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雑誌
   
69186件中 56681-56700件目を表示中
  • 《解  説》
     一 本件は、米国の楽器メーカーであるXが、自社の製造、販売する三つのモデルのエレクトリックギターと類似する形態のエレクトリックギターを製造、販売するわが国の楽器メーカーであるYに対し、主位的に、Yの行為は不正競争防止法二条一項一号の不正競争に当たるとして差止め及び損害賠償を、予...

    引用形式で表示 総ページ数:19 開始ページ位置:215
  • 最高二小平10.2.27判決

    《解  説》
     一 亡甲(平成三年七月三日死亡)の相続人は、A(長男)、B(二男)、C(原告・三男)及びD(長女)の四名であったが、甲作成名義の遺言公正証書が存在し、その内容の骨子は、(一) 遺言執行者及び祖先の祭祀主宰者に二男Bを指定する、(二) 新宿の不動産を二男Bに相続させる、(三) 本...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:106
  • 《解  説》
     一 本件は、夜間の路上で被告人が行きずりの者ともめごとを起こしてにらみ合っていた際、相手方の連れが横の方から近づいて被告人の顔面に手を触れたのに対し、これをいきなりアスファルトの路面に投げ倒して重傷を負わせたという事案である。
     本件においては、被告人が被害者に対して傷害を負わ...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:284
  • 《解  説》
     パチンコ店を経営するX社は、保険会社Yとの間で平成三年一二月二二日から一年間を保険期間、パチンコ機械等を保険の目的とし、保険金額を三億三五〇〇万円とする火災保険契約を締結し、その期間満了とともに契約を更新して、平成四年一二月二二日から一年間についても付保された(第一次契約)。X...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:227
  • 不動産の賃料債権の差押えが効力を生じた後に、当該不動産が第三者に譲渡され、所有権移転登記がなされても、賃借人は差押債権者の取立てに応じなければならない

    福冨哲也   

    東京高裁平10.3.4

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:290
  • 《解  説》
     オウム真理教が熊本県阿蘇郡波野村に進出して施設を建設し、住民らとの間に紛争が発生し、同村において同教に属する者の住民登録を受理せず、そのため不受理処分取消訴訟を提起されたこと、同村と同教が和解し、同村が同教に和解金を支払ったことは広く報道され、われわれの記憶に新しい。本件は、同...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:144
  • 《解  説》
     Xは債務者AのYら六名に対する不動産の賃料債権を差し押えたところ、Aは当該不動産をBに譲渡した。XはYらに対し、差押えに係る賃料を取り立てるため訴えを提起したが、Yらは支払義務を争った。第一審判決は、Xの請求を認容したが、Yらは控訴してなおも争った。Yらの主張の詳細は、控訴審判...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:270
  • 《解  説》
     一 事案の概要
     本件事案の概要は以下のとおりである。
     Xは、フィリピン共和国の国籍を有していた夫が業務上の事由により死亡したので、労働者災害補償保険法(以下「労災法」という。)に基づく遺族補償年金等の受給権者となった。
     Xは、Yに対し、当時、東京都立高校在学中の次女のため...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:244
  • 《解  説》
     一 本件は、いわゆる「ロス疑惑」報道に関するものであり、妻に対する保険金目的の殺人未遂・殺人既遂事件の被告人である原告が、ワイドショー(生放送)の放送内容(原告が嘘つきであり女性を騙している、乱交パーティーに出たことがある等)が虚偽であり原告の名誉を毀損するものであるとして、複...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:270
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、教科書出版等を業とするX1会社を経営していた者であるが、平成四年五月二九日の深夜、X1の本店のある東京都港区所在の赤羽橋ビルの外壁に設置されていた非常階段の六階と七階の間の踊り場から地面に転落し、頭蓋内損傷により死亡した。
     そこで、X1とAの遺族X2~X4、その...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:273
  • 《解  説》
     本件は、不動産会社の社長である被告人甲が、従業員乙と共謀して会社の銀行預金に対する差押えを免れるため、会社の預金を隠匿したという強制執行妨害、及び、従業員丙と共謀して系列会社に対する支配権を確保するため、その株式についていわゆる見せ金による無効な増資を行って、虚偽の登記手続を行...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:291
  • 名古屋地平10.3.6判決

    《解  説》
     Xは昭和四七年五月三〇日に出願し、同五一年一一月三〇日公告され、同五二年六月三〇日登録された特許番号第八六八六八五号の特許権を有している。その特許請求の範囲は、当初、「(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェノール性水酸基を有する化合物と(ハ)アルコール性水酸基を有する化合...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:277
  • 《解  説》
     一 Y1はXから一八〇万円を借り受け、Y1が右借受金の返済を怠ったときは、弁済に代えて、Y1がAほか二名に対して有する債権全額をあらかじめXに譲渡することを約した。しかし、Y1がXに対して約した右債権については、債務者が特定されているのみで、それ以外には、契約上の債権であるか不...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:205
  • 《解  説》
     一 Y社所有の未登記船舶(本件船舶)の艤装工事をしたX社が、Y社が工事代金を支払わないとして、商法八四二条八号所定の船舶先取特権に基づき、船舶競売の開始決定を求めた。
     船舶の艤装に伴う先取特権は、商法八四七条二項により船舶の「発航」によって消滅するものとされているが、本件船舶...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:251
  • 《解  説》
     本件は、Xに対し一〇〇〇万円弱の保証債務を負担していたY2の夫Y1が、支払を求められている最中にY1の唯一の財産である本件不動産を妻であるY2に贈与し、所有権移転登記を経由したため、XがY2に対して、右贈与が詐害行為に当たるとして、その取消と所有権移転登記の抹消登記手続を請求し...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:204
  • 末期癌の患者を診察した医師が患者の家族に対する癌告知の適否を検討する義務を尽くしていなかったとして、慰謝料の支払を命じた事例

    河本晶子   

    仙台高裁秋田支部平10.3.9

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:128
  • 仙台高秋田支平10.3.9判決

    《解  説》
     一 本件は、医師の癌告知のあり方が争われた事例で、原審は秋田地判平8・3・22判時一五九五号一二三頁である。
     訴外A(七七歳、男性)は、平成三年春までY病院に通院して胸痛等の治療を受けていたものである。同年三月の段階では癌が肺に転移しており、末期癌の状態であったが、Y病院で担...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:253
  • 《解  説》
     一 広島県知事は訴外会社に対し森林法一〇条の二に基づいて林地開発行為の許可処分及び都市計画法二九条に基づいて開発行為の許可処分をした。一審原告ら(三一四名)は訴外会社が右許可処分に基づいてなすゴルフ場建設を内容とする開発行為によって、水利権もしくは安全な飲料水を安定的に確保する...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:260
  • 妻が婚姻中に懐胎した子については、夫婦が正常な夫婦生活を営んでいない場合や妻が夫によって懐胎することが不可能なことが明白である場合等に限り、親子関係不存在確認の訴を提起し得る

    南敏文   

    東京高裁平10.3.10

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:158
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、平成二年一二月にY1と婚姻し、平成五年二月にY2を出産したので、Y2をAとY1の子として届出し、戸籍上Y2はY1とAの子として記載されたが、Xは、Y1とY2との間には父子関係は存在しないと主張し、Y1とY2との間に父子関係が存在しないことの確認を求めて本訴を提起し...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:230