することもでき...
《解 説》
一 本件の事案の概要は次のとおりである。Z(補助参加人)は、野菜、青果及び食料品の卸売販売等を目的とする株式会社であり、名古屋市中央卸売市場に属する「名古屋市中央卸売市場本場」において卸売業務を行っている者であるが、Yらは、市場内におけるせり売り等において、卸売価格(商品の等級...
《解 説》
一 Xらは並行輸入業者であって、海外ライセンシーに由来する○○・××商標の付されたポロシャツ(本件商品)を並行輸入して国内で販売していた。これに対し、同商標の商標権者であるYは、Xらの輸入販売する本件商品は偽造品である旨の広告を業界紙に掲載し、大手スーパーマーケットに対して、本...
《解 説》
本件は、X(原告、被控訴人)が、倒産(自主廃業)前の山一證券との間で信用取引をしていて山一證券株の買い・売りを三回した後、平成九年一一月二一日に一〇一〇万円で買付け(本件取引)した山一證券株一〇万株(額面一株五〇円、一株一〇一円で買付け)が同月二四日に山一證券が自主廃業を決定し...
《解 説》
一 建物について抵当権を有していた訴外銀行が、物上代位権の行使として、同建物の賃料債権を差し押えたころ、同建物に同順位の抵当権を有するY(銀行)が、物上代位権の行使として、右債権差押手続に配当要求した。そこで、執行裁判所は、Yを配当を受けるべき債権者として認め、配当要求に係る債...
《解 説》
一 昭和二二年に結成され、職制を含む全国の税関に勤務する職員のほとんどが加入していた唯一の職員団体である全国税関労働組合は、各税関ごとに支部組合を有しており、結成当初は、普通の労働組合としての待遇改善運動を行っていたが、昭和三〇年代に総評や公労協に加盟してからは、過激な政治的な...
《解 説》
一 Xは、漫画の原作、児童文学作品等を主な活動領域とする著述家であり、Yは、漫画家である。漫画「キャンディ・キャンディ」は、月刊少女漫画雑誌に四年間にわたって連載された連続したストーリーを有する漫画であり、連載全体として一つの著作物である。本件は、YがXとの合意に基づくことなく...
《解 説》
一 本件は、スナックのホステスであった被告人が、スナックの女性経営者から金品を強取しようと企て、当時一二歳一〇か月の中学一年生であった長男に対し、覆面をしエアーガンを突き付けて脅迫するなどの方法により同経営者から金品を奪い取ってくるよう指示命令して、強盗を実行させたという事案で...
《解 説》
1 訴外A(昭和2年生)は,平成8年1月,不安定狭心症と診断されたため,Yの経営する「大阪労災病院」に入院して,心臓カテーテル検査及びその治療を受けることになり,3回にわたって経皮的冠動脈形成術(PTCA)を受けたが,冠動脈の血流及び心機能の改善が認められず,同年2月,急性心筋...
《解 説》
一 本件は、元帝京大学副学長であるXが、Yが発行する日刊紙(昭和六三年二月五日、平成八年三月一二日及び同月一六日付け)及び週刊誌(平成八年三月一七日号)に掲載された記事によって名誉を侵害されたとして、Yに対し、慰謝料四〇〇〇万円及び遅延損害金の支払と、名誉回復のための「判決の結...
《解 説》
一 産業廃棄物収集運搬業などをしていたXは、平成九年一〇月から平成一〇年二月にかけて、貸金業者であるYから合計一〇〇〇万円を借り受け、その支払のために、Yに対し小切手一〇枚を振り出し交付した。その際に、Xの代表者A、Z会社、Z会社の代表者B、Cの四者がXの債務につき連帯根保証し...