判例タイムズ

＜巻頭言＞裁判所を低くするもの

朝来二郎   

＜乱帙録＞弁論

古城民也   

平和条約発効後におけるポツダム命令違反事件と刑事裁判

奥田英一    矢崎憲正   

昭和２６年度における労働判例（民事・行政）の回顧

慶谷淑夫   

東京高等裁判所刑事例概観（３）ー昭和２４年１月から昭和２６年２月１日までー

荒川省三   

整理期間経過後に作成された公判調書の効力ー評釈ー

井関照夫   

東京地裁昭26.12.28

株式会社三越事件

最高裁三小法廷昭26.10.30

すでに死亡して著名な人物の氏名で候補者の氏名と類似する氏名を記載した投票の効力

最高裁二小法廷昭26.11.30

１　自作農創設特別措置法第１４条と憲法第３２条　２　買収令書の誤記訂正と自作農創設特別措置法第１４条の訴の出訴期間

自作農創設特別措置法の住所認定の一事例

最高裁二小法廷昭26.12.28

自作農創設特別措置法第１５条第１項第２号により買収し得る宅地と売渡農地との関係

最高裁二小法廷昭26.12.21

手附に関する契約条項の解釈と経験則

最高裁二小法廷昭26.12.21

家屋賃貸借の更新拒絶につき正当の事由ある一事例

最高裁三小法廷昭26.12.25

戦時罹災土地物件令第３条の趣旨

最高裁二小法廷昭26.12.21

相手方の賃借権を承認した者と賃貸借の対抗要件欠缺主張の許否

最高裁三小法廷昭26.11.27

１　賃貸借の解約申入を原因とする家屋明渡講求の訴と訴の提起による解約の申入　２　右の請求事件において訴の提起により解約の効力を認めることの可否

最高裁三小法廷昭26.11.27

１　民法第１９２条にいわゆる善意無過失の意　２　民法第１９４条の回復請求権と物の滅失

最高裁二小法廷昭26.11.2

起訴されていない併合罪にかかる事実を併せて認定して有罪の言渡をした場合と刑訴４１１条の適用

最高裁二小法廷昭26.11.2

文書の写の証拠力

最高裁二小法廷昭26.11.2

証拠書類の証拠調に関する公判調書の記載方法

最高裁三小法廷昭26.11.6

平素正業に従事する場合と常習賭博性の認定賭場開帳図利罪における寺銭の額や徴収方法の判示の要否

最高裁三小法廷昭26.11.13

原審において取り調べたことのない証人の供述を証拠に引用した場合の措置

最高裁一小法廷昭26.11.15

刑訴第３２１条１項２号但書の規定の趣旨

最高裁二小法廷昭26.11.6

出荷証明書なくして重要物資の軍輸送委託をした犯罪の個数

最高裁一小法廷昭26.11.15

故意と違法の認識

最高裁三小法廷昭26.11.20

控訴審において必要的弁護事件について公判期日２日前に弁護人を国選することの適否

最高裁二小法廷昭26.11.27

判決主文中に未決勾留日数を懲役刑または罰金刑の何れに算入するかを明示していない場合の解釈

最高裁三小法廷昭26.11.27

判例と相反する判断をしたことを理由として上告申立をした場合において上告趣意書に判例を具体的に示さない事例

最高裁大法廷昭26.11.28

控訴審において必要的弁護事件について弁護人不出頭のまま公判を開廷した違法と刑訴４１１条の不適用

最高裁二小法廷昭26.11.30

刑訴規則１８３条の方式に適合しない診断書を提出したのみで公判期日を懈怠したことと旧刑訴４０４条にいわゆる正当の事由のない場合

東京地裁昭26.5.17

１　代理人のみ出頭したのに、当事者本人のみ出頭した旨の記載ある調停調書の効力。　２　書面により代理権を証明せず、且つ裁判所の許可を受けないで、代理人が出頭してなした調停の効力。

東京地裁昭26.5.21

１　賃借人が状借物の用法又は現状を変更した場合、賃貸人は、催告を要せず、直ちに、賃貸借を解除しうる旨の特約の意義。　２　賃借人が、賃貸人の承諾を得ないで、営業を変更したときは、賃貸借は当然終了する旨の特約の意義。　３　相当の転居先の提供と解約申入の正当事由。

東京地裁昭26.5.26

鉄道機関士が機関車を運転する場合の注意義務

東京地裁昭26.5.14

指値による株式売却委託者の株券引渡義務不履行と証券業者の買埋権行使の時期

大阪地裁昭26.8.2

政府が売買契約の形式を用いた行為を行政処分と判断した事例