共犯者による殺害行為が終った直後に現場にかけつけた者について、未必的殺意が認められないとして、傷害致死をもって処断した事例
少年である被疑者に対する所在捜査のため、警察段階において必要やむを得ない限度を越えて捜査が遅延した場合と少年が成年に達した後になされた公訴提起の効力
1 渉外事件に適用すべき我が国際民事訴訟法 2 専属的裁判管轄の撰択にかかわらず我国の裁判管轄を認めた事例 3 英国普通法における金銭債権ならびに損害賠償請求とその利息の請求
商法494条1項1号及び2項の株主総会に於ける発言又は議決権の行使に関し不正の請託を受け財産上の利益を収受し又は供与することを禁止する立法趣旨
親告罪における告訴は訴訟条件にすぎないから、その行為をした少年について告訴がなくても、家庭裁判所は、少年法第3条第1項第1号にいう罪を犯した少年として審判権を有する
物品税証紙譲受罪(物品税法40条、45条7号)を他の懲役刑を相当とする同法違反の罪とともに直接告発した事案につき、右証紙譲受罪は罰金にあたる罪であるから、これについて通告処分を欠く以上、右告発中同罪に関する部分は無効であるとして、これについての公訴を棄却した事例
高層ビル建築設計者たる被告人がビル外装面の構造設計につき過失があるとして起訴された事案につき、設計当時の建築業界の平均的技術水準に照らし予見義務が認められないとして無罪とした事例
1 営業ナンバー付車両の登録名義貸与者に運行供用者責任を認めなかった事例 2 負傷者につき逸失利益の算定を不能とした事例 3 慰藉料を請求額以上に認めることと民訴法186条
電動送風機について旧商標法施行規則(大正10年12月17日農商務省令36号、同11年1月11日施行)第15条第17類の機械器具に該当すると認定した事例