滌除権者たる第三取得者に対する抵当権実行通知の到達後1か月を経過しないうちになされた競売手続につき、第三取得者が競売手続の無効を主張するには、先ず滌除の意思表示をなすを要するか(積極)
隣接した建物建築による生活利益の侵害(工事中の騒音震動による生活妨害、日照・採光・通風の阻害・圧迫感)による損害の賠償請求を否定した事例
いわゆる頼母子講が営業的商行為に該当するとして、講の継続不能を理由とする掛金返還請求権につき商事時効の完成を認めた事例
小切手の取立委任を受けた銀行が職員の過誤により当該小切手の不渡にもかかわらず預金の払戻請求に応じた結果、取立委任者が小切手の原因債務の保証人に対し債権証書等を返却してしまった場合における銀行の損害賠償責任の成否
腰椎麻酔による虫垂切除手術後のショック死が、患者の胸腺リンパ体質素因によるものとして、診療に関する医師の責任が否定された事例
商品代金前払のため約束手形を振出し又は融通手形の交換に当り相手方の経営実態又は見返り手形の信用度等必要な調査を欠いたことが重過失に当るとされた事例
1 継続的な廉価処分につき受取手形の不渡事故発生の後についてのみ取締役の任務懈怠を認めた事例 2 取締役の第三者に対する責任に基づく損害賠償債務の遅延損害金には商事法定利率の適用があるか(消極)
地主がした土地明渡請求の必要性は、現有建物の増改築によって賄えるものであり、借主側の事情を考慮すれば明渡料1000万円の呈示によっても正当事由が補完されないとして借地法6条2項所定の異議の正当事由を否定した事例
商法12条にいう「正当事由」とは、交通杜絶、登記簿滅失等の客観的障害のある場合にのみ限定されず、同条の登記に優越するような外観ないし特別事情の存する場合をも含むと解するのが相当であるが、判示事実のもとでは「正当事由」ありとはいえないとされた事例