共犯者の供述中には、一部に客観的事実に反し信用できない部分が含まれているが、被告人との共謀の点を含む主要で根幹的な供述部分については、客観的な状況証拠によっても、その真実性が担保されており、十分信用に値するとされた事例
1 医薬品の安全性確保(副作用の予防)について製薬会社に過失責任が認められた事例
2 医薬品の安全性確保(副作用の予防)について国の責任が認められなかった事例
3 医薬品の副作用と医師の責任
4 法人の不法行為と民法709条の適用(否定)
5 制裁的慰謝料の当否(否定)
6 いわゆる「インフレ算入論」の当否(否定)
7 家族慰謝料の否定された事例
8 原疾患の寄与により損害賠償額が減額された事例
1 無店舗販売事業の権利資格取得金名下に出資させた行為が詐欺的行為であるとして損害賠償請求が認められた事例 2 不法行為の幇助者の責任が認められた事例
1 貸金の仮払を命ずる仮処分の執行後に仮処分命令が控訴審で取り消された場合と仮処分債務者の仮払金返還請求権
2 賃金の仮払を命ずる仮処分の執行に係る仮払金の返還請求訴訟と仮処分債権者が本案訴訟で訴求中の賃金債権を自働債権とする相殺の抗弁の許否
区長の補助職員が特殊勤務手当の支給において補助執行(いわゆる専決)として行った支出決定につき、それが違法であるとして、本来的に右手当の支出負担行為権限を有する区長に、支給された手当相当額の賠償責任が認められた事例
カラオケ伴奏による客の歌唱につき、カラオケ装置を設置したスナック等の経営者が演奏権侵害による不法行為責任を負うとされた事例
土地区画整理事業の完成により、換地された土地につき、地方税法附則18条2項2号イ、17条1項3号の「地目の変換その他これに類する特別の事情」があったものと認められた事例
1 外国人登録証明書の切替交付申請や引替交付申請の際に一律に指紋押なつをさせていたことを内容とする昭和62年法律第102号による改正前の指紋押なつ制度は、憲法13条等に違反しない
2 既に外国人登録法の規定により指紋押なつをしたことがある外国人は原則として外国人登録証明書の切替交付申請や引替交付申請の際に再度指紋押なつをする必要がないとする昭和62年法律第102号による法改正が原判決後にされたことを考慮し、切替交付申請と引替交付申請の際に指紋押なつの拒否をした被告人を罰金3万円の実刑に処した原判決を破棄し、被告人に罰金3万円の執行猶予を言い渡した事例
原告製品は、ベルト芯などの芯地に関する本件発明の構成要件をすべて充足する本体部分に、無用な付加物を付加したものにすぎず、本件発明を利用するものであるから、その技術的範囲に属するとして、特許権侵害差止等請求が認容された事例
ココム規制に違反してソ連へプロペラ加工用大型工作機械の部分を輸出しコンピュータ・プログラム用の修正ソフトを提供したことが、外国為替及び外国貿易管理法(昭和62年法律第89号による改正前のもの)73条1項、70条29号、20号、48条1項、25条2号等に違反するとされた事例
東京都の特別区の第三セクターである株式会社の設立に伴う株式引受けが地方財政再建促進特別措置法(昭和61年法律第93号による改正前)24条2項に違反せず、無効でないとされた事例
権利能力なき社団である町内会の内部対立を契機としてその構成員が脱退して結成した新町内会がもとの町内会の財産につき権利を有しないとされた事例