判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

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判例タイムズ No.1134


  • 那須弘平   

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:4
  • 争点整理手続における主張のあり方

    塩谷國昭   

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:8
  • 専門訴訟における証拠収集「何を集めるか」から「どの部分をどのように提示するか」

    北尾哲郎   

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:11
  • 裁判官の争点整理のスキル

    西口元   

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:14
  • 争点整理の実際と専門調停における争点整理のスキル

    小山稔   

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:22
  • 争点整理におけるADRの利用

    山本和彦   

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:27
  • 適正な民事裁判実現のための一提言

    後藤勇   

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:31
  • ヨ-ロッパ証拠法(「民事又は商事事件における証拠収集に関するEU加盟各国の裁判所間の協力に関するEU規則(2001年5月28日)」)について

    春日偉知郎   

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:47
  • 約束手形金請求訴訟の要件事実と事実認定

    河村浩   

    引用形式で表示 総ページ数:21 開始ページ位置:48
  • 独禁法上の「事業者」

    舟田正之   

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:69
  • 韓国国際私法改正の影響被相続人による準拠法選択を中心に

    林貴美   

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:79
  • 不動産登記の公信力と民法94条2項との関係について

    𠮷岡伸一   

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:91
  • 最高二小平15.9.12判決

    《解  説》
     一 本件は、Y(被上告人)の設置する早稲田大学(以下「大学」という。)が、その主催に係る江沢民中華人民共和国国家主席の講演会への参加申込者の氏名等が記載された名簿の写しを警視庁に提出したことについて、これは、大学の学生で同講演会への参加申込者であったX(上告人)らのプライバシー...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:98
  • 最高一小平15.7.10判決

    《解  説》
     一 事案の概要
     本件は、下校途中の女子小学生を略取した上、その後九年余りにわたってこれを被告人方に監禁し、傷害を負わせるとともに(略取、逮捕監禁致傷)、その間、被害者に着せるための下着を万引した(窃盗)という事案である。被告人は、略取の犯行当時二八歳の無職男性であった。
     犯...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:102
  • 《解  説》
     一 本件は、いわゆる川辺川利水訴訟として社会的耳目を集めた事件の控訴審判決である。事案は、建設大臣(現国土交通大臣)が熊本県球磨郡、球磨川の支流である川辺川上流にダムを建設することを計画し、本件の被告(被控訴人)である農林水産大臣がダムを水源とする利水事業として、熊本県人吉市を...

    引用形式で表示 総ページ数:56 開始ページ位置:109
  • 東京地平15.11.17判決

    《解  説》
     一 本件は、XがYらからそれぞれ約束手形の振出を受けたとして、同各手形金及び手形法所定の利息金の支払を、手形訴訟により求めた事案であり、Xの支店に登記された支配人により訴訟提起されたものである。
     判決の事実認定によると、Xは、いわゆる商工ローン業者で、中小・零細事業者に対する...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:165
  • 最高二小平15.7.18判決

    《解  説》
     一 本件は、税理士職業賠償責任保険(以下「税賠保険」という。)に加入していた税理士Xが、消費税の申告に係る手続を行ったところ、依頼者Aから損害賠償の請求を受けたので、保険会社Yに対し、保険金の支払を請求した事案である。
     二 税賠保険は、医師、公認会計士、弁護士等法令に基づく資...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:173
  • 最高二小平15.7.16決定

    《解  説》
     一 本件は、被告人らが、同僚である被害者に制裁を加えるため、被害者を勤務先の工場近くの公園に誘い出して、約二時間一〇分にわたりし烈な暴行を加えた上、さらに、マンション居室に連行して、約四五分間にわたり、断続的に暴行を加えたところ、被害者が、すきをみて逃走し、その約一〇分後、マン...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:183
  • 《解  説》
     一1 滋賀県は、琵琶湖の水質の悪化等を受け、その保全活動の一環として、生物の生息場所であり湖辺の水質保全にも役立つ働きを有している湖辺のヨシ群落の保全を進めることとし、平成四年三月三〇日、滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例を制定した。同条例は、琵琶湖やその周辺地域のうち、...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:185
  • 神戸地平14.11.26判決

    《解  説》
     一 本件は、大学教授であるXが銀行の現金自動預払機(ATM)の利用を終えて銀行を出ようとした際、いきなり警察官らがXを仰向けに引き倒して所持品検査をし、銀行の駐車場に連行して、住所を尋ね、キャッシュカード、ATMの利用明細書及び身分証明書を提示させ、さらには、携帯電話の発着信履...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:189
  • 東京地平14.11.11判決

    《解  説》
     一 本件事案の概要は次のとおりである。Yの職員である警視庁C署の警察官は、平成一〇年四月二九日午前零時前後ころ、Xが路上に停車中であったA所有の軽自動車(以下「本件自動車」という)を蹴りつけ、車体右後部を凹損させたとして、Xを器物損壊の容疑で準現行犯逮捕した(以下「本件逮捕」と...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:199
  • 鹿児島地平13.10.1判決

    《解  説》
     一 事案の概要
     本件は、鹿児島県が計画している港湾埋立に関し、鹿児島県情報公開条例に基づき漁業補償等に関する文書の開示を求めた原告が、文書の一部について非開示処分とされたため、上記非開示処分は開示義務に反し違法であるとして、鹿児島県に対し、国家賠償法一条一項に基づき、県知事に...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:208
  • 大阪高平14.12.26判決

