詳細検索画面
フリーワード検索


種別
裁判所名
裁判年月日


 
事件番号
( )
雑誌
   
69119件中 51001-51020件目を表示中
  • 特別養子縁組成立についての実母の同意とその撤回について詳細に事実関係を認定して同意の撤回を認めた上で、民法817条の6ただし書後段の「その他養子となる者の利益を著しく害する事由」がある場合に該当するとして、実母の同意なしに特別養子縁組を成立させるのが相当であるとした事例

    相澤眞木   

    福岡高裁平3.12.27

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:116
  • 《解  説》
     一 本件の事実の概要は、次のとおりである。すなわち、抗告人Xは、前夫Aと昭和六二年一月協議離婚し、Aとの間の長男、長女を引き取って養育していたが(その後、長男は前夫の実家に引き取られ養育されている。)、妻子あるBと情交関係を結んで妊娠し、事件本人(養子となる者)Zを同年一二月七...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:253
  • 《解  説》
     一 本件は、店舗を目的とする建物賃貸借(旧借家法適用)において公租公課及び物価の上昇、近隣建物賃料との比較による不相当を理由として半年の間に二度にわたり賃料の増額請求をし、その賃料額の確認を求めるとともに、更新料を支払う旨の特約は法定更新の場合にも適用があるとして、特約に基づく...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:260
  • 《解  説》
     Yは昭和六三年七月二九日付でXに対し、一般旅券の返納命令処分をした。本件は返納命令処分の執行停止申立事件の却下決定に対する抗告審決定である。本件決定は、原審決定を引用して、Xが具体的な海外渡航計画及びその目的ないし必要性について何ら主張、疎明していないから、回復困難な損害を避け...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:79
  • 《解  説》
     本件は、夫に所得税法上の扶養控除対象限度額を超える所得のある女子行員に対しては家族手当及び世帯手当を支給しないとする給与規定を差別的取扱いに当たるとして、右規定を無効とした岩手銀行女子賃金差別事件についての盛岡地判昭60・3・28本誌五五〇号一二七頁の控訴審判決であり、第一審判...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:87
  • 《解  説》
     本件は、昭和六二年一一月千葉県警機動隊員が成田空港第二期用地内にある反対派の団結小屋(通称「木の根団結砦」)に対し捜索差押令状を執行した際、同砦内にたてこもっていた過激派から激しい抵抗を受け警察官一三名が負傷した事件等につき、兇器準備集合等の罪で起訴されていた被告人らに対する控...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:277
  • 《解  説》
     本件は、被告人が自宅で飲酒中、簡易保険の生存剰余金の引き出しについて妻と口論になり、執拗に引き出しを主張する妻の態度に立腹して、午後二時ころから同日午後一一時ころまでの間、焼酎を飲んでは、数次にわたり手挙で同女を殴打足蹴し、居間に押し倒し、更に背部や臀部などを踏みつけ、肩たたき...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:266
  • 《解  説》
     一 賃貸土地の所有者がその所有権と共にする賃貸人たる地位の譲渡と賃借人の承諾の要否について、通説は、賃貸人の地位は債務を含むものであることからすれば、その譲渡は本来債務引受の方法によることを要し、賃貸人と譲受人との間の契約のみではできないというべきであるが、賃貸人の債務は実際上...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:128
  • 《解  説》
     一 本決定は、殺人被告事件の審理の中途において、検察官申請の自白調書一三通の不同意部分のうち、一二通について、証拠能力なしとして検察官の証拠申請を却下したものである。右却下の理由は、(1) 警察官調書については、警察官がこれを被告人に読み聞かせておらず、単にこれを閲覧させて署名...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:258
  • 仙台地気仙沼支平4.1.17決定

    《解  説》
     市議会議員である本件債務者は、自ら経営する水産会社の倒産による多額の債務を抱えていたところ、債務者の唯一の収入である議員報酬債権の差押を受けた。債務者の同居の家族である実母には遺族年金の所得があり、妻には身体障害者年金があり、その所得によって債務者らの生活を維持することは可能で...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:262
  • 長野地松本支平4.1.17決定

