法定の期間内に農地法第72条に基づいてされた未墾地買収処分の買収期日が右期間経過後の日に指定されていた場合と右買収処分前にされた未墾地の贈与の効力
自動車運転者が交差点を右折しようとした際、信号を無視して前方から直進して来た自動二輪車に自車を接触させた事故について、いわゆる信頼の原則を適用して無罪を言い渡した事例
1 犯行と被告人らとの結びつきに関する原判決の事実認定に不合理な点があるとして刑訴法第411条3号により破棄された事例 2 破棄判決の破棄の理由とされた事実上の判断の拘束力の有無 3 破棄判決の拘束力を有する判断の範囲 4 証人の尋問終了後に作成された同人の検察官調書と刑訴法第328条
1 準禁治産宣告の審判は、右宣告の対象となる者が審判の趣旨を理解する能力を具備することに鑑みれば、右審判の効力を受ける事件本人に告知することを要する。 2 事件本人が記録を閲覧した結果、自己に対し準禁治産宣告審判があったことを確知した場合には、記録閲覧の日をもって審判が事件本人に告知されたと同様にみることができる。
1 家事審判・調停申立前に要扶養者の生活に要した費用を、現在及び将来の扶養料の請求から分離した独立の純粋に過去の扶養料として請求する場合には、通常の民事上の履行遅滞による損害賠償請求権として、地方裁判所の裁判事項に属する 2 扶養義務者の1人が扶養権利者に対し、自己の負担すべき額を超えて支出し、他の扶養義務者が十分な扶養の余力がありながら負担すべき額に満つるまで支出しない関係にある場合には、別段の事由がなければ、右負担の公平を是正するに足る不当利得返還ないし事務管理費用の償還請求権を扶養義務者の一方又は双方が取得する
申立人および利害関係人に異議がない場合には、戸籍法114条による許可審判によって婚姻二重届出による複本籍の状態を訂正することができる