    《解  説》
     一 本件は、A有限会社を吸収合併したX株式会社が、合併によりA有限会社に清算所得が生じたとして確定申告を行い、また、A有限会社の社員二名が、合併によりみなし配当所得が生じたとして確定申告を行ったが、その後、右合併の無効判決が確定したことにより、右各確定申告に係る課税標準等又は税...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:216
  • 《解  説》
     本件は、控訴人Xがもと所有していた不動産につき、被控訴人Y1が無断で売買を原因とする同人名義の所有権移転登記を経由したうえ、これを被控訴人Y2に売却し、同人名義に所有権移転登記を経由したと主張して、不動産所有権に基づく妨害排除請求として、被控訴人らの名義の右各所有権移転登記の抹...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:220
  • 《解  説》
     一 Xは株式・投資信託の委託取引を行っていたY証券会社の担当者甲からA銀行の株の買付けを勧められたことがあったが、これを断った。ところが、A銀行株二万株の取引報告書(第一取引)が送付されたので、驚き、甲に「無断取引である」と抗議の電話をした。しかし、抗議した当日にも、甲はXの計...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:228
  • 《解  説》
     一 本件は、Y1の経営するA研究所において心房中隔欠損症の手術を受けたX(当時四歳)およびその両親が、術中の執刀医Y2の過失によりXに脳障害が発生するに至ったとして、Y2およびその使用者であるY1に対し、債務不履行または不法行為に基づく損害賠償を請求した事案である。
     二 Xは...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:234
  • 名古屋地平14.11.29判決

    《解  説》
     一 本件は、婚姻関係が破綻して妻のZと別居し、夫婦間の子A(小学生)・B(保育園児)を監護養育していた夫のXが、Zにおいて、A・BをXに無断で通学・通園中の小学校・保育園から連れ去ったところ、カウンセラー業を営むYにおいて、Zから相談を受けてこれに協力したことを前提に、その連れ...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:243
  • 大阪地平14.10.16判決

    《解  説》
     一 事案の概要
     本件は、福徳銀行となにわ銀行の特定合併により設立されたなみはや銀行から損害賠償請求権等を譲り受けた原告訴訟引受人が、被告Y1、Y2に対して損害賠償を請求する本訴事件と、被告Y2がなみはや銀行に対して普通預金の払戻しを請求する反訴事件とからなる。
     このうち、本...

    引用形式で表示 総ページ数:33 開始ページ位置:248
  • 東京地平15.10.17判決

    《解  説》
     本件は、XがYから約束手形の振出を受けたとして、同手形金及び手形法所定の利息金の支払を、手形訴訟により求めた事案である。
     本判決は、本件手形は形式的には手形法所定の手形要件が記載されているものの、転々流通譲渡されることは全く予定されておらず、手形としての手段性、用具性が全く認...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:280
  • 《解  説》
     一 本件は、「薄肉ステンレス鋼管の拡管装置」について特許権を有する原告が、各被告による別紙イ号物件目録ないしニ号物件目録記載の各物件の製造又は販売等が同特許権を侵害するとして、各被告に対し、同特許権に基づく侵害行為の差止等と、民法七〇九条、特許法一〇二条二項に基づく損害賠償を請...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:282
  • 東京地平14.11.27判決

    《解  説》
     一 事案の内容
     本件は、女性用衣料品等のカタログ販売を行っているXが、同じく女性用衣料品等のカタログ販売を行っているYに対し、Yカタログに掲載、販売された商品のうち一二点は、X商品を模倣したものであり、Yの行為は不正競争防止法二条一項三号所定の不正競争行為に該当すると主張して...

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:292
  • 《解  説》
     一 Xは、Yに対して和解調書による五六億円余の債権を有しているので、右和解調書正本に基づき、A会社名義の三億円の預金債権について債権差押命令を申し立て、A会社名義の預金は実質上Yに帰属するものであると主張した。
     しかし、一審は、債務名義の執行力が及ぶ範囲は、外形上債務者の責任...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:308
  • 《解  説》
     一 本件は、いわゆる闇金融業者から支払いの督促を受けていた二人の女性被告人が共謀して闇金融業者を殺害して金品を強取し、かつそれまで請求を受けていた貸金債務の支払いを免れようと企て、業者を誘い出して金属バットで殴打するなどして殺害しようとしたが、抵抗されて強盗及び殺人がいずれも未...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:311
  • 《解  説》
     一 本件は、被告人は犯行当日の午前中、被告人とかねてからの顔見知りである中学生の被害者やその友人Aらから何かおごるようにとたかられたため、その夜、被害者の友人Aと中学校教諭が立ち話しているのを見つけ、被告人はAに対したかったことについて言いがかりをつけ、これを否定したAの右頬を...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:313
  • 《解  説》
     一 本件は、被告人が判示のとおりマジックマッシュルームと呼ばれる麻薬原料植物を所持し、これをえん下する方法で不法施用した麻薬及び向精神薬取締法違反の事案である。
     二 いわゆるマジックマッシュルームについては、従来、その成分とされるサイロシビン、サイロシン及びその塩類は麻薬指定...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:317