    《解  説》
     一 Y2は、代理人Zを介して、地主Xとの間で、建物所有目的の土地賃貸借契約を締結した。Y2は宗教法人Y1(人身保護事件に関する最一小判平2・12・6本誌七五一号六七頁、判時一三七四号四二頁等にも名前が見られる)の関連法人であるが、Zは、右契約交渉の過程で、Y2は食品会社であると...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:163
  • 《解  説》
     一 昭和五四年七月一一日夕刻、東名高速道路下り線の日本坂トンネル(静岡市―焼津市、全長二、〇四五メートル)内で、大型トラックや乗用車など六台の関連玉突き衝突事故が発生し、炎上した乗用車の火が後方に渋滞していた自動車に次々に引火し、七人が死亡し、一七三台の自動車が焼失した。
     そ...

    引用形式で表示 総ページ数:46 開始ページ位置:243
  • 《解  説》
     一 本件は、被告人が、ホテル内において、覚せい剤使用による影響と思われる異常な言動をしたことから、右言動に不安を抱いた相宿泊者より要請を受けて臨場した警察官らに職務質問を受け、バッグのポケットから覗いていた注射器を発見された上、更にバッグの中身を開示するよう促されたが、これを無...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:253
  • 《解  説》
     一 本件は、Yがその発行する写真週刊誌に「『保険金殺人&疑惑』事件・その悪の系譜」とのタイトルを付した記事を掲載し、その中において、「戦慄させられた凶悪事件を振り返る」との見出しを付し、そこに、「殴打に銃撃……『ロス疑惑』事件」として、原告に関する記事及び写真を掲載したところ、...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:193
  • 《解  説》
     本件は、建築資材販売を業とするY1会社(Y2代表取締役)に対して売ったメラニン化粧合板等の代金債権を有するX会社が、Y1に対して代金請求、Y2及びその他の取締役Y3ほか五名に対して商法二六六条の三に基づき売買代金相当額の損害賠償請求をした事案である。Y1はその後倒産し和議認可決...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:222
  • 《解  説》
     一 事案の概要等
     1 本件競売事件は、平成三年三月一日競売開始決定がなされ、同年八月二九日、一回目の売却実施命令(期間入札、最低売却価額約一〇億六千万円)が発せられたが、適当な入札がなかった。そこで、補充評価のうえ、平成四年一月九日、再度売却実施命令が発せられた(期間入札、最...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:268
  • リース会社が、ユーザーのリース料不払を理由にリース契約を解除した上、ユーザーに約定の残リース料相当損害金全額を請求することが、信義則上認められないとされた事例

    山田徹   

    福岡高裁平4.1.21

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:52
  • 《解  説》
     本件は、顧客(控訴人)が信販会社(被控訴人)から警備機器のリースを受けていたにもかかわらず、同機器を利用して警備を行っていた訴外警備会社が倒産したため警備(役務)を受けられなくなったので、リース料の支払を止めたところ、信販会社からリース料不払を理由にリース契約を解除し、残リース...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:199
  • 《解  説》
     本件は、控訴人が警備会社との間に警備機器を用いての警備委託契約(外部から警備機器を設置した場所に侵入者があると機器がこれを感知して送信し、これを警備会社に備え付けた機器が受信し、直ちに同社社員が現地に赴いて警備を実施する仕組み)を結び、同機器を被控訴人からリースしていたところ、...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:181
  • 《解  説》
     一 本件事案の概要は次のようなものである。
      1 原告は機械の製造業者であるが、その取引先である商社二社は、それぞれ、アメリカ合衆国における原告製品のユーザーを、原告工場の見学を含む日本旅行に招待することを企画して、予め原告にその費用負担を要求した。
      2 原告は、右日本招...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:167