1 買収農地の売渡しを受けた者が補助参加人としてなした取得時効の援用と訴の利益 2 買収処分無効確認訴訟の提起は売渡しを受けた者の取得時効を中断するか 3 火薬庫保安用地に対する農地買収の適法性
抵当権の実行に基く不動産の競落許可決定に対し債務者(兼所有者)が即時抗告の申立をし、その後競売申立にかかる債務及び競売手続費用を完済したときは、競落を許すべからざるものとする
契約当事者の一方が相手方の債務不履行によって契約を解除する場合、たとえ相当の期間を定めて履行の催告をしたとしても相手方が催告に応ずる意思のないことが明らかなときは、催告をしないで直ちに契約を解除することができるものと解する
適正賃料の約2倍にあたる賃料の支払いを請求した過大な催告であっても、賃借人において適正賃料を提供したのでは賃貸人が受領を拒絶するであろうことが明白な事情の存しない限り、たとえその適正賃料の算出方法は複雑であっても、右催告は適正賃料の範囲で有効な催告と解すべく、これを無効ということはできない
1 収容継続申請事件に対する抗告申立てを適法と認めた事例 2 犯罪的傾向がそれほど著しくなく、年齢もおおむね20歳でれば、20歳を超えて中等少年院に収容しても少年院法2条の法意に違反しない。
法人も包括受遺者としての能力を有するから、全遺産が被相続人の設立した株式会社に遺贈された以上、分割すべき遺産がないこととなり、相続人からなされた遺産分割の申立は却下のほかない。