判例タイムズ

最も長い歴史をもつ判例実務誌

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判例タイムズ No.825


  • 思い出すままに(第二部) 続・裁判官の戦後史 30

    倉田卓次   

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:4
  • 試行的な医療行為が法的に許容されるためのガイドライン

    中村哲   

    主として試行的な治療行為について

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:6
  • <刑事証拠法に関する裁判例の研究8>同意と違法収集証拠

    樋口裕晃   

    大阪高裁昭和60年7月18日判決(刑月17巻7=8号653頁、判タ569号90頁、判時1171号142頁)

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:22
  • 後遺症確定後に死亡した被害者の逸失利益

    大塚直   

    東京地判平4・3・26判タ799号225頁、判時1424号64頁を契機として

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:29
  • <民事訴訟法改正研究5>ドイツ民訴法の最近の改正について

    池田辰夫   

    「少額事件手続の理念と創設への具体化の根本問題」の補論を兼ねて

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:38
  • ADR手続の正当性に関する予備的考察

    山田文   

    ヒアリング調査の報告を兼ねて

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:44
  • <人身賠償・補償研究37>遺族年金控除の安否とその範囲

    藤田良昭   

    最大判平成5年3月24日について

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:58
  • <銀行実務と民事裁判312>債権譲渡通知と差押通知の第三債務者への到達の先後不明と各債権の消長

    吉田光碩   

    最三小判平5・3・30(判タ820号185頁、金法1356号6頁)

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:66
  • <判例評釈>公証人の審査義務の範囲(釧路違法公正証書損害賠償請求訴訟第一審判決、釧路地判平5・5・25判タ817号241頁)

    原島克己   

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:70
  • 《解  説》
     一 昭和五四年七月一一日、東名高速道路下り線の日本坂トンネル(全長二〇四五メートル)内で、大型トラックや乗用車など六台関連の玉突衝突事故が発生し、炎上した乗用車などの火が後方に渋滞していた自動車に次々に引火し、これがトンネル全体に燃え広がり、七人が死亡、一七三台の自動車や積荷な...

    引用形式で表示 総ページ数:45 開始ページ位置:75
  • 《解  説》
     一 ①事件判決の要点
     本件は、暴力団の組員である被告人が、組長からけん銃及びけん銃用実包を預かり保管していたことと、自らあるいは知人の若い女性三人に対し覚せい剤を使用したという事案である。その事案自体ありふれたものであり特筆する点はないが、その判決は、使用した覚せい剤の種類に...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:120
  • 最高二小平5.6.11判決

    《解  説》
     一 本件は、旧国鉄(昭62・4・1の国鉄法の廃止とともに国鉄清算事業団に移行した。国鉄清算事業団法附則二条参照。)の職員が業務命令を違法であるとして上司個人を相手に提起した損害賠償請求訴訟についての最高裁判決である。
     Xは国鉄九州総局鹿児島自動車営業所(以下「鹿児島営業所」と...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:125
  • 最高二小平5.5.31決定

    《解  説》
     一 一審の訴訟手続について被告人が心神喪失の状態にある間は公判手続を停止すべき旨を定める刑訴法三一四条一項の規定は、控訴審の手続にも準用される(同法四〇四条)とするのが、判例であり(最三小判昭53・2・28刑集三二巻一号八三頁、本誌三六一号二二八頁)、多くの学説も同様である(渡...

