《解 説》
一 人気漫画家であるXは、Y1の発行する月刊誌に掲載された「Xのチーフアシスタント(『らんま1/2』の作画、ペン入れをほとんど担当、Xの影武者ともいわれている)」との記事は、読者にXの名で発表されている漫画が、真実はXではなく、アシスタントの作によるものであるとの印象を与えるも...
《解 説》
一 Xは、活版印刷等を事業目的とする会社であるが、平成三年一月、同年四月に設立されたY会社の代表取締役に就任したAとゴルフ会員権の販売を業とするB会社の代表取締役Cから、預託金証書、資格認定証書、パンフレット等の印刷の注文を受け、発注を受けた印刷物を順次印刷したうえ、同年二月か...
《解 説》
Xら一三名はY土地区画整理組合の施行地区内の土地について所有権を有するYの組合員であるが、Yが平成二年五月にした仮換地指定処分が照応の原則に反すると主張して、取消しを求める訴えを提起した。Xらは、その具体的根拠として、Xらが適式な地積更正申請をしたのにYはこれを無視したこと、Y...
《解 説》
一 本件は、Xが破産者に対する貸付を行ったが、破産者が右貸付に対する担保提供を約束しながら、無価値な担保を提供したり、担保をXに無断で処分したりする等の担保毀滅行為を行ったため、Xに貸金相当金額の損害が生じたとして、破産者の右担保毀滅行為を内容とする不法行為を原因とする損害賠償...
《解 説》
一 A会社の代表取締役であるY1は、関連会社であるB会社の代表取締役も兼ねており、両会社を代表して、B会社の所有する土地・建物(第三者に賃貸中)について売買契約を締結した。Y1は、右取引に際しA会社の取締役会の承認を得ていたが、A会社の株主であるX1及びX2(X1は会社で、X2...
《解 説》
一 Yらの子A、B、Cは、昭和六三年二月二一日午後五時頃、X1の居宅から数メートル離れた竹藪内で、新聞紙にライターで火をつけて遊んでいたところ、その火が付近の枯れ葉や居宅の縁の下に積んであった材木に燃え移り、居宅が全焼した。
そこで、X1と右居宅に居住していたX2は、A、B、...
《解 説》
一 訴外Aは、平成二年五月、急性心筋梗塞により、Y1の経営する「大津赤十字病院」に入院し、同年六月、Y2医師の執刀により、心臓冠動脈バイパス手術(本件手術)を受けたが、心停止を繰り返し、手術後の翌日、手術近接期心筋梗塞による急性心不全により死亡した。
そこで、Aの遺族であるX...
《解 説》
Xは、Y証券会社従業員Aから大口顧客の枠を超えてワラントを購入し、利益をあげたがすぐに資金を都合しなければならないと言われて一二〇万円を渡したところ、二〇日位後に利息を加えて一四〇万円が返還された。このようなことがさらに二回あった後、XはAの言に従い、八回にわたり合計一〇二九万...
《解 説》
一 本件は、中学校及び高等学校を経営する学校法人であるYに一年の試用期間付きで専任講師として雇用されたXが、試用期間経過後Yに本採用されず、雇用契約の終了を主張されたため、Yに対し、雇用契約上の権利を有する地位にあることの確認及び未払の賃金・一時金の支払を求めたという事案である...
《解 説》
一 Xは、平成元年四月、Yの媒介により、本件土地とその地上建物を、代金二億八〇〇〇万円で買い受けたうえ、地上建物を取り壊わし、平成二年七月、本件土地を宗教法人に対し、代金六億一〇三三万円で転売したが、本件土地が埋蔵文化財包蔵地に該当することが判明し、寺院建設ができなくなったため...
《解 説》
一 Xは、昭和六二年七月、ゴルフ場を開場し運営するY会社との間で、「オリムピック・スタッフ・カントリークラブ」への入会契約を締結し、入会申込金と預託金として一四〇〇万円を支払ったが、①開業が当初の予定から約五年遅延した、②当初の予定に反しプラクティスレンジを設置しなかった、③土...
《解 説》
一 Xは、東京都港区内に所在するマンション「シャンボール白金」の区分所有者全員によって構成される管理組合であるが、右マンション三階の三〇四号室の区分所有者Y1から使用貸借して居住しているY2が、右マンションのベランダ、室内等において野鳩に餌付けをし、飼育する行為を何年間も反復し...
《解 説》
本件は、土地区画整理法に基づく仮換地指定(借地については仮に権利の目的となるべき宅地の指定)を受けたXらが施行者であるY市を相手に同処分の無効確認又は取消しを求めた訴訟である。Xらが仮換地指定を無効又は違法とする理由は、本件事業計画自体において、同法二条にいう「公共施設の整備改...
《解 説》
衆議院において平成七年六月九日、「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議」がされたことは周知の事実である。本件は、第二次世界大戦に父が参加し、戦死したとするXが本件国会決議により耐えがたい精神的苦痛を味わったとして国Yに対し一〇〇万円の慰謝料の支払いを求めた事案である。
本...
《解 説》
一 本件は、運転免許を取得し、責任能力を有する未成年者Y1が、その所有する自動車で交通事故を起こして被害者のXに損害を負わせたため、Xから、Y1及びY1の親権者であるY2に対して損害賠償請求がなされた事案である。
Xは、Y1の運転技術が未熟であること、他人所有の車両を運転して...
《解 説》
本件は、申立人が第一審で平成四年三月一九日恐喝罪により懲役二年の実刑判決を受け、控訴・上告したが、いずれも棄却され、同判決は、平成七年三月一七日確定した(なお、申立人は、平成五年八月二四日の控訴棄却判決当日保釈されている)。そこで、検察官は、申立人に対し、刑執行のための呼出しを...