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雑誌
   
69186件中 58521-58540件目を表示中
  • 最高一小平12.3.10決定

    《解  説》
     一 本件の本案事件は、検定申請した高校公民科「現代社会」教科用図書の執筆者の一人であるXが、通知された検定意見が違憲、違法であるなどとして、国Yに対し慰謝料の支払を求めるものであるが、Xは、原審において、当事者間で争いのある検定意見の内容を特定するとの趣旨で、検定手続の各段階で...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:165
  • 最高一小平12.3.10決定

    《解  説》
     一 本件の本案訴訟は、親子電話装置(本件機器)を購入し利用している原告らが、本件機器にしばしば通話不能になる瑕疵があるなどと主張して、被告に対し、債務不履行等に基づく損害賠償を請求する事案である。被告は、本件機器の売主は被告ではない、本件機器に瑕疵はないなどと主張する。一審判決...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:103
  • 《解  説》
     一 本件の概要は以下のとおりである。
     Xは信託銀行であり、Yは建築工事の請負等を目的とする会社である。平成四年八月、Xは不動産会社であるAと不動産管理信託契約を締結し、AはXに対してその契約に基づく信託受益権を八五億円で同額の買戻予約付きで売却した。その後、平成九年八月に右買...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:162
  • 《解  説》
     一 本件は、根岸流手裏剣術第五代宗家であると主張するXが、Yが右宗家の名称を詐称して武術活動を行うことによってXの人格権を侵害しているとして、Yに対して右宗家の名称の使用の禁止と人格権の侵害による不法行為を理由とする慰藉料の支払を求めた事件である。
     原判決(東京地判平11・1...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:188
  • 婚姻関係が終了し家庭が崩壊していることと嫡出の推定を受ける子に対する親子関係不存在確認の訴えの許否

    梶村太市   

    最高裁第三小法廷平12.3.14

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:162
  • 名古屋高平12.3.14判決

    《解  説》
     一 本件は、(1)小牧市長として同市を統轄代表し、同市の事務を管理執行するとともに、同市が発注する土木建築工事の設計、監理業務委託に関し、委託業者を選定し、請負契約を締結する等の職務権限を有していた被告人Aが、①平成三年八月九日午前七時ころ、自宅において、建築等の設計・監理等を...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:286
  • 最高三小平12.3.14判決

    《解  説》
     一 本件は、戸籍上の父であるXが、嫡出否認の訴えの出訴期間経過後に、戸籍上の子であるYを被告として、親子関係不存在確認の訴えを提起した事案である。本件訴えの適法性、すなわち、形式的には民法七七二条により父子と推定される関係にあっても、例外的に、嫡出否認の訴えによらないで、親子関...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:164
  • 《解  説》
     一 BがYから本件工事を請け負ったが、AがBから請負人の地位を引き継いでYから本件工事を請け負い、本件工事は当初予定の最終工程まで一応終了し、本件建物は社会通念上の建物として完成し引き渡された。
     Aに対する債務名義を有するXは、AのYに対する工事残代金債権について差押命令の発...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:295
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、平成六年七月当時、埼玉県立春日部高校二年に在学し、山岳部に所属していたが、同月二〇日、山岳部教諭三名に引率され、同校山岳部八名とともに、山形県西村郡朝日町の大日岳(標高一八七〇メートル)の夏山登山合宿に参加し、登頂に成功した後下山をしたが、途中で自力で動けなくなり...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:134
  • 《解  説》
     一 本件は、保険金詐欺目的の殺人による一攫千金をもくろんだ被告人が、共犯者Mに宝石販売業を開業させ、その従業員として雇った被害女性Kを被保険者とし、受取人をMとする災害死亡保険金一億円の生命保険をかけさせた上で、無理心中を装うため、予めMがテレホンクラブを利用して被害男性Sを誘...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:279
  • 最高裁第三小法廷平成12年3月16日決定

    滞納処分による差押えがされた後強制競売等の開始決定による差押えがされるまでの間に賃借権が設定された不動産が強制競売手続等により売却された場合において当該賃借権に基づく不動産の占有者に対して引渡命令を発することの可否(積極)

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:157
  • 88歳の老人が公証役場に出頭して作成した公正証書遺言について、遺言当時重度の痴呆状態により、遺言能力がなかったとして、右遺言が無効とされた事例

    河田貢   

    東京高裁平12.3.16

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:176
  • 滞納処分による差押えの後強制競売等による差押えまでの間に賃借権が設定された不動産が強制競売手続等により売却された場合には、右賃借権に基づく占有者に対し引渡命令を発することができるとされた事例

    三輪方大   

    最高裁第三小法廷平12.3.16

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:262
  • 《解  説》
     一 本判決は、元衆議院議員で、労働大臣を務めたこともあった被告人が、議員在職中に犯した判示の各事実に対して、懲役四年の実刑判決を言い渡したもので、起訴当時から世間の耳目を集めていた事件に対する判決である。
     事案の概要は、被告人が、財団の常務理事の地位にあった被告人の秘書らと共...

    引用形式で表示 総ページ数:34 開始ページ位置:114
  • 《解  説》
     一 内閣総理大臣(金融再生委員会の権限を代行)は、平成一〇年一〇月二三日、金融再生法三六条等に基づき、日本長期信用銀行について特別公的管理を開始すること及び預金保険機構(被告)が長銀の株式を取得することを決定し、同月二八日、被告が長銀の株式を取得することを決定した旨を公告した。...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:155
  • 《解  説》
     一 本件は、被告人が、親権者となっていた次男D(当時三歳)らを連れて、Aと同棲を始めたが、AがDらにせっかんを繰り返すようになったのであるから、親権者兼監護者としてせっかんを制止して保護すべき立場にあったところ、AがDに対し暴行を加え、硬膜下出血等の傷害を負わせて、脳機能障害に...

    引用形式で表示 総ページ数:23 開始ページ位置:263
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、平成三年ころから、動作や歩行が緩慢になり、記憶障害、失禁、異常行動がみられ、介護が必要となったため、平成五年四月から、特別養護老人ホームに入所したが、入所前の同年二月二五日、自ら公証役場に出頭したうえ、公正証書により遺言をした。
     しかし、Xは、Aがした公正証書遺...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:214
  • 最高三小平12.3.16決定

    《解  説》
     一 本件は、建物につき、滞納処分による差押えがされた後不動産競売手続による差押えがされるまでの間に、短期賃借権が設定された場合において、続行決定に基づいて進められた不動産競売手続で買受人となった者の申立てにより、右短期賃借権に基づく占有者に対して引渡命令を発することができるかど...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:182
  • 消費者金融会社が自動契約機を用いた金銭の貸付けに際して健康保険証とキャッシュカードを提示して本人を装い、基本代理権を越え本人名義で当該貸付けを受けた代理人を本人と誤信した場合と民法110条所定の「正当ノ理由」の有無

    高島由美子   

    札幌地裁平12.3.17

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:22
  • 《解  説》
     一 本件事案の概要は以下のとおりである。
     Y(被告・被控訴人)は、平成一〇年四月、携帯電話の契約名義変更手続について、Aに代理権を授与するとともに、健康保険証を交付した。Aは、消費者金融業者X(原告・控訴人)の自動契約機を通じて、右健康保険証及びY名義で開設した信用金庫の預金...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:172