    引用形式で表示 総ページ数:1 開始ページ位置:133
  • 《解  説》
     一 原告らは、韓国の国籍を有するが、日本で生れ、日本の社会に本拠を置いて生活してきた「定住外国人」である。原告らは、原告らが選挙人名簿に登録されていないのは不服であるとして、選挙管理委員会に対し、選挙人名簿に登録することを求める異議の申出をしたところ、この申出が却下されたので、...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:134
  • 《解  説》
     一 X1は、昭和六〇年一二月当時、埼玉県立熊谷高等学校二年に在籍していたが、同月二〇日、熊谷高校水泳部のクラブ活動として、行田市民体育館内室内プールにおいて、同校水泳部顧問のA教諭の立会のもと、逆飛び込みによるスタートダッシュ練習をした際、プールの底に頭を打ち、頚髄損傷の傷害を...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:140
  • 《解  説》
     一 A(当時五六歳)は、京都市の公立中学校の教員であったが、人事移動により新たな中学校に赴任した直後の昭和五三年五月、修学旅行引率中の箱根で死亡した。Aの妻である原告は、Aは、当時勤務していた中学校及び前任の中学校における過重な職務による疲労及びストレスのために脳内出血を発症し...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:154
  • 《解  説》
     一 Xは、京都市左京区内で染工場を経営するAの長男Bの妻であるが、昭和五五年六月二八日、右工場の二階において、型枠、米等を簡易リフトに積み込んで一階に降ろそうとした際、リフトのワイヤーが切れて一階に転落する事故にあい、右手挫滅切断創等の傷害を負い、右手全手指を切断するを余儀なく...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:160
  • 《解  説》
     一 本件は、国際航空運送契約をめぐる紛争であり、「甲地発―乙地行の航空券及び乙地発―丙地行の航空券を併せ提示することにより、甲地発―丙地行の直行便への搭乗を求めることができるか」が争われた事案である。
     二 原告は、被告(航空会社)に対し、大阪空港において、a「大阪(甲地)発―...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:163
  • 《解  説》
     X(注文者)とY(請負人)とは地上六階建てのビルの建築請負契約を締結したところ、Xは、Yが約定に反する工事をしたとして途中で債務不履行を理由に解除した。Xは、その結果、建物を完成させるため残工事を別の業者に請け負わせることを余儀なくされ、工事が遅れ工事代金も増加したとして損害賠...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:170
  • 《解  説》
     一 X1とX2は、平成二年二月一五日、Y銀行福岡支店に対し、据置期限を同年五月一五日として、各自二五〇万円の定期預金をしたので、据置期限経過後にその払戻しを求めたが、Yが、右定期預金はX1、X2に対する融資の担保になっているとしてその払戻しを拒否したため、右定期預金の払戻しを求...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:177
  • 《解  説》
     リース会社であるXは、ユーザーAの自称代理人Bがリース契約を締結した後、XとサプライヤーであるYとの間でOA機器の売買契約を締結して代金を支払ったところ、Aがリース契約を締結した事実はないとしてリース料の支払いを拒絶した。そこで、Xが、Yに対して、「リース借主がリース契約の締結...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:179
  • 《解  説》
     一 XはAに本件土地を賃貸し、Aは本件土地上に本件建物を所有していた。本件賃貸借契約には、賃借人が本件土地の賃借権を譲渡または転貸し、もしくは賃借権を担保に供し、賃借地上の建物を第三者に譲渡するときは、事前に賃貸人の書面による承諾を得ること、などの特約があった。Aは死亡し、相続...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:185
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、昭和六三年四月当時、静岡市役所清掃課に勤務していた者であるが、同月二三日深夜、白いヘルメットを被ったYが、突然Aの自宅に押し入ってきたので、その対応に出たところ、Yと揉み合いになったが、Yは、所携の果物ナイフでAの胸を刺して殺害し、逃走した。
     ところで、Yは、A...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:189
  • 《解  説》
     一 原告は、マラヤ競馬協会(以下「MRA」という。)に所属し、同協会が統括するマレーシア及びシンガポール国内の競馬場で活躍している日本人騎手である。
     被告は、平成二年九月二六日、その発行する日刊新聞のトップ記事として、「発覚 八百長競馬疑惑」との大見出しの下に、原告が、シンジ...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:193
  • 《解  説》
     一 Xは本件土地を所有し、本件土地の一部をAらに建物所有の目的で賃貸していたところ、Aらから借地権譲渡の承諾を求める調停が起こされ、XがAらから本件建物及び借地権を代金六三〇〇万円で買い受ける調停が成立した。Xの右代金の捻出は、XがYらに本件建物を売却し、Yらのために本件土地の...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:199
  • 《解  説》
     一 本件は、信号機の設置されている交差点における貨物自動車同志の出合い頭の衝突事故であって、被害運転者が即死し、目撃者もいないという態様の交通事故である。被害運転者Aの妻子X1ないしX4は、加害運転者Y1に対しては赤信号無視、制限速度違反があるとして民法七〇九条に基づいて、加害...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:205
  • 《解  説》
     一 X1は、昭和五〇年一月一七日、菊池市内で訴外Aが経営する産婦人科医院において、X2、X3の二女として出生したが、体重一六五〇グラムの未熟児であったため、その後四三日間同医院に入院し、保育器に収容されて酸素投与を受け、その間同市内で眼科医院を経営する眼科医Y3から眼底検査を受...

