最も長い歴史をもつ判例実務誌
1 自作農創設特別措置法第4条第2項により在村地主とみなされる場合に該当しない一事例 2 小作地の引上げが不適法に行われた場合と自作農創設特別措置法6条の2第2項第4号の適用の有無
昭和22年12月26日法律第241号による自作農創設特別措置法改正前に、牧野について定められた未墾地買収計画に基き、右改正後買収処分をすることができるか
自作農創設特別措置法第6条第3項の買収対価は、憲法第29条第3項の正当な補償といえるか。 自作農創設特別措置法第14条の訴をもって、同法第6条第3項の買収対価を超える増額請求がゆるされるか
自作農創設特別措置法第3条第1項及び第5項各号の特定の号に該当するものとして定められた買収計画を訴願裁決で第5項の他の号の買収計画に転換できるか
1 民法第416条第1項にいわゆる通常生ずべき損害と認むべき一事例 インフレーションによる物価騰貴に基く損害に関する 2 物の引渡を目的とする債務の不履行を原因として契約が解除された場合における填補賠償額算定の標準時期 3 目的物を実見せずになした物の価格の鑑定の結果を証拠として採用することの適否
戦災による損害回避の目的を以てする家屋及び物件の売却は保存行為に当るか 民法第110条の代理権ありと信ずべき正当の事由に当らない一事例
費用と報酬を含めた趣旨で金員の供与を受けた者が一部を更に供与し一部を選挙運動費用等に費消した場合における受供与者から追徴し得る範囲
いわゆる赤線区域の飲食店で売淫に従事する婦女は職業安定法第63条第2号の労働者に当るか その婦女を抱えている飲食店主は労働者を雇用しようとする者か
公職選挙法第237条第2項「氏名を詐称し」とは係員が欺罔されねばならないか 同条第1項の「選挙人でない者が投票をしたとき」の意味
行為者処罰(法定刑は懲役又は罰金)の外事業主も処罰(罰金刑)されるいわゆる両罰規定の存する場合公訴の時効は各別に進行するか
数個の公訴事実(併合罪と認められる)のうち1個又は数個の公訴事実を取り除くには公訴の取消を要するか又は訴因の撤回で足りるか
民法第612条に所謂不法転貸に該当しない一事例 家屋の賃貸期間の満了によって契約が更新せられた場合、自己使用を理由として解約の申入をなしうるか
会社の代表者が自己個人所有の金員と右会社名義で預金したときは、(相手方銀行が右代表者の内心の意思を知らない限り)受入銀行と会社との間に有効な預金契約が成立する
特別都市計画法に基いてなされる区劃整理の際、換地予定地が従前の土地と比較して差等があるという理由のみでは直に右換地指定処分は違法となるものではない
1 白地式譲渡証書添付の払込領収証引渡による株式(引受による権利を含む。以下同じ)譲渡の商慣習 2 払込領収証の性質 3 領収証の権利者の意思に反する占有離脱 4 領収証による株式取得の会社に対する効力 5 株式に対する権利者でない者に名義書換をした上交付した株劵の効力 6 領収証の引換証書性 7 法律上認めることができない商慣習 8 株主権侵害による損害賠償