《解 説》
一 Xは、Y(宅地建物取引業者)との間で不動産媒介契約を締結し、Yの仲介によりAとの間で借地権付建物の売買契約を締結し、手付金を支払った。右売買契約には、地主Bの借地権譲渡につき書面による承諾が得られることが停止条件とされていた。この段階で、XはYに対し報酬金の内金を支払った。...
《解 説》
本件は、東北大学の大学院生であった原告が、その指導教官であった被告から、性的嫌がらせ(いわゆるセクシャルハラスメント)を受けて多大の精神的苦痛を受けるとともに、身体にまで変調を来したと主張して、慰謝料の支払いを求めたのに対し、被告が、原告とは自由な恋愛関係にあったと主張して争っ...
《解 説》
一 Y1(Y2会社の代表取締役であった人物、現在はY2の清算人)及びY2会社(清算会社)は、X及びA(Xの夫でありY2会社の従業員であった人物)らが共謀して、①Y2会社の金員を横領した、②Y2会社の脱税事件に対する国税局の査察で虚偽の事実を述べて追徴課税・罰金を受けさせた、③①...
《解 説》
本件は、被告人会社の代表取締役を務める被告人Aが、被告人会社の従業員と共謀の上、被告人会社の業務に関し、埼玉県青少年健全育成条例(以下「本件条例」という。)一一条二項一号に基づく有害図書等である雑誌一冊及び同項二号に基づく有害図書等であるビデオテープ一本を、被告人会社が設置する...
《解 説》
一 本件は、家庭用ゲーム機プレイステーション用のゲームソフトに関して、ゲームソフトの小売業者であるXと大手ゲームソフトメーカーであるYとの間で、Yの製作販売に係るゲームソフト(ロールプレイングソフト及びダンスゲームソフト。「本件各ゲームソフト」)の中古品販売の是非が争われた事案...
《解 説》
一 Aは金融機関Bから借入を行うに際し、信用保証協会である被告との間に信用保証委託契約を締結し、原告はAの被告に対する右信用保証委託契約上の求償債務を連帯保証し、被告は右信用保証委託契約に基づきBとの間でAのBに対する借入債務につき保証契約を締結した。Aの破産宣告後、被告は右保...
《解 説》
一 本件は、長良川河口堰建設に伴う漁業補償契約の交渉、締結等の権限を職務代行者以外の者に付与したY組合(漁業協同組合)の平成六年七月一九日付総会決議(本件決議)の効力が争われた事案である。
二 本件においては、本件決議が、Yの代表者を職務代行者と定めた平成二年五月一八日付職務...
《解 説》
一 X1はX2ほか2名を同乗させて自動車を運転中、他車に追突する交通事故を発生させ、X1、X2ともこれにより頸椎捻挫等の傷害を負ったとして入通院をし、X1、X2及びX1が代表者であるX3(X2も従業員)は、本件事故当時、Y1ないしY4との間で積立傷害保険、普通傷害保険、交通事故...
《解 説》
一 本件は、旧住宅金融専門会社の大手であったA社が、バブル経済の高揚に伴い急速に業績を伸ばしていた不動産会社のB社に対して行った不正融資に関し、関係者が商法上の特別背任罪に問われた事件のうち、B社側の被告人両名の同罪の成否が争われた事件である。
本件の外形的事実に争いはないも...
《解 説》
一 二つの判決はいずれも受取人の保管中に盗難に遭った手形を取得した原告からの手形金請求について、盗難後原告に至るまでの取得者すべての善意取得を否定して、請求を棄却した事例である。
二 ①事件の事実関係は次のとおりである。
本件手形は額面一〇〇〇万円の約束手形であるが、(1)...
《解 説》
一 事案の概要
本件は、主として石狩炭田に所在していた炭鉱で坑内作業に従事し、その結果じん肺に罹患したと主張する元従業員及びその遺族であるXら(合計四四六名)が、右炭鉱を経営していたY1及びY2に対しては安全配慮義務違反を理由に、国であるY3に対しては国家賠償法一条による過失...
《解 説》
一 X1は、平成四年一一月当時、栃木県大田原市内に木造瓦葺平家建居宅(以下「本件建物」という。)を所有していたので、同月、Y(保険会社)との間で、本件建物と本件建物内の家財道具につき、住宅総合保険契約を締結した。
本件建物とその建物内の家財道具は、平成五年六月、火の不始末とみ...
《解 説》
一 Y1はY2(阪神高速道路公団)から、交通管理業務、高速道路料金の徴収業務等を委託された会社であり、X1は、その従業員であり、産業別労働組合であるX2のY1内に組織された分会の分会長であり、本訴の時点では唯一の組合員であって、Y1における交通管理隊員として交通管理業務に従事し...
《解 説》
一 本件は、消費生活協同組合Yの従業員である(もしくは従業員であった)Xら七名が、時間外労働もしくは休日労働に対する割増賃金及び付加金等の支払を求めた事案であり、Xらは、Yの支所、倉庫等において、物流業務、共同購入業務等に従事していた者である。
二 争点は、①時間外労働の有無...