    引用形式で表示 総ページ数:18 開始ページ位置:211
  • 《解  説》
     Aは、Y市の設置経営する病院で出生し、保育器に仰向けの状態で収容されて保育されていたところ、生後四日目の哺乳時刻にぐったりとした状態(呼吸停止状態)で発見され、Y病院の医師と看護婦・助産婦が直ちに蘇生措置にあたったが、Aは、間もなく死亡した。
     Aの両親Xらは、Aの死因は、Aが...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:228
  • 《解  説》
     一 事案の概要
     A(昭和一七年一二月一三日生、男性)は、左右脇腹、臀部等に赤い発疹ができ、かゆみを覚えるなどしたため、昭和五八年一月二六日午後五時四五分ころ、Y医院を訪れ、Yより診察を受けた。Yは、Aに対して肝臓疾患の有無等を問診し、さらに触診をした上で、Aの症状を外因性皮膚...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:235
  • 《解  説》
     一 Yは、Aから金銭を借受けその支払いのために、昭和五四年一二月二一日、支払期日を白地とする本件約束手形を振り出した。その後、Aは、Xに対して貸金債務を負っていたために、本件約束手形をXに裏書譲渡した。Xは、平成二年一一月一日ころ、本件約束手形の右白地部分を補充した上、支払場所...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:241
  • 《解  説》
     本件は、債権者が、私立中学における過去数年間の入試問題に関し、当該中学から了承を得たうえ、当該問題を掲載するとともに、これに対する解説を加えた問題集を作成し、販売しているところ、債務者が、右解説部分の全部又は一部を無断で盗用し、問題集を作成して販売したとして、複製権の侵害を理由...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:245
  • 《解  説》
     一 本件は、「つぼ八」の営業表示を用いて居酒屋フランチャイズ経営を行う原告が、不正競争防止法一条一項二号に基づいて、被告の使用する「司つぼ八」の営業表示の使用の差止め及び損害賠償を求めたものである。
     被告は、営業地である京都市内での原告営業表示の周知性を争うとともに、不正競争...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:247
  • 《解  説》
     Xは、賃貸目的で本件建物を所有しており、Yは、洋菓子の製造販売を業として本件建物をXから賃借してきたところ、数度の更新後、Xは、建物の老朽化による建て替えを正当事由とする更新拒絶をYに通告し、期間満了後にYに本件建物の明渡しを求めた。
     Yは、明渡しを拒んで本件訴訟となった。
    ...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:258
  • 《解  説》
     一 本件は、店舗を目的とする建物賃貸借(旧借家法適用)において公租公課及び物価の上昇、近隣建物賃料との比較による不相当を理由として半年の間に二度にわたり賃料の増額請求をし、その賃料額の確認を求めるとともに、更新料を支払う旨の特約は法定更新の場合にも適用があるとして、特約に基づく...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:260
  • 《解  説》
     一 本件で、更正の対象となった判決(本件判決)は、X①ないしX④らが、Xらの各所有地と国有里道との境界が本件判決の別紙図面表示のaないしjの各点を順次直線で結んだ線であると主張し、その境界線(本件境界線)を前提としてYに対しXらの各所有地のうち係争部分についての所有権確認、Y所...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:264
  • 静岡地浜松支平5.3.4判決

    《解  説》
     一 本件は、債務者所有の農地に対する仮差押について、債務者から農地を買い受けたが未だ農地法の許可を受けていない第三者が、第三者異議訴訟を提起した事案である。
     第三者(原告)の有する権利は、売主(債務者)に対し農地の所有権を移転するよう求める債権的請求権を有するにとどまるが、こ...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:270
  • 《解  説》
     本判決は、先に本誌七七九号二八三頁で紹介した原判決(大阪地裁平3・11・7第一二刑事部判決)の控訴審判決である。本件は、かねてより弁護士資格を僣称していた被告人が、自己と同姓同名の実在する弁護士の氏名を偽って、同弁護士の所属弁護士会名等の肩書を付した「弁護士報酬金請求について」...

    引用形式で表示 総ページ数:9 開始ページ位置:274
  • 《解  説》
     本件は、オートマチック(AT)車の暴走事故について、運転者の過失が認められた事例である。
     被告人は、車を発進させた後、低速で走行していたが、対向車を認めて車を減速しようとしたところ、車が急加速して暴走し、歩行者一八名に次々と衝突して傷害を負わせる事故に至った。
     被告人は、公...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:282
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