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69207件中 51441-51460件目を表示中
  • 《解  説》
     一 本件は、岩手県立北陽病院に措置入院中の精神病院患者Aが、昭和六一年四月一九日、同病院の治療の一環である院外散歩の途中に離脱し、四月二三日、横浜市内で金員を奪取する目的で通行人Bを刺殺した事件について、Bの遺族であるXらが、北陽病院の設置者であるYに対し、国家賠償法一条一項に...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:161
  • 《解  説》
     Aは子宮筋腫が増悪し、B病院に入院して子宮全摘手術を受けたが、翌日から呼吸困難を訴えた。B病院では酸素吸入の措置をとるなどしたが、Aの症状は改善されず、肺浮腫が疑われ、AはYの設置する病院に転院された。Aの呼吸困難は転院二日後の朝さらに増悪し、呼吸停止の状態に達し、人工呼吸によ...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:219
  • 《解  説》
     一 本件の事案は、本決定が引用する原決定の理由第一「経緯」の欄にまとめられている。これによると、原告の養父で、被告の兄である亡小林誠吉は、三回にわたって公正証書遺言をし、被告は二回目の遺言に基づき、亡小林誠吉所有の不動産について、相続を原因とする所有権移転登記を経由した。これに...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:257
  • 1 公正証書遺言が遺言能力を欠き(アルツハイマー型痴呆)無効とされた事例 2 公正証書遺言が遺言能力を欠き(老人性痴呆)無効とされた事例 3 禁治産者のなした公正証書遺言が有効とされた事例

    村重慶一   

    東京地裁平4.6.19

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:164
  • 《解  説》
     一 本件は離婚、財産分与請求訴訟中に被告夫がその所有する財産を実妹に贈与したという事案に関するものである。
     二 財産分与請求権を保全するために詐害行為取消権の対象となるかについては、従前これを本格的に論じた判例学説が見当たらない。財産分与はその協議、審判、取消判決が確定して初...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:237
  • 《解  説》
     本件は、富士銀行行員誘拐事件であり、被告人らは、同銀行の代表取締役頭取らからみのしろ金を取得しようと企て、帰宅途中の同銀行行員を拉致し、マンションの一室に監禁した上、頭取に対し、電話でみのしろ金三億円を要求したなどとして起訴された。事実関係には争いがなかったようであるが、弁護人...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:227
  • 1 和解調書の更正決定の許容される範囲-賃貸借終了に基づく施設の明渡を前提として成立した和解調書について右明渡条項を付加する旨の更正決定が違法とされた事例 2 和解調書の記載内容の同一性を阻害する更正決定がされた場合において当事者からの不服申立てがないままに確定したときと右更正決定の効力(無効) 3 和解調書の債務者に実体法上給付義務が存する場合において当該給付を命ずる更正決定が確定したときとその更正決定の違法を主張する請求異議訴訟の適否(積極)

    後藤勇   

    東京高裁平4.6.22

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:220
  • 《解  説》
     本件の事案は、証券会社(被告)の担当者から外貨建てワラント債券の取引を勧誘された原告が、ワラント取引の仕組みや内容、その危険性について十分な説明も受けず、理解もしていなかったのに、右担当者が独断専行する形で原告のためにワラント債券の売買を行い、原告に相当な損害を与えたところ、原...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:165
  • 《解  説》
     一1 本件は、ゴルフ練習場施設の賃貸借契約に関する仮処分申請事件の裁判上の和解において、賃貸借の目的・賃貸借期間を明示する和解条項が記載されていた(「1 利害関係人(Y)は債務者(X)に対し、ゴルフ練習場施設一切を次の通り賃貸する。(一)賃貸借の目的 ゴルフ練習場の経営 (二)...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:247
  • 《解  説》
     本件は自治体が施行者となる都市再開発事業についての案の変更をめぐる差止及び損害賠償の住民訴訟であり、事実関係は複雑であるが、判旨の理解に必要な限度で要約すると、次のとおりである。
     F県K市においては、駅西口に小規模な低層建物が密集し、広場が狭小であったため、昭和四六年ころから...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:168
  • 労働者が始期と終期を特定してした長期かつ連続した年次有給休暇の時季指定に対する使用者の時季変更権の行使における裁量的判断

    高田健一   

    最高裁第三小法廷平4.6.23

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:318
  • 《解  説》
     XとYらはゴルフ場を建設するための準備事業(地上げ交渉や官公署の許認可手続の前提としての事前協議等)を営むことを約した。そして、資本金一億円のZ会社を設立した。Z会社は資本金の払込証明書及び地元の信用を得るために二億円を預金することとし、甲から二億円(利息一二〇〇万円天引)、乙...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:228
  • 《解  説》
     本件は、終日駐車を禁止されていた道路上に車両を駐車していたため、警察署長から近くの駐車場までこれを移動する措置を受け、署長からこの措置に要した費用として九〇〇〇円の納付を命じられ、かつ、その督促を受けた原告が、右納付命令につき、その無効確認を(出訴期間経過のため取消訴訟は提起で...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:63
  • 《解  説》
     Xら二名は都議選立候補予定者の演説会の告知ポスターを所有者の了解を得て、駐車場の塀に貼っていたが、これを目撃した警察官らから職務質問を受けた後、自動車に乗せられて警察署まで連れて行かれ、同署に三〇ないし四〇分留め置かれた。本訴はXらから捜査の指揮に当たった警備課長Y2個人及びY...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:157
  • 最高三小平4.6.23判決

    《解  説》
     一 事案の概要
      1 本件訴訟の内容
     Y会社(通信社)の本社第一編集局社会部(科学技術記者クラブに配属)に勤務する記者であるXが、休日等を含めて夏期約一か月間の休暇を取るべく休暇及び欠勤届を提出して年次有給休暇の時季指定をしたところ、Xの上司であるY会社の社会部長がその前半...

    引用形式で表示 総ページ数:19 開始ページ位置:71
  • 借地借家法の正当事由の判断基準 判例における正当事由 借地関係 居住目的の借地・地主自己使用の必要性 借地の更新拒絶等に際しての正当事由の判断基準

    大沼洋一   

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:42
  • 《解  説》
     一 本件は、土地賃貸借期間満了に伴う正当事由を理由とする木造建物収去土地明渡請求について、賃貸人の自己使用のためのビル建築計画等と更地価格の約八三パーセントに相当する立退料が提供された場合において、第一審は原告の請求を認めたのに対し、控訴審はこれを否定したもので、一・二審での判...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:239
  • 準禁治産者がした金員借入れに伴う根抵当権設定契約の締結について、詐術を用いたとして、右契約の取消しを認めなかった事例

    佐藤陽一   

    名古屋高裁平4.6.25

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:20
  • 損害賠償の算定に当たって加害行為前から存在した被害者の疾患をしんしゃくすることの可否(積極)

    田村洋三   

    最高裁第一小法廷平4.6.25

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:86
  • 《解  説》
     Xは、昭和六三年九月、昭和六二年一一月一九日に本件建物の賃貸借契約の解約申し入れをした、正当事由としては本件建物が老朽化しているなどと主張して、Yに対して、主位的に無条件の、予備的に裁判所が定める相当の金員の支払いと引換えに、本件建物の明け渡しを求める訴訟を提起した(前訴)。前...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:239