《解 説》
一、本件は、参加人北海道電力株式会社が、伊達市に建設した伊達火力発電所に使用する燃料(灯油)を移送するため石油精製、元売り会社である日本石油精製株式会社の工場のある室蘭市から発電所まで移送取扱所の送油管(パイプライン)を設置すべく、消防法一一条一項に基づき昭和五〇年九月八日付け...
《解 説》
一 本件は、高校の教師Xが同校の女子学生との情交関係を理由にY教育委員会から受けた懲戒免職処分の取消を求めた訴訟である。すなわち、Y教育委員会は、①Xは、妻子ある身でありながら、女子生徒A子と交際し、校内で評判となり、②A子の両親からの抗議や同僚教師からの注意にもかかわらず、交...
《解 説》
X(債権者、控訴人)は、本件不動産につき処分禁止の仮処分決定を得てその登記手続をなしたが、Y(債務者、被控訴人)は右仮処分決定に対し異議申立てをし、原審裁判所は被保全権利の疎明がないとして右仮処分決定を取消し仮処分申請を却下する判決(仮処分決定取消につき仮執行宣言付)をし、右判...
一、昭和四七年四月出生の極小未熟児が未熟児網膜症で失明した事案につき、担当医に酸素管理に関する義務違反があるが、本症の最新研究成果に照らし、右義務違反と結果発生との間に相当因果関係は認められないとされた事例
二、医師が、学会出張のため五日間患者を看護婦任せにしていたこと、及びカルテに改宜の疑いのあることが、医師・患者間の信頼関係を損なう不誠実診療として債務不履行を構成するとして、慰謝料の支払いが命じられた事例
《解 説》
本判決は、ホテルニュージャパンの火災事故に関する控訴審判決であり、一審判決は本誌六四八号一一〇頁に紹介されている。本件被告人は、同ホテルを経営する株式会社の代表取締役社長であるが、同ホテルでは、昭和五七年二月八日未明、九階の宿泊客のタバコの火の不始末から出火し、九階と一〇階を焼...
《解 説》
一、本件は、本件不動産の共有者であるXと他の共有者との間の共有物分割訴訟において、昭和五四年三月二日本件不動産を昭和五九年四月末日限り任意売却して売得金を共有持分に応じて分配し、仮に右期日までに任意売却ができない場合は、和解調書に基づき単独で本件不動産を競売に付し、その売得金を...
警報機、遮断機のない踏切を横断中の自動車運転者が電車にはね飛ばされて死亡した事故について、踏切注意柵、標識が設置されている以上、踏切の設置・保存上の鞍庇があるとはいえないとされた事例
《解 説》
Aは、Bとの間でB所有の本件土地について根抵当権設定契約を締結し、根抵当権設定登記を経由していた(①登記という)が、XがBとの間で貸金をし本件土地・建物について根抵当権設定契約を締結し、根抵当権設定登記をする際には、①登記は抹消されていた。ところが、その後、Aは、BXに対して①...
《解 説》
Xは、昭和四九年七、八月ころ、弁護士Yに対して父の遺産相続に関わる訴訟(母及び兄を被告とする相続回復及び所有権移転登記抹消等請求の訴え)の提起・追行を委任した。Yは、協力者として弁護士Aにも委任させた上、Aとともに訴訟提起・追行をし、昭和五三年四月七日訴訟上の和解を成立させた。...
一、抵当権の実行としての競売の申立てと被担保債権についての催告の効力 二、連帯保証債権を被担保債権とする抵当権の実行の申立てと主債務者及び他の連帯保証人に対する時効中断の効力
《解 説》
一、本件の事実の流れは、XはAらに本件小切手(預金小切手)を詐取されたので支払銀行に事故届を出した、その後、Aらは第三者を介して他の金融機関で換金しようとしたが、事故届が出ていたために換金できなかった、そこで、再度Aらは第三者を介して事情を知っているBに換金を依頼し、BがYから...
《解 説》
本件は、X1がラジオ番組として放送した匿名座談会においてY3、Y4がした発言がXの名誉を毀損するとして、右Yらと右番組の製作責任者であったY2に対してされた損害賠償及び謝罪広告等を求めた事案である。
Yらは、本件番組におけるY3、Y4の発言は当時社会問題化していた投資ジャーナ...
《解 説》
一1 本件は、ゴルフ会員が会費の支払いを怠ったために除名にされて全員資格を失った者が、原告となって、いわゆるゴルフ会員権が高額に売買されていることから除名によりその権利を失うことを不服とし、かつ、会員を除名されても一般にゴルフ会員権が譲渡されていることを主張して、会社であるカン...
《解 説》
本件は、マンション販売業者がマンション購入申込書の記載を基に、購入者の勤務先の名称及び電話番号を記載した購入者名簿をマンションの管理を委託することが予定されている会社に開示したことが、プライバシーの侵害に当たるとしてされた、損害賠償請求訴訟である。
「他人に知られたくない私的...