乳児が頭蓋内出血の影響による呼吸中枢機能不全により心停止を来し死亡するに至ったとし、診療関与医につき、この出血を疑いビタミンKの投与や輸血等の止血措置をとるべき義務を怠った過失があるとして、同医師及び病院の責任を肯定した事例
1 期間入札において複数の最高価入札人のうち1人のみが開札期日に出頭し更に同一価額で入札した場合には、当該入札人を最高価買受申出人と定めるべきである
2 執行官による最高価買受申出人の決定に法令の解釈上明白な誤りがある場合に他の買受申出人に対し売却許可決定をすべきであるとされた事例
3 不動産売却不許可決定を受けた者以外の者が執行抗告の利益を有するとされた事例
1 部分ストライキと民法536条2項の「債権者ノ責ニ帰スヘキ事由」((1)事件)
2 労働基準法26条の「使用者の責に帰すべき事由」の意義((2)事件)
3 部分ストライキが労働基準法26条「使用者の責に帰すべき事由」に当たらないとされた事例((2)事件)
1 区分所有建物の専有部分の占有者に対する引渡し請求をするための集会決議と当該専有部分の区分所有者に対して弁明の機会を与えることの要否
2 区分所有建物の専有部分の占有者に対する引渡し請求が認容された事例
警察の違法な捜査を理由とする国家賠償請求において、不起訴処分となった被疑事件の参考人調書に対する文書提出命令の申立が認められた事例
弁護士に対し事件処理を委任した一般私人及び弁護士法23条の2第1項により所属弁護士会に対し報告の請求をした弁護士は、自ら又は弁護士会に代位して、公務所等に対して必要な事項の報告を求めることができないとされた事例
任意同行後被疑者を警察署に1晩在留させたことが、実質的な逮捕にあたるとし、右時間を通算して、制限時間の不遵守を理由に勾留請求を却下した原裁判が、準抗告審において是認された事例
被告を誤って提起された行政処分取消しの訴につき、原告に重大な過失があったとすることはできないとして、控訴審において被告の変更を許した事例