1 国家公務員法109条12号、100条1項にいう秘密の意義とその判定 2 外交交渉の概要が記載された電信文案が国家公務員法109条12号、100条1項にいう秘密にあたるとされた事例 3 いわゆる違法秘密にあたらないとされた事例 4 国家公務員法111条にいう同法109条12号、100条1項所定の行為の「そそのかし」 の意義 5 国家公務員法111条、109条12号、100条1項の「そそのかし」罪の構成要件にあたるとされた事例 6 報道機関による公務員を対象とした秘密の取材と正当業務行為 7 正当な取材活動の範囲を逸脱しているとされた事例
第一審が懲役8月及び罰金30万円の刑を言渡したのを、控訴審が懲役1年、3年間執行猶予、罰金30万円の刑に変更しても、第一審判決を被告人に不利益に変更したことにはならないとされた事例
実用新案法・商標法等の改正により改正法施行前に出願したものの権利に関する登録料を増額納付させても憲法に違反しないとして、登録料返還請求書不受理処分の取消を求めた訴を却けた事例
弁護士が受任事件につき作成したメモの記載に信憑性があること、和解の成立に判示の事情があること等に照らして訴訟上の和解条項に記載されていない口頭による債務免除の合意を認めた事例
商標「スイングカスタム」からは、「スイングカスタム」の称呼のほか、「スイング」の称呼・観念も生ずるので、「スイング」の称呼・観念を生ずる欧文字「SWING」などからなる引用登録商標と類似する(登録拒絶審決維持)
1 相手方の攻撃がいったん終了した後数分を経ないうちに再び攻撃の気勢が示されたのに対し、これを予期して用意していた包丁で相手方を突き刺した行為が防衛行為に当たるとされた事例 2 過剰防衛行為として刑が免除された事例
審理に際し、いわゆる支援者と目される多数の者が法廷内外で不当な行状を繰り返したことにつき、被告人もこれと一体となっていたことが明らかであるほか、被告人みずからも、裁判所構内まで来ておりながら入廷しないとか、無断退廷、出廷拒否等、訴訟秩序をことさらに無視し、審理の進行をいたずらに遅延させるような態度に出たことなどを指摘し、このような訴訟への対応の仕方は被告人に反省の念がないことの徴表であると判断し、このことを情状のひとつとして量刑上参酌した事例