バックペイを命じた救済命令が取り消された場合に、使用者の民法536条2項ただし書に基づく利益償還請求に対し、労働者が償還すべき利益の範囲は、中間収入の3分の1の範囲にとどまるとされた事例
1 商標権を侵害するおそれがあるとされた事例
2 「VOGUE SPORTIVO」「SUNSEA VOGUE」「CASA VOGUE」の各標章が登録商標「VOGUE」と類似するとされた事例
3 商標権に基づく標章使用差止仮処分において、自ら登録商標を使用していない商標権者に保全の必要性が認められた事例
県が農地をダム建設事業用地として任意買収するに際し、農地法3条の許可を得ていない耕作者に補償金を支払ったことが違法ではないとされた事例
写真週刊誌の私人のプライバシーに関する記事について、名誉毀損の不法行為を構成するとして、慰藉料と謝罪広告の掲載請求が認められた事例
改正前の割賦販売法下の立替払契約に基づく信販会社からの立替金請求に対し、購入者が購入契約の効力の不発生を主張することができるか(積極)
1 公職選挙法所定の法定外文書について不在中の被頒布者の親、祖母らが刑訴法221条にいう保管者に当たるとされた事例
2 公職選挙法142条(法定外文書頒布罪)の合憲性
抵当権者に対抗することができない農地の賃貸借が抵当権者に損害を及ぼすときと民法395条但書の準用による賃貸借の解除請求
1 氏名を正確に呼称される利益の性質
2 NHKがテレビ放送のニュース番組において在日韓国人の氏名を日本語読みによって呼称した行為が違法ではないとされた事例
1 被疑者を任意同行した上所持品の入手経路等につき徹夜で取り調べたことが任意捜査として許される限度を逸脱し違法であるとされた事例
2 任意捜査の限度を逸脱する違法な徹夜の取調べののちに得られた自白の任意性(消極)(大阪高裁昭和63年2月17日)
町長は、職員の報酬等の支給を助役に専権委任していても、地方自治法242条の2第1項4号にいう「当該職員」に該当するとされた事例